Db2 でのジオデータベースのアップグレード

Standard または Advancedのライセンスで利用可能。

エンタープライズ ジオデータベースをアップグレードする目的は、新機能と修正された不具合を利用するために、ジオデータベースのシステム テーブル、ストアド プロシージャ、タイプ、および機能を更新することです。 使用しているデータベース バージョンが使用する ArcGIS クライアントでサポートされなくなった場合、データベースもアップグレードする必要があります。

ArcGIS Pro または ArcGIS Server の最新バージョンをインストールするか、サービス パック、パッチ、またはホット フィックスを既存のインストールに適用し、ジオデータベースをアップグレードします。

注意:

ジオデータベースをアップグレードしなかった場合でも、使用しているデータベース バージョンが最新のリリースの ArcGIS ソフトウェアでサポートされなくなることがあります。 システム要件を必ず確認して、サポートされているデータベース リリースを引き続き使用するようにしてください。 そのデータベース バージョンがサポートされなくなった場合、ジオデータベースをアップグレードする必要があります。 アップグレードの間隔が長くなるほど、アップグレード プロセスが複雑になります。

ArcGIS Pro 3.3 を使用してジオデータベースをアップグレードする場合、アップグレードされたジオデータベースのバージョンは 11.3.0 になります。

アップグレードの前に必要な手順を完了してから、[ジオデータベースのアップグレード (Upgrade Geodatabase)] ジオプロセシング ツールまたは Python スクリプトを使用してジオデータベースをアップグレードします。

アップグレードする前に

ジオデータベースを含め、エンタープライズ システムをアップグレードする前に、まず計画を立てます。 開発サーバーまたはテスト サーバーで新しいバージョンをテストして、すべてのクライアント アプリケーションで動作することを確認します。

新しいシステムが想定したとおりに機能することが確認できたら、アップグレードのスケジュールを設定します。アップグレードに必要な人員を確保し、各担当者が割り当てられたタスクを実行するために必要な権限を持っていることを確認します。

次の点に注意してください。

  • ベータまたはプレリリース バージョンのソフトウェアからのアップグレードはサポートされません。
  • お使いのデータベース リリースがアップグレード対象の ArcGIS バージョンをサポートしている場合は、10.7.x、10.8.x、10.9.x、または 11.x のジオデータベースから直接アップグレードできます。

    IBM Db2 データベースが最新のリリースのジオデータベースでサポートされていない場合、ジオデータベースを最新のリリースにアップグレードするには、データベースとジオデータベースを複数回アップグレードする必要があります。 ジオデータベースをアップグレードする間隔が長くなるほど、最新リリースのジオデータベースにするために必要なアップグレードの回数が増えます。

    ジオデータベースの中間アップグレードでは、そのジオデータベース バージョンのアップグレード手順に従い、バージョンを移行するたびにジオデータベースをテストします。 同様に、データベース ベンダーから提供されている各データベース バージョンのアップグレード手順に従い、バージョンを移行するたびにテストします。

  • ジオデータベースを以前のバージョンにダウングレードするための正式なメカニズムはありません。 新しいバージョンにアップグレードした後でジオデータベースをダウングレードする場合は、古いジオデータベース バージョンを含むバックアップ ファイルからデータベースを復元することができます。

以下は、ジオデータベースをアップグレードする前に実行する手順のチェックリストです。

  1. 使用する Db2 と ArcGIS のバージョンの組み合わせがサポートされていることを確認してください。 詳細については、「ArcGIS の IBM Db2 データベース要件」をご参照ください。

