LRS ロック テーブル

Location Referencing ライセンスで利用可能です。

[LRS ロック] テーブルを使用すると、ライン ロック、ルート ロックおよびイベント ロックを表示および解除できます。 既存の Location Referencing ロックを表示したり、新しいロックを取得したり、既存のロックを解除したりできます。

ロック タイプを区別する最も簡単な方法は、[イベント] 列の内容を確認することです。 [イベント] 列のセルに値が格納されている場合、ロックはイベント ロックです。 [イベント] 列のセルが空白の場合、ロックはルート ロックです。

次に、LRS ロック テーブルのイベント ロックとルート ロックの例を示します。

LRS ロック テーブル、イベント列
ユーザー別に LRS ロック テーブルのロック タイプを特定。

LRS ロック テーブルには、ルート、ライン、およびイベント ロックが含まれています。 上記のポイント 2 で、[イベント] 列のセルに値が格納されているため、ロックはイベント ロックです。 上記のポイント 1 で、[イベント] 列のセルが空白のため、ロックはルート ロックまたはライン ロックです。

ロック テーブルで使用できるツール

ツールツール名ツールの説明

選択

すべて選択

すべて選択

ロック テーブル内のすべてのレコードを選択して、マップ上に選択を表示します。

選択にズーム

ズーム

マップ上でハイライト表示されたロックに関連付けられたルートにズームします。

選択の切り替え

選択の切り替え

選択した行を切り替えます。

選択解除

選択解除

テーブル内の選択した行を解除します。

コピー

選択のコピー

選択した行をコピーします。

ロックの解除

選択したロックを解除

選択したロックを解除

選択した行からロックを解除します。 このツールは、選択したすべての行の解除可能ステータス値が [Yes] に設定されている場合にのみ使用できます。

ロックの解除の詳細

すべてをリリース

解除可能なロックをすべて解除

解除可能ステータス値が [Yes] のロックをすべて解除します。 行を選択する必要はありません。

ハイライト表示されたロックを解除

ハイライト表示されたロックを解除

ハイライト表示された行からロックを解除します。 このツールは、ハイライト表示されたすべての行の解除可能ステータス値が [Yes] に設定されている場合にのみ使用できます。

ロックの解除の詳細

ハイライト

ハイライトの選択解除

ハイライトの選択解除

ハイライトされた行を現在の選択セットから削除します。

ハイライトを再選択

ハイライトを再選択

現在の選択セットをハイライトされた行 (のみ) に更新します。

ハイライト表示の切り替え

ハイライト表示の切り替え

ハイライトされた行を切り替えます。

ハイライト表示の解除

ハイライト表示の解除

現在ハイライトしている行の選択を解除します。

行を右クリック

フラッシュ

フラッシュ

マップでルートをフラッシュさせます。

選択にズーム

選択にズーム

マップ上のルートにズームします。

選択に移動

選択に移動

マップ上のルートに画面移動 (中央) します。

選択/選択解除

選択/選択解除

テーブル内およびマップ上の行を選択または選択解除します。

ハイライト/ハイライト解除

ハイライト/ハイライト解除

テーブル内およびマップ上の行をハイライトまたはハイライト解除します。

ポップアップ

ポップアップ

ルートの属性をマップ上に表示します。

ロック テーブルを開く

[Location Referencing] タブの [ロック テーブル] ボタン LRS ロック テーブル は、競合の防止を有効にした LRS からの LRS ネットワークが [コンテンツ] ウィンドウに追加されている場合に使用できます。

  1. ArcGIS Pro を起動して、競合の防止を有効にした LRS からの LRS ネットワークを含むプロジェクトを開きます。
  2. [Location Referencing] タブの [ロック テーブル] ボタン LRS ロック テーブル をクリックして、テーブルを開きます。

LRS ロック テーブルのフィルター

[ネットワーク][ユーザー][バージョン][イベント]、および [ライン] 列で利用可能なフィルターを使用して、LRS ロック テーブル内のロックをフィルターできます。 フィルターを単独または組み合わせて使用して、条件に一致したロックだけを表示できます。 LRS ロック テーブルをフィルターするには、次の手順を実行します。

  1. 必要に応じて、ドロップダウン メニューでフィルター値を選択します。

    選択したフィルター値が青色でハイライト表示され、適用されていないことを示します。

    フィルターを使用した LRS ロック テーブル
    フィルターの青いセルは、フィルターがまだ適用されていないことを示しています。
  2. 適用をクリックします。

    LRS ロック テーブルが、フィルター値に基づいてフィルターされます。

    フィルター適用後の LRS ロック テーブル
    フィルター適用後、セルは青色でなくなります。

解除可能なロック

ロックは、[解除可能] 列が [Yes] の場合のみ解除できます。

ロック テーブルの解除可能列の説明

解除可能ステータス理由

Yes

ロックはサイン インしているユーザーによって所有され (すべてのバージョン)、ルートまたはイベントは編集されていません。

On Post

ロックはサイン インしているユーザーによって所有され (すべてのバージョン)、ルートまたはイベントは編集されています。

No

ロックは別のユーザーが所有しています。

ロックを解除するには、解除可能ステータス値が [Yes] の行を選択して、[選択したロックを解除] ボタン 選択したロックを解除 をクリックします。 または、[解除可能なロックをすべて解除] ボタン すべてをリリース をクリックすると、行を選択しないで、解除可能ステータス値が [Yes] のロックをすべて解除できます。

解除可能ステータスへのユーザーとバージョンの影響

ロック テーブルに示される解除可能ステータスは、サイン インしているユーザーと編集されるデータベース バージョンに依存しています。

次に、user22 がバージョン 2 を使用して、サイン インしている LRS ロック テーブルの例を示します。

user22 による LRS ロック テーブル
user22 およびバージョン 2 でサイン インしている場合のロック テーブル。

1

バージョン 2 を使用して、user22 により、ロックが取得され、編集内容が保存されたため、解除可能ステータス値が [On Post] になりました。

2

バージョン 2 を使用して、user22 により、ロックが取得されたが、編集内容は保存されなかったため、解除可能ステータスが [Yes] になりました。

3

バージョン 1 を使用して、user11 により、ロックが取得されたが、ログインしたユーザー (user22) は、ロックを取得しなかったため、解除可能ステータスが [No] になりました。

次に、user11 がバージョン 1 を使用して、サイン インしている LRS ロック テーブルの例を示します。

user11 による LRS ロック テーブル
user11 およびバージョン 2 でサイン インしている場合のロック テーブル。

1

バージョン 1 を使用して、user11 により、ロックが取得されたが、編集内容は保存されなかったため、解除可能ステータス値が [Yes] になりました。

2

バージョン 2 を使用して、user22 により、ロックが取得されたが、サイン インしているユーザー (user11) は、ロックを取得しなかったため、解除可能ステータスが [No] になりました。