ワークフロー データベースのアップグレード (Upgrade Workflow Database) (Workflow Manager (Classic))

Workflow Manager のライセンスで利用可能。

サマリー

既存の Workflow Manager (Classic) データベースを最新のスキーマと構成でアップグレードします。 Workflow Manager (Classic) データベースは、業務管理システムのジョブ情報と構成情報を格納するために使用され、ジョブの対象場所 (LOI) のジオメトリを格納するために使用される 1 つのフィーチャクラスです。

バージョン 10.2.x 以前で作成された Workflow Manager (Classic) データベースでは、AdministratorAccess 権限を持つ Administrator というグループが作成されます。 ツールを実行しているユーザーが、ユーザー管理者アクセスを付与する Administrator グループに追加されます。 管理者アクセスは、現在のユーザーが ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator を通じて選択したデータベースに接続して、システムのコンポーネントを編集できることを意味します。 既存の Workflow Manager (Classic) システム設定はアップグレード中も保持されます。

注意:

Workflow Manager (Classic) システム テーブルは、ジオデータベース テーブルで、エンタープライズ ジオデータベースに登録されます。 これらのテーブルは、データベース ツールを使用して削除または変更しないことをお勧めします。

レガシー:

このツールは「非推奨」のツールです。 現在の Workflow Manager (Classic) ユーザーはサービス主体の ArcGIS Workflow Manager for ArcGIS Pro を使用して新規プロジェクトを開始することをお勧めします。

Workflow Manager (Classic) の廃止の詳細

使用法

  • Workflow Manager (Classic) データベースをアップグレードする際、権限 (更新、挿入、選択、削除など) を持つ所有者のユーザー アカウントが必要になり、エンタープライズ データベースへのダイレクト コネクション ファイル (*.sde) を使用する必要があります。

    注意:

    更新、挿入、選択、および削除の権限はデータ作成者ユーザーに付与される権限と同じです。 データベースレベルの権限は、Workflow Manager (Classic) データベースのデータベース管理者により割り当てられます。

  • [ワークフロー データベースのアップグレード (Upgrade Workflow Database)] ツールは、システム テーブルを更新して、新しいスキーマの一部である新しいフィールドとテーブルを追加します。 次の構成エレメントも更新されます。

    • 権限
    • グループ
    • ステータス タイプ
    • アクティビティ タイプ
    • 通知タイプ
    • 設定
    • 優先度
    • ホールド
  • [ユーザー ストア] パラメーターは、ユーザーとロールの情報のインポート元のユーザー ストアを定義します。 [ポータル] が選択されている場合、ユーザーが既存のポータルから取得され、Workflow Manager (Classic) リポジトリに追加されます。 [トラディショナル] が選択されている場合、ユーザーとグループが ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator の管理者により定義されます。 これらのロールは、Active Directory からインポートするか、手動で作成できます。

    注意:

    [ポータル] オプションを使用してユーザー ストア情報をインポートするには、ポータルにサイン インする必要があります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力データベース コネクション

Workflow Manager (Classic) システム テーブルを含む、Workflow Manager (Classic) データベースへのエンタープライズ ジオデータベース コネクション ファイルの場所。 コネクション ファイルはデータベースに直接接続する必要があり、接続はデータベース所有者として行う必要があります。

Workspace
ユーザー ストア
(オプション)

ユーザーとロールの取得元のユーザー ストアを指定します。 ユーザーは、ポータルからインポートでき、Workflow Manager (Classic) リポジトリに作成されたロールに割り当てられます。 ポータルのユーザー プロファイル情報は、ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator を使用して編集することはできません。 ユーザーとロールは、[トラディショナル] オプションを使用して Workflow Manager (Classic) リポジトリに作成できます。 [トラディショナル] オプションを使用すると、ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator で Active Directory からユーザーとロールをインポートできます。

  • ポータルユーザーは、現在サイン インしているポータルからインポートされます。
  • トラディショナルユーザーとロールは ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator を使用して Workflow Manager (Classic) リポジトリに作成されます。 このオプションを使用すると、ユーザーとロールを Active Directory からインポートできます。 これがデフォルトです。
String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力データベース パス (*.jtc)

Workflow Manager (Classic) スキーマを含む出力データベース ファイル (*.jtc)。

*.jtc ファイルは、プロジェクト フォルダーに格納されます。

File

arcpy.wmx.UpgradeWorkflowDatabase(Input_Database_Connection, {User_Store})
名前説明データ タイプ
Input_Database_Connection

Workflow Manager (Classic) システム テーブルを含む、Workflow Manager (Classic) データベースへのエンタープライズ ジオデータベース コネクション ファイルの場所。 コネクション ファイルはデータベースに直接接続する必要があり、接続はデータベース所有者として行う必要があります。

Workspace
User_Store
(オプション)

ユーザーとロールの取得元のユーザー ストアを指定します。 ユーザーは、ポータルからインポートでき、Workflow Manager (Classic) リポジトリに作成されたロールに割り当てられます。 ポータルのユーザー プロファイル情報は、ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator を使用して編集することはできません。 ユーザーとロールは、Traditional オプションを使用して Workflow Manager (Classic) リポジトリに作成できます。 Traditional オプションを使用すると、ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator で Active Directory からユーザーとロールをインポートできます。

  • PORTALユーザーは、現在サイン インしているポータルからインポートされます。
  • TRADITIONALユーザーとロールは ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator を使用して Workflow Manager (Classic) リポジトリに作成されます。 このオプションを使用すると、ユーザーとロールを Active Directory からインポートできます。 これがデフォルトです。
String

派生した出力

名前説明データ タイプ
Output_DatabasePath

Workflow Manager (Classic) スキーマを含む出力データベース ファイル (*.jtc)。

*.jtc ファイルは、プロジェクト フォルダーに格納されます。

File

コードのサンプル

UpgradeWorkflowDatabase の例 1 (スタンドアロン スクリプト)

このスクリプトは、既存の Workflow Manager (Classic) データベースを ArcGIS Pro スキーマにアップグレードします。ユーザー ストアは ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator に設定されます。 データベース コンフィグレーション キーワードが指定されないため、ツールは DEFAULTS を使用します。

# Import arcpy module
import arcpy

# Local variables:
Input_Database_Connection = r'C:\wmxrepository.sde'
User_Store = 'TRADITIONAL'

# Process: Upgrade Workflow Database
arcpy.wmx.UpgradeWorkflowDatabase(Input_Database_Connection, "", User_Store)
UpgradeWorkflowDatabase の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

このスクリプトは、既存の Workflow Manager (Classic) データベースを ArcGIS Pro スキーマにアップグレードします。ユーザー ストアは、現在サイン インしているポータルからインポートされます。 データベース コンフィグレーション キーワード WMX が使用されます。

# Import arcpy module
import arcpy

# Local variables:
Input_Database_Connection = r'C:\wmxrepository.sde'
Config_keyword = 'WMX'
User_Store = 'PORTAL'

# Process: Upgrade Workflow Database
arcpy.wmx.UpgradeWorkflowDatabase(Input_Database_Connection, Config_keyword, User_Store)

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: 次のものが必要 Workflow Manager
  • Advanced: 次のものが必要 Workflow Manager

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