    ジオデータベースをアップグレードする前に、データベースがサポートされているリリースで、ハードウェアが最小システム要件を満たしている必要があります。

  2. ジオデータベースをアップグレードできるかどうかを確認します。 これを行うには、移行する ArcGIS クライアントのバージョンを、1 台のコンピューターにインストールします。 ArcGIS Desktop をインストールした場合、ジオデータベースに接続し、[データベース プロパティ] ダイアログ ボックスを開いて、ジオデータベースをアップグレードできるかどうかを確認できます。 ArcGIS Server (エンタープライズ エディション) または ArcGIS Engine Geodatabase Update エクステンションをインストールした場合、ArcPyDescribe 関数を使用して、ジオデータベースをアップグレードできるかどうかを確認できます。 次の例では、ジオデータベースへの接続を作成し、ジオデータベースをアップグレードできるかどうかを確認します。
    # Open Python.
    cd /arcgis/server/tools
    ./python
    
    # Create a connection to the geodatabase.
    arcpy.CreateDatabaseConnection_management("/tmp/",
                                              "egdb_connection.sde",
                                              "DB2",
                                              "mydbgdb",
                                              "DATABASE_AUTH",
                                              "sde",
                                              "mysdepassword",
                                              "SAVE_USERNAME")
    
    # Import ArcPy and check the geodatabase release.
    import arcpy
    
    isCurrent = arcpy.Describe('/tmp/egdb_connection.sde').currentRelease
    
    print isCurrent

    false が返された場合、ジオデータベースをアップグレードできます。 true が返された場合、ジオデータベースをアップグレードする必要はありません。 以降の手順を省略してください。

  3. データベースのバックアップを作成します。
  4. sde ユーザーは、不要な接続を PROCESS_INFORMATION システム テーブルから削除するために、MON_GET_CONNECTION 関数を実行する必要があります。 このため、MON_GET_CONNECTION 関数に対する EXECUTE 権限を sde ユーザーに付与します。

    GRANT EXECUTE 
     ON MON_GET_CONNECTION 
     TO SDE;

  5. データベース管理者が SYSIBM.SYSDUMMY1 カタログ ビューに対する SELECT 権限を取り消した場合、管理者は Db2 のジオデータベースに接続するすべてのユーザーに権限を付与する必要があります。

    この権限はデータベースに対する SQL クエリで必要です。

    このカタログ ビューに対する SELECT 権限のないユーザーが接続しようとすると、次のようなエラーが表示されます。

    SQL0551N  "SASHA" does not have the privilege to perform operation "SELECT" on object "SYSIBM.SYSDUMMY1".  SQLSTATE=42501

    このビューに対する SELECT 権限を PUBLIC に付与するには、データベースの DBADM 権限のあるユーザーとしてサイン インして、次のコマンドを実行します。

    GRANT SELECT 
     ON SYSIBM.SYSDUMMY1 
     TO PUBLIC;
  6. データベースの DBADM 権限を sde ユーザーに付与します。

    この権限は、ジオデータベースのアップグレードに必要で、アップグレード後に削除できます。

  7. ArcGIS の外部で、ArcGIS ジオデータベース システム テーブルに追加したカスタム機能 (トリガーや追加のインデックスなど) をすべて削除します。

    アップグレード手順は、ユーザーがシステム テーブルに加えたカスタマイズに対応できません。 このようなカスタマイズによってシステム テーブルのスキーマ変更が妨げられた場合、アップグレードが失敗します。

  8. この時点で、データベースの 2 つ目のバックアップを作成し、これまでの手順で実行した変更内容を保存しておくことをお勧めします。
  9. アップグレードを実行するためにジオデータベースに接続できるコンピューター上に、最新バージョンの ArcGIS クライアント (ArcGIS Pro Desktop Standard または Desktop AdvancedArcGIS Server (エンタープライズ エディション)) をインストールします。
  10. アップグレード対象のジオデータベースへの接続がないことを確認します。

    ジオデータベースに現在接続しているユーザーのリストを確認するには、ArcGIS Pro[ジオデータベース管理] ダイアログ ボックスに移動します。

これで、ジオデータベースをアップグレードできるようになりました。

ジオデータベースのアップグレード

ArcGIS Pro[ジオデータベースのアップグレード (Upgrade Geodatabase)] ツール、または ArcGIS Pro または ArcGIS Server コンピューターで実行する Python スクリプトを使用して、ジオデータベースをアップグレードできます。

