「サブネットワーク」は、層内のトポロジ的な下位部分を表し、そこでは、接続されているすべての通過可能なネットワーク フィーチャが同じサブネットワーク コントローラー (1 つまたは複数) によって定義されます。
サブネットワークが更新されると、「サブネットワーク テーブル」内の情報、フィーチャおよびオブジェクトに関する属性が更新され、「SubnetLine フィーチャクラス」内のサブネットワーク ラインを作成または更新することができます。
サブネットワーク更新操作は「サブネットワークの検索」ウィンドウから、または「サブネットワークの更新」ジオプロセシング ツールを使用して実行でき、単一の層にある 1 つのサブネットワークまたはすべてのサブネットワークを更新することができます。 サブネットワークの更新操作中に「一貫性の検証」エラーまたはサブネットワーク「エラー」が検出された場合、操作は失敗し、「サブネットワークのステータス」に無効のマークが付けられます。
サブネットワークがデフォルト バージョンで更新されると、そのサブネットワーク内のすべてのフィーチャとオブジェクトのジオメトリ、「サブネットワーク名属性」、Is connected 属性 、反映された値が更新されます。 デフォルトの編集モード オプションを使用してサブネットワークの更新操作を名前付きバージョンに対して実行する場合、これらの同じ更新は、バージョン内で編集されたフィーチャとオブジェクトに制限されます。
詳細:
ユーティリティ ネットワーク バージョン 4 以降では「サブネットワーク定義の設定」ジオプロセシング ツールの [名前付きバージョンの編集モード] パラメーターを使用して、名前付きバージョンのデフォルトのイベント動作をサブネットワーク更新ポリシーの一部として変更できます。要件
[サブネットワークの更新 (Update Subnetwork)] ツールを使用するには、次の要件が満たされている必要があります。
- エンタープライズ ジオデータベースを操作する場合、[入力ユーティリティ ネットワーク] パラメーターは、ユーティリティ ネットワーク サービスから取得する必要があります。
- サブネットワークに 1 つ以上の「サブネットワーク コントローラー」があります。
- ネットワーク トポロジが、有効化されている必要があります。
- 「サブネットワーク テーブル」内で、更新するサブネットワークのサブネットワーク コントローラーに「ダーティ」のマークが付けられています。
- サブネットワークを定義するネットワーク フィーチャに対してダーティ エリアがありません。
- 編集内容は、すべて保存する必要があります。
層内の 1 つのサブネットワークまたはすべてのサブネットワークの更新
[サブネットワークの更新 (Update Subnetwork)] ツールを使用して、層の 1 つ以上のサブネットワークを更新するには、次の手順を実行します。
注意:
[サブネットワークの検索] ウィンドウを使用して、サブネットワークを探索および更新することもできます。 このウィンドウを使用してサブネットワークを更新した場合、ジオプロセシングは迂回され、「ジオプロセシング履歴」はログに記録されません。 「[サブネットワークの検索] ウィンドウの使用」方法の詳細- [解析] タブの [ジオプロセシング] グループで、[ツール] をクリックして [ジオプロセシング] ウィンドウを開きます。
- [ジオプロセシング] ウィンドウで、[サブネットワークの更新] を検索して選択します。
- [入力ユーティリティ ネットワーク] で、ユーティリティ ネットワークを選択します。
- [ドメイン ネットワーク] ドロップダウン矢印をクリックして、ドメイン ネットワークを選択します。
- [層] ドロップダウン矢印をクリックして、層を選択します。
- [層内のすべてのサブネットワーク] チェックボックスをオンまたはオフにして、層に含まれるすべてのサブネットワークを更新するかどうかを指定します。
- オン - 指定した層に含まれているすべてのサブネットワークを更新します。 これがデフォルトです。
詳細:
このオプションは、非同期処理を使用してサブネットワークを更新します。 これは、ユーティリティ ネットワークのジオプロセシング タスク用に予約されているシステムの UtilityNetworkTools ジオプロセシング サービスを使用し、7,200 秒 (120 分) のデフォルトのタイムアウト設定が長くなります。
- オフ - 指定した層の特定のサブネットワークを更新します。
詳細:
このオプションは、非同期処理を使用して特定のサブネットワークを更新します。タイムアウト設定は 1,800 秒 (30 分) です。
- オン - 指定した層に含まれているすべてのサブネットワークを更新します。 これがデフォルトです。
- [層内のすべてのサブネットワーク] がオフの場合、[サブネットワーク名] パラメーターが使用できます。 [サブネットワーク名] ドロップダウン矢印をクリックして、更新するサブネットワーク名を選択します。
- [層内のすべてのサブネットワーク] をオンにする場合、必要に応じて [エラー時に続行] をオンにします。 このオプションは、サブネットワークの更新プロセスにおけるエラーの処理方法を決定します。
- オフ - 指定した層のサブネットワークは、エラーが発生するまで更新されます。 ツールの結果に特定のエラーの詳細が報告され、「ArcGIS Server ログ」で確認できます。
- オン - 指定した層のすべてのサブネットワークに対して更新操作が試みられます。 1 つまたは複数のサブネットワークでエラーが発生してもサブネットワークの更新プロセスは続行され、ツールの結果内に一般的な警告メッセージが返されます。 層に対して更新できなかった特定のサブネットワークは、詳細に記録され、「ArcGIS Server ログ」で確認できます。 「サブネットワーク テーブル」を参照して、指定した層に対してダーティのままのサブネットワークを確認することもできます。
- [実行] をクリックします。
指定したサブネットワークが更新されます。
サブネットワークの更新プロセスが完了した後に、「サブネットワーク テーブル」を確認し、Is Dirty 属性およびその他のサブネットワーク属性を調べます。