ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力フィーチャ | バッファー処理するポイント、ライン、またはポリゴン フィーチャ。 これらのバッファーを使用して、入力集計フィーチャが集計されます。 | Feature Layer |
入力サマリー フィーチャ | 集計されるポイント フィーチャ、ライン フィーチャ、またはポリゴン フィーチャ。 | Feature Layer |
出力フィーチャクラス | バッファーが作成された入力フィーチャ、入力フィーチャの属性、および各バッファー内のポイントの数、ラインの長さ、ポリゴンの面積、バッファー内のフィーチャについての統計情報に関する新しい属性が格納される出力ポリゴン フィーチャクラス。 | Feature Class |
距離の計測方法 | バッファー エリアの生成に使用される距離測定タイプを指定します。 走行距離と運転時間は道路網を使用し、一方通行などの規制に従います。 運転時間は、現在の道路標識の速度制限に従います。 運転時間と走行距離の計測オプションを使用するには、ネットワーク解析権限を持っている ArcGIS Online の組織アカウントでサイン インする必要があります。 このツールが正常に実行されるたびに、使用したサービスとサービスから返される結果に基づき、サブスクリプションからクレジットが消費されます。 クレジット ページに、クレジットの詳細が記載されています。 直線距離を除くすべての距離タイプは、すべて ArcGIS Online のルート サービスとネットワーク サービスを使用します。
| String |
距離 | 検索距離 (直線距離、走行距離、トラック輸送距離、または歩行距離の場合) または移動時間 (運転時間、トラック輸送時間、または歩行時間の場合) を定義する距離の値。 入力した距離以内にあるフィーチャが集計されます。 複数の値を指定できます。 各入力フィーチャの周囲に、距離ごとに 1 つのエリアが生成されます。 | Double |
距離単位 (オプション) | 距離の値に使用する単位を指定します。
| String |
時刻 (オプション) | 移動時間中に交通状況が考慮される日付または時刻。 交通状況は、特に市街地では、指定した移動時間以内にカバーされるエリアに大きな影響を与える場合があります。 日付も時間も指定しない場合、指定した移動時間以内にカバーされる距離は交通状況の影響を受けません。 交通状況は、このパラメーターで指定した日時に応じてライブまたは標準 (履歴) になります。 Esri によって過去 12 時間のライブ交通状況データが保存され、未来へ 12 時間延長した予測データが参照されます。 指定した日時がこの 24 時間の範囲に含まれる場合は、ライブ交通状況が使用されます。 指定した日時がこの時間範囲から外れている場合は、履歴交通状況が使用されます。 | Date |
タイム ゾーン (オプション) | 指定した時刻に使用されるタイム ゾーンを指定します。 タイム ゾーンは、ローカル時間または UTC (協定世界時) で指定できます。
| String |
ポイントを含まないポリゴンを維持 (オプション) | 出力フィーチャクラスに入力フィーチャのすべてのバッファーをコピーするか、または 1 つ以上の入力集計フィーチャが交差しているか含まれているバッファーのみをコピーするのかを指定します。
| Boolean |
サマリー フィールド (オプション) | 入力集計フィーチャの属性フィールド名、および、それらの属性フィールドについて計算する統計サマリー タイプのリスト。統計サマリーは、各入力フィーチャのバッファーに含まれるすべてのポイントについて計算されます。 サマリー フィールドの値は数値でなければなりません。 テキストなどの他の属性フィールド タイプはサポートされていません。 サポートされている統計情報タイプとしては、次のものがあります。
| Value Table |
シェープ サマリー属性の追加 (オプション) | 各入力フィーチャのバッファー内で集計されたポイントの数、ラインの長さ、およびポリゴンフィーチャの面積に関する属性 (シェープ サマリー属性) を、出力フィーチャクラスに追加するかどうかを指定します。
| Boolean |
シェープの単位 (オプション) | シェープ サマリー属性の計算時に使用される単位を指定します。 入力集計フィーチャがポイントである場合は、各入力フィーチャのバッファー内のポイント数が加算されるだけなので、シェープの単位は必要ありません。 入力サマリー フィーチャがラインである場合は、距離単位を指定します。 入力サマリー フィーチャがポリゴンである場合は、面積単位を指定します。
| String |
グループ フィールド (オプション) | グループ化に使用される入力集計フィーチャの属性フィールド。 同じグループ フィールド値を持つフィーチャがまとまって結合されて、集計されます。 グループ フィールドが指定されている場合、追加の出力グループ化テーブルが作成されるため、そのテーブルの場所を指定する必要があります。 [出力グループ化テーブル] パラメーターは、グループ フィールドを使用する場合に必要になります。 | Field |
最少頻値属性および最頻値属性の追加 (オプション) | 各入力フィーチャのバッファー内のグループ フィールドの最少頻値 (最も少ない値) および最頻値 (最も多い値) を出力に追加するかどうかを指定します。 このパラメーターは、[グループ フィールド] パラメーターの値を指定した場合に有効になります。
| Boolean |
グループの割合の追加 (オプション) | 割合属性フィールドを出力に追加するかどうかを指定します。 このパラメーターを指定すると、各グループ内で各属性値の割合を求めることができます。 このパラメーターは、[グループ フィールド] パラメーターの値を指定した場合に有効になります。
| Boolean |
出力グループ化テーブル (オプション) | 出力テーブルには、入力フィーチャのバッファーごとに、集計フィーチャのグループ別の集計フィールドが含まれます。 グループ フィールドを指定した場合、グループ化された出力テーブルが必要になります。 このテーブルには、以下の属性フィールドが含まれます。