注意:

ジオデータベースにブランチ バージョン対応データが含まれている場合は、追加のアップグレード後の手順が必要になる場合があります。 手順については、「ジオデータベースのアップグレード (Upgrade Geodatabase) の詳細」をご参照ください。

[ジオデータベースのアップグレード (Upgrade Geodatabase)] ツールの使用

[ジオデータベースのアップグレード (Upgrade Geodatabase)] ジオプロセシング ツールは、次のいずれかから開きます。

  • データ管理ツールボックス内のジオデータベース管理ツールセット
  • ArcGIS Pro 内の [データベース プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] タブにある [アップグレードの実行] ボタン

[データベース プロパティ] からツールを開いた場合、[入力ジオデータベース] テキスト ボックスにジオデータベース接続情報が事前に入力されています。

Esri では、[前提条件を確認] および [ジオデータベースをアップグレード] オプションをオンのままにすることをお勧めします。 これにより、ジオデータベースのアップグレードを続ける前に、アップグレードを行うための前提条件を満たしているかどうかが確認されます。

前提条件のチェックでは、ジオデータベースへの他のアクティブな接続が検出され、接続しているユーザーにジオデータベースをアップグレードするための十分な権限があるかどうか、データベースが XML 列に対応しているかどうか、すべてのデータセットを開くことができるかどうか、データベースとライブラリのリリースが同じかどうかが確認されます。 前提条件のいずれかが満たされていない場合、ツールは終了します。 アップグレードの手順を再度実行する前に、問題を修正する必要があります。

確認の結果は、ジオプロセシング ツールのダイアログ ボックスで報告されます。 チェックで不合格になった場合は、c:\Users\<user name>\AppData\Local\ESRI\<ArcGIS product> フォルダーにある GDBUpgrade.log ファイルにも結果が書き込まれます。

すべてのチェックに合格した場合、ツールはアップグレードに進みます。 前提条件チェックとアップグレードの状態は、ジオプロセシング ツールの進行状況を示すダイアログ ボックスに表示されます。 アップグレードが失敗すると、情報が GDBUpgrade.log ファイルに書き込まれます。 ユーザーの TEMP ディレクトリにある sde_setup.log ファイルに追加情報が書き込まれます。 ユーザーが一時ディレクトリを構成していない場合は、システムの TEMP ディレクトリが使用されます。

スクリプトの実行

Python スクリプトを使用してジオデータベースをアップグレードするには、以下のサンプル スクリプトのいずれかをテキスト エディターにコピーします。 環境の情報に合わせて、変数の値を変更します。

  • sde ユーザーとして接続しているデータベース接続ファイルがすでに存在する場合、クライアントのオペレーティング システムに適用するスクリプトをコピーしてテキスト エディターに貼り付けた後、環境に固有の情報を使用するように変更し、そのファイルを保存して閉じた後で実行します。
    # Name: upgradesdegdb_example.py
    # Description: Connect from a Windows computer 
    # with an existing database connection file 
    # and upgrade an enterprise geodatabase
    
    # Import arcpy module
    import arcpy
     
    # Local variables:
    Output_Workspace = "C:\\ArcGIS\connection_files\<Connection file>"
    Default_gdb = "C:\\ArcGIS\connection_files\<Connection file>"
    
    # Process: Upgrade Geodatabase
    arcpy.UpgradeGDB_management(Default_gdb, "PREREQUISITE_CHECK", "UPGRADE")
    # Name: upgradesdegdb_example.py
    # Description: Connect from a Linux or UNIX computer 
    # with an existing database connection file 
    # and upgrade an enterprise geodatabase
    
    # Import arcpy module
    import arcpy
     
    # Local variables:
    Output_Workspace = "<user>/connections/<Connection_file>"
    Default_gdb = "<user>/connections/<Connection_file>"
    
