属性値を使用したシンボル設定

シンボルをカスタマイズして、シンボルが描画する各データの内容を表示することができます。 たとえば、レイヤーをシンボル表示してフィーチャの定性的および定量的な差異を示したり、変数 (サイズ透過表示など) を使用してシンボルの視覚化を制御したり、フィーチャを立ち上げて 3D シンボルを作成したりすることができます。 レイヤー全体に対して属性値を使用した設定シンボルを有効化することもできます。これにより、シンボルのプロパティを個別にフィーチャの属性に接続することで、具体的な観点からシンボルのカスタマイズを制御できます。

属性値を使用したシンボル設定の有効化

データ内でシンボルのプロパティを属性に接続する属性値を使用したシンボル設定を利用できるように、フィーチャ レイヤーを有効化することができます。 有効化後、このレイヤー内では、フィーチャの属性に接続できるシンボルのプロパティに、[定義された属性マッピングなし] ボタン 定義された属性マッピングなし が表示されます。

ヒント:

プロシージャル レイヤーにシンボルが含まれるレイヤーでは、属性値を使用したシンボル設定が常に有効になります。

プロシージャル シンボル レイヤーの詳細

  1. コンテンツ ウィンドウでフィーチャ レイヤーをハイライト表示します。
  2. [フィーチャ レイヤー] タブの [描画] グループで [シンボル] シンボル表示 をクリックします。
  3. [シンボル] ウィンドウの [属性によってシンボルを変更] タブ 属性によってシンボルを変更[シンボル プロパティの接続を許可] をオンにします。

    これで、このレイヤー内でフィーチャの属性をシンボルの特定のプロパティに追加できます。 これらの属性には、その横に [定義された属性マッピングなし] ボタン 定義された属性マッピングなし が表示されます。

注意:

属性に多数のプロパティを接続すると、多数の個別シンボルのレンダリングが必要になるため、描画パフォーマンスが低下する可能性があります。 ただし、これは、ほとんどの場合、レイヤーの最初の描画時に見られるもので、それ以降の描画では表示キャッシュが使用されます。 このような影響を最小限に留めるために、レイヤーの描画時に制限を設定すること (2D では縮尺ベース、3D では距離ベース) を検討してください。

属性へのシンボルのプロパティの接続

レイヤーで属性値を使用したシンボル設定が有効化されると、ほとんどのシンボルのプロパティをフィーチャの属性フィールドまたは式の値に接続できます。

ヒント:

[シンボル] ウィンドウの [シンボルの書式設定] モードに入っている場合は、メニュー ボタン メニュー をクリックして、[シンボル プロパティの接続を許可] チェックボックスがオンになっていることを確認します。これは、そのレイヤーで属性値を使用したシンボル設定が有効になっていることを示します。 このオプションをオンにしていても編集できない場合は、このレイヤーに対して 1 つ以上のプロパティがすでに接続されています。

シンボルのプロパティは、対応するフィールド タイプと値にのみ接続できます。 サイズのプロパティは、0 より大きい値を含む数値フィールドを必要とします。 タイプ変換や複数の値が必要な場合は、式を作成してください。 色のプロパティの関連付けの詳細については、「属性値を使用したシンボル色の設定」をご参照ください。

シンボルのプロパティを属性に接続するには、次の手順に従います。

  1. コンテンツ ウィンドウでフィーチャ レイヤーをハイライト表示します。
  2. [フィーチャ レイヤー] タブの [描画] グループで [シンボル] シンボル表示 をクリックします。
  3. [シンボル] ウィンドウで、変更するシンボルをクリックします。
  4. [シンボル] ウィンドウの [シンボルの書式設定] モードで、[プロパティ] タブをクリックし、[レイヤー] タブ レイヤー をクリックします。
  5. 属性にマッピングするプロパティの横の [定義された属性マッピングなし] ボタン 定義された属性マッピングなし をクリックします。
  6. [属性マッピングの設定] ダイアログ ボックスで、属性フィールドを選択します。

    このフィールドの値が、各フィーチャのシンボルのプロパティ値として使用されます。

    注意:

    [式の設定] ボタン 式の設定 をクリックして、Arcade 言語で式を作成します。

    ヒント:

    ピクチャ マーカー シンボル レイヤーのイメージを属性に設定するには、そのイメージが文字列、ラスター、BLOB フィールドのいずれかに保存されている必要があります。 これらを添付のテーブルに保存し、そのテーブルをフィーチャクラスと結合して、シンボルの添付フィールドを指定することを検討してみてください。 イメージが文字列フィールドに保存されている場合、その画像を参照しているフィールド内の値は、この例 (data:image/png;base64,<data>) のように、Base64 エンコード イメージである必要があります。

  7. [OK] をクリックして、[属性マッピングの設定] ダイアログ ボックスを閉じます。

    プロパティの横に表示されるアイコン 定義された属性マッピング は、そのプロパティが属性に接続されていることを示します。 このアイコンの上にマウスを合わせると、使用されているフィールドまたは式を表示できます。あるいは、そのフィールドまたは式をさらに変更できます。

  8. [シンボル] ウィンドウの [適用] をクリックして、変更を適用します。

それぞれのフィーチャは、属性値がシンボルのプロパティ値として適用されるようにカスタマイズされたシンボルによって描画されます。

属性値を使用したシンボル設定の確認と更新

レイヤーに対して属性値を使用したシンボル設定を定義したら、レイヤーの [シンボル] ウィンドウでそれらの設定を確認し、更新できます。

  1. [コンテンツ] ウィンドウでフィーチャ レイヤーをハイライト表示します。
  2. [フィーチャ レイヤー] タブの [描画] グループで [シンボル] シンボル表示 をクリックします。
  3. [シンボル] ウィンドウの [属性によってシンボルを変更] タブ 属性によってシンボルを変更 をクリックし、必要に応じてシンボル グループを展開すると、接続済みのプロパティを確認できます。
    • 別のプロパティに接続するには、ドロップダウン メニューから異なるフィールドを選択します。 [<なし>] を選択すると、属性からプロパティが切断されます。
    • プロパティを切断するには、そのプロパティの上にマウス ポインターを合わせて削除ボタン 削除 をクリックするか、メニューから [<なし>] を選択します。
    • 接続プロパティが設定されているシンボルの該当部分に移動するには、プロパティにポインターを合わせて [レイヤー] ボタン レイヤー をクリックします。

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