フィーチャの削除ルールに関するリファレンス

フィーチャの削除ルールは、ダイアグラムに表示されている特定のネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトを削除するために使用されます。 このルールでは、ネットワーク ソース クラスまたはオブジェクト テーブル、またはネットワーク カテゴリが処理されます。 ネットワーク ソース クラスまたはオブジェクト テーブルを処理するように削除操作が構成されている場合、これらのネットワーク エレメントを属性によって除外することができます。 このプロセスは、削除するネットワーク エレメントのジオメトリ タイプに応じて、特定の接続性制限で実行することもできます。

ダイアグラム構成中に設定された入力ネットワーク エレメント間に存在する可能性があるネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトを自動で破棄するのに役立ちます。 たとえば、ネットワーク マップ内で選択されたネットワークの配電部分を表示するダイアグラムを生成するために、配電ラインを除くすべてのネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトを入力ネットワーク エレメントから自動的に破棄するフィーチャの削除ルールを使用して構成されたダイアグラム テンプレートを使用することができます。

線形格納器エッジを自動的に破棄するという一般的な使用法もあります。この使用法では、ネットワーク線形格納器と関連する格納物が、同時にダイアグラムで表現されるのを防ぐことができます。 これにより、シンプルなダイアグラムを生成できます。

フィーチャの削除ルールの処理

フィーチャの削除ルールは、グラフのトポロジを維持しません。 ダイアグラム ジャンクションが、削除されるように構成された場合、このルールは、それらのジャンクションに接続されたエッジを、ジャンクションの削減ルールが行うような方法で、ターゲット ジャンクションに再接続しません。ジャンクションの削除によって、それに接続されたエッジも生成されたダイアグラムから削除されます。

エッジを削除する際、非格納物ジャンクションの起点ジャンクションと終点ジャンクションは、体系的に削除され、デタッチされたジャンクションになります。

注意:

別のエッジや、格納の関連付けに参加しているエッジに接続されたジャンクションは削除されません。

デタッチされたジャンクションを、格納物である場合でも削除するには、エッジに対して、フィーチャの削除ルールを処理する前に、関連する格納器に対して、フィーチャの削除ルールを処理する必要があります。

フィーチャの削除ルールの構成

以下では、テンプレート上でフィーチャの削除ルールの追加に使用できる、[フィーチャの削除ルールの追加 (Add Remove Feature Rule)][属性によるフィーチャの削除ルールの追加 (Add Remove Feature By Attribute Rule)]、および [カテゴリによるフィーチャの削除ルールの追加 (Add Remove Feature By Category Rule)] ツールについて説明します。

  • [フィーチャの削除ルールの追加 (Add Remove Feature Rule)] ツールは、ネットワーク ソース クラスまたはオブジェクト テーブルに基づいて (必要に応じて、接続性制限でフィルターして)、ダイアグラム フィーチャの削除を構成するために使用します。 ネットワーク ソース クラスまたはオブジェクト テーブルのリストを指定し、指定したネットワーク ソース クラスおよびオブジェクト テーブルに基づいて、各ダイアグラム フィーチャを削除するか、または指定したネットワーク ソース クラスやオブジェクト テーブルに基づくもの以外のダイアグラム フィーチャを削除するよう構成できます。
  • [属性によるフィーチャの削除ルールの追加 (Add Remove Feature By Attribute Rule)] ツールは、ダイアグラム フィーチャまたはオブジェクトをそれらの属性とオプションの接続性制限に基づいて、フィルターすることで、1 つのネットワーク ソース クラスまたはオブジェクト テーブルに基づいて、ダイアグラム フィーチャの削除を構成するために使用します。
  • [カテゴリによるフィーチャの削除ルールの追加 (Add Remove Feature By Category Rule)] ツールは、特定のネットワーク カテゴリでタグ付けされた/タグ付けされないネットワーク フィーチャ、またはネットワーク オブジェクトを表すダイアグラム フィーチャの削除を構成するために使用します。

注意:

[カテゴリによるフィーチャの削除ルールの追加 (Add Remove Feature By Category Rule)] ツールは、ユーティリティ ネットワーク バージョン 7 以降にのみ適用されます。

注意:

フィーチャの削除ルールは、テンプレート上でルール リストの先頭で構成された場合、ダイアグラムの生成時に、ダイアグラムのライフサイクルの残りの期間、初期の削除済みダイアグラム フィーチャを破棄します。 その場合、ダイアグラム フィーチャは、ネットワーク ダイアグラム テーブルから削除され、データベース内のスペースを節約することができ、ダイアグラム操作時のパフォーマンスが向上します。

フィーチャの削除ルールの前に実行される、少なくとも 1 つの他のルールが構成されている場合、削除されたダイアグラム フィーチャは、ネットワーク ダイアグラム テーブル内に維持されます。 それらのダイアグラム フィーチャは、ダイアグラムのライフサイクルの間、削除されません。

ヒント:

属性によるダイアグラム ルールを構成する場合、SQL ステートメント WHERE 'OBJECT' = 'IN_DIAGRAM' を使うことで、他のダイアグラム フィーチャ属性値に関するネットワーク ソース属性値のダイアグラム フィーチャを除外できます。 たとえば、生成されたダイアグラムで最小の属性値を持つダイアグラム フィーチャをクエリするには、<attributeName> = (SELECT MIN(<attributeName>) FROM <networkClassName>) WHERE 'OBJECT' = 'IN_DIAGRAM' という構文に基づく SQL 式で、属性ルールによる <XXX> の追加ツールを設定します。

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