    # Process: Upgrade Geodatabase
    arcpy.UpgradeGDB_management(Default_gdb, "PREREQUISITE_CHECK", "UPGRADE")
  • アップグレードのスクリプティングを行うコンピューター上にデータベース接続ファイルがない場合、次のスクリプトをコピーして、環境に固有の情報をコマンド ラインに入力できます。
    """
    Name: upgrade_gdb.py
    Description: Provide connection information to an Enterprise geodatabase 
    and upgrade the geodatabase
    Type upgrade_gdb.py -h or upgrade_gdb.py --help for usage
    """
    
    # Import system modules
    import arcpy
    import os
    import optparse
    import sys
    
    
    # Define usage and version
    parser = optparse.OptionParser(usage = "usage: %prog [Options]", version="%prog 2.0; valid for 10.1 only")
    
    #Define help and options
    parser.add_option ("--DBMS", dest="Database_type", type="choice", choices=['SQLSERVER', 'ORACLE', 'POSTGRESQL', 'DB2','INFORMIX','DB2ZOS',''], default="", help="Type of enterprise DBMS:  SQLSERVER, ORACLE, or POSTGRESQL.")
    parser.add_option ("-i", dest="Instance", type="string", default="", help="DBMS instance name")
    parser.add_option ("--auth", dest="account_authentication", type ="choice", choices=['DATABASE_AUTH', 'OPERATING_SYSTEM_AUTH'], default='DATABASE_AUTH', help="Authentication type options (case-sensitive):  DATABASE_AUTH, OPERATING_SYSTEM_AUTH.  Default=DATABASE_AUTH")
    parser.add_option ("-u", dest="User", type="string", default="", help="Geodatabase administrator user name")
    parser.add_option ("-p", dest="Password", type="string", default="", help="Geodatabase administrator password")
    parser.add_option ("--upgrade", dest="Upgrade", type="choice", choices=['TRUE', 'FALSE'], default="FALSE", help="Upgrade Options (case-sensitive):  TRUE=Perform Pre-requisite check and upgrade geodatabase, FALSE=Perform Pre-requisite check only.  Default=FALSE")                   
    parser.add_option ("-D", dest="Database", type="string", default="none", help="Database name:  Not required for Oracle")
    
    
    # Check if value entered for option
    try:
    	(options, args) = parser.parse_args()
    
    	
    #Check if no system arguments (options) entered
    	if len(sys.argv) == 1:
    		print("%s: error: %s\n" % (sys.argv[0], "No command options given"))
    		parser.print_help()
    		sys.exit(3)
    
    	#Usage parameters for spatial database connection to upgrade
    	account_authentication = options.account_authentication.upper()
    	username = options.User.lower() 
    	password = options.Password	
    	do_upgrade = options.Upgrade
    	database = options.Database.lower()
    	database_type = options.Database_type.upper()
    	instance = options.Instance
    	
    	if (database_type == ""):
    		print("\nDatabase type must be specified!\n")
    		parser.print_help()
    		sys.exit(3)
    	
    	if (database_type == "SQLSERVER"):
    		database_type = "SQL_SERVER"
    	
    	# Get the current product license
    	product_license=arcpy.ProductInfo()
    	
    	# Checks required license level to upgrade
    	if product_license.upper() == "ARCVIEW" or product_license.upper() == 'ENGINE':
    		print("\n" + product_license + " license found!" + "  Enterprise geodatabase upgrade requires an ArcGIS Desktop Standard or Advanced, ArcGIS Engine with the Geodatabase Update extension, or ArcGIS Server license.")
    		sys.exit("Re-authorize ArcGIS before upgrading.")
    	else:
    		print("\n" + product_license + " license available!  Continuing to upgrade...")
    		arcpy.AddMessage("+++++++++")
    	
