カテゴリ ラスターの集約 (Summarize Categorical Raster) (Image Analyst)

Image Analyst ライセンスで利用できます。

サマリー

入力カテゴリ ラスターの各スライス内にある各クラスのピクセル数を格納するテーブルを生成します。

使用法

  • このツールを使用して、多次元カテゴリ ラスター データセット内の各スライスのカテゴリごとのピクセル数を計算します。 たとえば、30 年間の土地被覆データを含む多次元ラスターの土地被覆クラスごとのピクセル数を計算します。

  • 入力ラスター データセットは、整数型ラスターである必要があります。 ラスター属性テーブルが存在する場合、このツールは、テーブル内の個別値を使用してピクセル数を計算します。 ラスター属性テーブルが存在しない場合、このツールは、ピクセルをスキャンして個別値を見つけます。 [ラスター属性テーブルの構築 (Build Raster Attribute Table)] ツールを使用して、入力ラスターの属性テーブルを構築することができます。

  • 入力ラスターに、Class_Name フィールドまたは ClassName フィールドを含むラスター属性テーブルがある場合は、該当するフィールドに示された名前が出力テーブルで使用されます。 そうでない場合は、Class_Value フィールドまたは ClassValue フィールド内のクラス値が出力テーブルで使用されます。 フィールド名では、大文字と小文字が区別されません。

  • サポートされている多次元ラスター データセットには、CRF (Cloud Raster Format)、多次元モザイク データセット、netCDF、GRIB、または HDF 形式ファイルで生成された多次元ラスター レイヤーがあります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力カテゴリ ラスター

整数型の入力多次元ラスター。

Raster Dataset; Raster Layer; Mosaic Dataset; Mosaic Layer; Image Service; String
出力サマリー テーブル

出力サマリー テーブル。 ジオデータベース、データセット、テキスト、Microsoft Excel、およびカンマ区切り値 (CSV) テーブルを指定できます。

Table
ディメンション
(オプション)

集計に使用する入力ディメンション。 複数のディメンションが存在し、値が指定されていない場合は、ディメンション値のすべての組み合わせを使用して、すべてのスライスが集計されます。

String
対象エリア
(オプション)

カテゴリ当たりのピクセル数を計算する際に使用する 1 つ以上の対象地域を含むポリゴン フィーチャ レイヤー。 対象地域が指定されていない場合は、ラスター データセット全体が解析の対象となります。

Feature Layer
対象地域 ID フィールド
(オプション)

それぞれの対象地域を定義するポリゴン フィーチャ レイヤー内のフィールド。 テキスト フィールドと整数フィールドに対応しています。

Field

SummarizeCategoricalRaster(in_raster, out_table, {dimension}, {aoi}, {aoi_id_field})
名前説明データ タイプ
in_raster

整数型の入力多次元ラスター。

Raster Dataset; Raster Layer; Mosaic Dataset; Mosaic Layer; Image Service; String
out_table

出力サマリー テーブル。 ジオデータベース、データセット、テキスト、Microsoft Excel、およびカンマ区切り値 (CSV) テーブルを指定できます。

Table
dimension
(オプション)

集計に使用する入力ディメンション。 複数のディメンションが存在し、値が指定されていない場合は、ディメンション値のすべての組み合わせを使用して、すべてのスライスが集計されます。

String
aoi
(オプション)

カテゴリ当たりのピクセル数を計算する際に使用する 1 つ以上の対象地域を含むポリゴン フィーチャ レイヤー。 対象地域が指定されていない場合は、ラスター データセット全体が解析の対象となります。

Feature Layer
aoi_id_field
(オプション)

それぞれの対象地域を定義するポリゴン フィーチャ レイヤー内のフィールド。 テキスト フィールドと整数フィールドに対応しています。

Field

コードのサンプル

カテゴリ ラスターの集約の例 1 (Python ウィンドウ)

この例では、対象地域内のボストン地域の 20 年間の土地被覆データの土地被覆カテゴリごとのピクセル数を含むテーブルを生成します。

# Import system modules
import arcpy
from arcpy.ia import *

# Check out the ArcGIS Image Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("ImageAnalyst")

arcpy.ia.SummarizeCategoricalRaster("BostonLandCover2000_2020.crf",
	"C:\Data\MyData.gdb\BostonLandCoverSummary", "StdTime", "C:\Data\MyData\AOI",
	"Districts")
カテゴリ ラスターの集約の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

この例では、対象地域内の年間データの火災危険度クラスごとのピクセル数を含むテーブルを生成します。

# Import system modules
import arcpy
from arcpy.ia import *

# Check out the ArcGIS Image Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("ImageAnalyst")

# Define input parameters
inputRaster = "C:/Data/YearlyFireRisk.crf"
outputTable = "C:/Data/FireRiskSummary.csv"
dimension = "StdTime"
aoi = "C:/Data/MyData.gdb/SanBernardinoMountainRange"
aoi_id_field = "WATERSHEDS"

# Execute

arcpy.ia.SummarizeCategoricalRaster(inputRaster, outputTable, dimension, aoi, aoi_id_field)

環境

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 Image Analyst
  • Standard: 次のものが必要 Image Analyst
  • Advanced: 次のものが必要 Image Analyst

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