| Table |
サマリー
入力レイヤー内のフィーチャから指定した距離の範囲内にあるフィーチャを検出し、それらの近接フィーチャについて統計情報を計算します。 距離は、直線距離、運転時間距離 (10 分以内など)、または走行距離 (5 キロメートル以内など) で計測できます。 運転時間と走行距離を計測するには、ネットワーク解析権限を持っている ArcGIS Online の組織アカウントでサイン インする必要があります。 どちらの計測オプションでもクレジットが消費されます。
[近接範囲内での集計 (Summarize Nearby)] を使用する例として、以下のシナリオがあります。
- 提案されている新しい店舗の場所から運転時間が 5 分以内の総人口を計算する。
- 店舗へのアクセス性の尺度として使用するために、提案された新しい店舗の場所からの走行距離が 1 マイル以内にある高速道路の出入り口の数を計算する。
図
使用法
複数の距離を指定することができ、各入力フィーチャの周囲に、距離の値ごとに 1 つのエリアが生成されます。 たとえば、2 つの距離を指定した場合、各入力フィーチャに対して 2 回バッファーが作成され、出力には、1 つの入力フィーチャにつき 2 つ (距離ごとに 1 つ) のエリアが含まれます。
[近接範囲内での集計 (Summarize Nearby)] ツールと [エリア内での集計 (Summarize Within)] ツールは、概念的に同じです。 [近接範囲内での集計 (Summarize Nearby)] ツールでは、ポイント、ライン、またはポリゴンの周囲にエリアを生成し、これらのエリア内のフィーチャを集計することができます。 [エリア内での集計 (Summarize Within)] ツールでは、既存のポリゴン内のフィーチャを集計することができます。
グループ フィールドを指定することで、入力ポイントからグループを作成できます。 たとえば、近隣境界から一定の距離内で発生した犯罪を集計する場合に、5 つの犯罪タイプを持つ Crime_type 属性があるとします。 個別の犯罪タイプごとに 1 つのグループが形成され、選択した統計情報が Crime_type の個別の値に対して計算されます。
すべての統計計算から NULL 値が除外されます。 たとえば、10、5、および NULL 値の平均は 7.5 です ((10+5)/2)。
ライセンス:
運転時間と走行距離の計測オプションを使用するには、ネットワーク解析権限を持っている ArcGIS Online の組織アカウントでサイン インする必要があります。 このツールが正常に実行されるたびに、使用したサービスとサービスから返される結果に基づき、サブスクリプションからクレジットが消費されます。 クレジット ページに、クレジットの詳細が記載されています。
パラメーター
arcpy.analysis.SummarizeNearby(in_features, in_sum_features, out_feature_class, distance_type, distances, {distance_units}, {time_of_day}, {time_zone}, {keep_all_polygons}, {sum_fields}, {sum_shape}, {shape_unit}, {group_field}, {add_min_maj}, {add_group_percent}, {Output_Grouped_Table})
名前 | 説明 | データ タイプ |
in_features | バッファー処理するポイント、ライン、またはポリゴン フィーチャ。 これらのバッファーを使用して、入力集計フィーチャが集計されます。 | Feature Layer |
in_sum_features | 集計されるポイント フィーチャ、ライン フィーチャ、またはポリゴン フィーチャ。 | Feature Layer |
out_feature_class | バッファーが作成された入力フィーチャ、入力フィーチャの属性、および各バッファー内のポイントの数、ラインの長さ、ポリゴンの面積、バッファー内のフィーチャについての統計情報に関する新しい属性が格納される出力ポリゴン フィーチャクラス。 | Feature Class |
distance_type | バッファー エリアの生成に使用される距離測定タイプを指定します。 走行距離と運転時間は道路網を使用し、一方通行などの規制に従います。 運転時間は、現在の道路標識の速度制限に従います。 運転時間と走行距離の計測オプションを使用するには、ネットワーク解析権限を持っている ArcGIS Online の組織アカウントでサイン インする必要があります。 このツールが正常に実行されるたびに、使用したサービスとサービスから返される結果に基づき、サブスクリプションからクレジットが消費されます。 クレジット ページに、クレジットの詳細が記載されています。 直線距離を除くすべての距離タイプは、すべて ArcGIS Online のルート サービスとネットワーク サービスを使用します。
| String |
distances [distance,...] | 検索距離 (直線距離、走行距離、トラック輸送距離、または歩行距離の場合) または移動時間 (運転時間、トラック輸送時間、または歩行時間の場合) を定義する距離の値。 入力した距離以内にあるフィーチャが集計されます。 複数の値を指定できます。 各入力フィーチャの周囲に、距離ごとに 1 つのエリアが生成されます。 | Double |
distance_units (オプション) | 距離の値に使用する単位を指定します。
| String |
time_of_day (オプション) | 移動時間中に交通状況が考慮される日付または時刻。 交通状況は、特に市街地では、指定した移動時間以内にカバーされるエリアに大きな影響を与える場合があります。 日付も時間も指定しない場合、指定した移動時間以内にカバーされる距離は交通状況の影響を受けません。 交通状況は、このパラメーターで指定した日時に応じてライブまたは標準 (履歴) になります。 Esri によって過去 12 時間のライブ交通状況データが保存され、未来へ 12 時間延長した予測データが参照されます。 指定した日時がこの 24 時間の範囲に含まれる場合は、ライブ交通状況が使用されます。 指定した日時がこの時間範囲から外れている場合は、履歴交通状況が使用されます。 | Date |