    	# Local variables
    	instance_temp = instance.replace("\\","_")
    	instance_temp = instance_temp.replace("/","_")
    	instance_temp = instance_temp.replace(":","_")
    	Conn_File_NameT = instance_temp + "_" + database + "_" + username     
    	
    	if os.environ.get("TEMP") == None:
    		temp = "c:\\temp"	
    	else:
    		temp = os.environ.get("TEMP")
    	
    	if os.environ.get("TMP") == None:
    		temp = "/usr/tmp"		
    	else:
    		temp = os.environ.get("TMP")  
    	
    	Connection_File_Name = Conn_File_NameT + ".sde"
    	Connection_File_Name_full_path = temp + os.sep + Conn_File_NameT + ".sde"
    	
    	# Check for the .sde file and delete it if present
    	arcpy.env.overwriteOutput=True
    	if os.path.exists(Connection_File_Name_full_path):
    		os.remove(Connection_File_Name_full_path)
    	
    	print("\nCreating Database Connection File...\n")
    	# Process: Create Database Connection File...
    	# Usage:  out_file_location, out_file_name, DBMS_TYPE, instnace, database, account_authentication, username, password, save_username_password(must be true)
    	arcpy.CreateDatabaseConnection_management(out_folder_path=temp, out_name=Connection_File_Name, database_platform=database_type, instance=instance, database=database, account_authentication=account_authentication, username=username, password=password, save_user_pass="TRUE")
            for i in range(arcpy.GetMessageCount()):
    		if "000565" in arcpy.GetMessage(i):   #Check if database connection was successful
    			arcpy.AddReturnMessage(i)
    			arcpy.AddMessage("\n+++++++++")
    			arcpy.AddMessage("Exiting!!")
    			arcpy.AddMessage("+++++++++\n")
    			sys.exit(3)            
    		else:
    			arcpy.AddReturnMessage(i)
    			arcpy.AddMessage("+++++++++\n")
    			
    	# Check whether geodatabase needs upgrade
    	isCurrent = arcpy.Describe(Connection_File_Name_full_path).currentRelease
    	
    	if isCurrent == True:
    		print("The geodatabase is already at the current release and cannot be upgraded!")
    		sys.exit("Upgrade did not run.")
    	
    	
    	# Process: Upgrade geodatabase...
    	try:
    		if do_upgrade.lower() == "true":
    			print("Upgrading Geodatabase...\n")
    			arcpy.UpgradeGDB_management(input_workspace=Connection_File_Name_full_path, input_prerequisite_check="PREREQUISITE_CHECK", input_upgradegdb_check="UPGRADE")
    			for i in range(arcpy.GetMessageCount()):
    				arcpy.AddReturnMessage(i)
    			arcpy.AddMessage("+++++++++\n")
    	
    		else:
    			print("Running Pre-Requisite Check...\n")
    			arcpy.UpgradeGDB_management(input_workspace=Connection_File_Name_full_path, input_prerequisite_check="PREREQUISITE_CHECK", input_upgradegdb_check="NO_UPGRADE")
    			for i in range(arcpy.GetMessageCount()):
    				arcpy.AddReturnMessage(i)
    			arcpy.AddMessage("+++++++++\n")
    		
    	        
    	except:
    		for i in range(arcpy.GetMessageCount()):
    			arcpy.AddReturnMessage(i)
    		
    	if os.path.exists(Connection_File_Name_full_path):
    		os.remove(Connection_File_Name_full_path)
    	
    #Check if no value entered for option	
    except SystemExit as e:
    	if e.code == 2:
    		parser.usage = ""
    		print("\n")
    		parser.print_help()
    		parser.exit(2)
    たとえば、テキスト ファイルを gdbupgrade として保存した場合、カタログ化されたデータベースが mydbgdb であれば、コマンド プロンプトで以下を入力します。

    gdbupgrade --DBMS DB2 -i mydbgdb --auth DATABASE_AUTH -u sde -p mysdepassword --upgrade TRUE