多次元データに時間ディメンションを含めることができます。 「ボクセル レイヤー」では、時間を 4 つ目のディメンション (x, y, z, t) として視覚化することも、時空間キューブ (x, y, t) のように時間を 3 つ目のディメンションとして視覚化することもできます。
次のビデオは、海洋温度の時間対応ボクセル レイヤーを示しています。
時間ディメンションによる数値データ
データに時間ディメンションが含まれ、要件を満たしている場合、ボクセル レイヤーをシーンに追加した後、[時間] タブが有効化されます。 ソース netCDF ファイル内の時間変数は 1 つ以上の値を含むことができ、昇順で並べ替える必要があります。 サポートされる形式は、YYYY:MM:DD hh:mm:ss、YYYY:MM:DD、および YYYY:MM:DD hh:mm:ss hh:mm です。末尾の hh:mm はタイム ゾーンです。
時間ディメンションを持つボクセル レイヤーは、デフォルトで時間対応です。 レイヤーの時間プロパティ ページで時間プロパティを設定することができます。 たとえば、レイヤーで使用する時間範囲を変更したり、オフセットを定義したりできます。 時間を操作するには、「タイム スライダー」または [時間] タブを使用します。 [時間] タブの [移動間隔] グループの [レイヤー] が有効で、ボクセル レイヤーに設定されていることを確認します。 タイム スライダーを使用して、ボクセル データの時間変数に記述されているタイム スタンプごとに移動するか、ある期間にわたってレイヤーをアニメーション化します。 各ボクセル キューブの時間情報は UTC の現地時間に変換され、ポップアップを通じてアクセスされます。
「タイム スライダー」は、ボクセル レイヤー内のすべてのアイテム (ボリューム、等値面、セクションなど) を制御します。
時間対応ボクセル レイヤーのロックされたセクションは、その地理的範囲と時間範囲でロックされます。 ロックされたセクションは、基になるボクセル データに基づいて時間インデックスに関連付けられます。 特定のロックされたセクションが表示される時間範囲は、基になるボクセル データ内の対応する時間インデックスの時間から、基になるボクセル データ内の次の時間インデックスの時間の直前までです。 そのセクションの時間インデックスが基になるボクセル データ内の最後の時間インデックスである場合、そのロックされたセクションの時間範囲の最終ポイントは将来表示可能な最大時間となります。
ロックされたセクションがレンダリングされていない場合、そのセクションは [コンテンツ] ウィンドウに表示されません。 非表示のロックされたセクションを表示するには、ロックされたセクションを右クリックして [ロック済みセクションにズーム] をクリックします。 タイム スライダーはロックされたセクションが作成された時間に移動し、ロックされたセクションが表示されます。
時間ディメンションによる 2 次元データ
ボクセル レイヤーは、時間を高さディメンションに変換することで、時間 X,Y,T をボリュームとした 2 次元データを直接読み取ることができます。 時間ディメンションをタイム スライダーで使用することはできませんが、スライスおよびセクション ツールバーのツールを使用してタイム スライスを縦方向に視覚化できます。 たとえば、ボクセル キューブをクリックして現地時間でポップアップ情報を取得し、ボリュームの下に水平スライスを作成して、その特定のタイム スライスのポップアップに現地時間を取得できます。
[ポイントの集約による時空間キューブの作成 (Create Space Time Cube By Aggregating Points)] ジオプロセシング ツールが生成したデータをボクセル レイヤーとして視覚化できます。
タイム スタンプは、[ボクセル探索] ウィンドウの位置スライダーか、[スライスおよびセクション] ツールバーの [プッシュまたはプル] ツール を使用して、水平方向に「スライス」するか「セクション」を作成し、高さを移動することで探索することができます。