time_zone (オプション) | 指定した時刻に使用されるタイム ゾーンを指定します。 タイム ゾーンは、ローカル時間または UTC (協定世界時) で指定できます。
| String |
keep_all_polygons (オプション) | 出力フィーチャクラスに入力フィーチャのすべてのバッファーをコピーするのか、それとも 1 つ以上の入力集計フィーチャが交差しているか含まれているバッファーのみをコピーするのかを指定します。
| Boolean |
sum_fields [[summary_field, statistic_type],...] (オプション) | 入力集計フィーチャの属性フィールド名、および、それらの属性フィールドについて計算する統計サマリー タイプのリスト。統計サマリーは、各入力フィーチャのバッファーに含まれるすべてのポイントについて計算されます。 サマリー フィールドの値は数値でなければなりません。 テキストなどの他の属性フィールド タイプはサポートされていません。 サポートされている統計情報タイプとしては、次のものがあります。
| Value Table |
sum_shape (オプション) | 各入力フィーチャのバッファー内で集計されたポイントの数、ラインの長さ、およびポリゴンフィーチャの面積に関する属性 (シェープ サマリー属性) を、出力フィーチャクラスに追加するかどうかを指定します。
| Boolean |
shape_unit (オプション) | シェープ サマリー属性の計算時に使用される単位を指定します。 入力集計フィーチャがポイントである場合は、各入力フィーチャのバッファー内のポイント数が加算されるだけなので、シェープの単位は必要ありません。 入力サマリー フィーチャがラインである場合は、距離単位を指定します。 入力サマリー フィーチャがポリゴンである場合は、面積単位を指定します。
| String |
group_field (オプション) | グループ化に使用される入力集計フィーチャの属性フィールド。 同じグループ フィールド値を持つフィーチャがまとまって結合されて、集計されます。 グループ フィールドが指定されている場合、追加の出力グループ化テーブルが作成されるため、そのテーブルの場所を out_grouped_table パラメーターで指定する必要があります。 | Field |
add_min_maj (オプション) | 各入力フィーチャのバッファー内のグループ フィールドの最少頻値 (最も少ない値) および最頻値 (最も多い値) を出力に追加するかどうかを指定します。 このパラメーターは、group_field パラメーターの値を指定した場合に有効になります。
| Boolean |
add_group_percent (オプション) | 各グループ内の各属性値の割合を出力に追加するかどうかを指定します。 このパラメーターを指定すると、各グループ内で各属性値の割合を求めることができます。 このパラメーターは、group_field パラメーターの値を指定した場合に有効になります。
| Boolean |
Output_Grouped_Table (オプション) | 出力テーブルには、入力フィーチャのバッファーごとに、集計フィーチャのグループ別の集計フィールドが含まれます。 グループ フィールドを指定した場合、グループ化された出力テーブルが必要になります。 このテーブルには、以下の属性フィールドが含まれます。
| Table |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトは、SummarizeNearby 関数の使用方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data/city.gdb"
arcpy.analysis.SummarizeNearby("new_store_location", "census_blocks",
"new_store_population", "STRAIGHT_LINE", "1;2",
"Miles", "", "", "KEEP_ALL", "Pop2014 SUM")
次のスタンドアロン スクリプトは、SummarizeNearby 関数をスクリプティング環境で使用する方法の例を示しています。
# Description: Use SummarizeNearby to summarize population
# import system modules
import arcpy
# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/data/city.gdb"
# Set local variables
newStore = "new_store_location"
censusInfo = "census_blocks"
outFeatureClass = "crimes_aggregated"
distanceType = "TRAVEL_TIME"
distance = "10;20"
distanceUnit = "Minutes"
time = "10/15/2014 2:14:19 PM"
timeZone = "GEOLOCAL"
keepPolys = True
sumFields = [["Pop2010", "Sum"],["OWNERS", "Sum"]]
addShapeSum = True
arcpy.analysis.SummarizeNearby(newStore, censusInfo, outFeatureClass,
distanceType, distance, distanceUnit,
time, timeZone, keepPolys, sumFields,
addShapeSum)
環境
ライセンス情報
- Basic: Yes
- Standard: Yes
- Advanced: Yes