ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力ポリゴン | 入力集計レイヤー内のフィーチャまたはフィーチャの一部の集計に使用されるポリゴン。 | Feature Layer |
入力サマリー フィーチャ | 入力ポリゴンごとに集計される、ポイント フィーチャ、ライン フィーチャ、またはポリゴン フィーチャ。 | Feature Layer |
出力フィーチャクラス | 入力ポリゴンと同じジオメトリおよび属性が含まれる出力ポリゴン フィーチャクラス。 このフィーチャクラスには、各入力ポリゴン内のポイントの数、ラインの長さ、ポリゴンの面積に関する新しい属性と、これらのフィーチャに関する統計情報が含まれます。 | Feature Class |
すべての入力ポリゴンを維持 (オプション) | 出力フィーチャクラスにすべての入力ポリゴンをコピーするか、1 つ以上の入力サマリー フィーチャと交差している入力ポリゴンまたは 1 つ以上の入力サマリー フィーチャを含む入力ポリゴンだけをコピーするかを指定します。
| Boolean |
サマリー フィールド (オプション) | 入力サマリー フィーチャの属性フィールド名と、各ポリゴン内のすべてのポイントでこれらの属性フィールドに関して計算する統計サマリー タイプのリスト。 サマリー フィールドの値は数値でなければなりません。 テキストなどの他の属性フィールド タイプはサポートされていません。 統計の種類は次のとおりです。
| Value Table |
シェープ サマリー属性の追加 (オプション) | 各入力ポリゴン内で集計されたポイントの数、ラインの長さ、およびポリゴン フィーチャの面積に関する属性を出力フィーチャクラスに追加するかどうかを指定します。
| Boolean |
シェープの単位 (オプション) | シェープ サマリー属性の計算時に使用される単位を指定します。 入力サマリー フィーチャがポイントの場合は、各入力ポリゴン内のポイントの数だけが加算されるため、シェープの単位は不要です。 入力サマリー フィーチャがラインである場合は、距離単位を指定します。 入力サマリー フィーチャがポリゴンである場合は、面積単位を指定します。
| String |
グループ フィールド (オプション) | グループ化に使用される入力集計フィーチャの属性フィールド。 同じグループ フィールド値を持つフィーチャがまとまって結合されて、集計されます。 グループ フィールドを指定する場合は、[出力グループ化テーブル] パラメーターの値が必須です。 | Field |
最少頻値属性および最頻値属性の追加 (オプション) | 最少頻値フィールドと最頻値フィールドを出力に追加するかどうかを指定します。 このパラメーターを指定すると、各入力ポリゴン内で最少頻値 (最も少ない値) と最頻値 (最も多い値) であるグループ フィールド値を求めることができます。 このパラメーターは、[グループ フィールド] パラメーターの値を指定した場合に有効になります。
| Boolean |
グループの割合の追加 (オプション) | 割合属性フィールドを出力に追加するかどうかを指定します。 このパラメーターを指定すると、各グループ内で各属性値の割合を求めることができます。 このパラメーターは、[グループ フィールド] パラメーターの値を指定した場合に有効になります。
| Boolean |
出力グループ化テーブル (オプション) | 出力テーブルには、入力ポリゴンごとに、サマリー フィーチャのグループ別のサマリー フィールドが含まれます。 このテーブルには、以下の属性フィールドが含まれます。
このパラメーターは、[グループ フィールド] パラメーターの値を指定する場合に必須です。 | Table |
サマリー
ポリゴン レイヤーを別のレイヤーに重ねて、各ポリゴン内のポイントの数、ラインの長さ、またはポリゴンの面積を集計し、各ポリゴン内のフィーチャに関して属性フィールドの統計を計算します。
[エリア内での集計 (Summarize Within)] を使用するシナリオ例を次に示します。
- 集水域境界線のレイヤーと土地利用タイプ別の土地利用境界線のレイヤーから、各集水域の土地利用タイプの総面積を計算する。
- 郡の土地区画のレイヤーと都市の境界線のレイヤーから、各都市の境界線内にある空き地の平均値を求める。
- 郡のレイヤーと道路のレイヤーから、各郡内の道路タイプ別に道路の距離を求める。
図
使用法
[エリア内での集計 (Summarize Within)] の処理は、2 つのレイヤー、入力ポリゴン、および入力サマリー フィーチャを受け取り、これらを積み重ねて表示することです。 各レイヤーを積み重ねてから、そのスタックを見下ろして、入力ポリゴン内にある入力サマリー フィーチャの数をカウントできます。 入力サマリー フィーチャの属性に関する合計、平均、最小、最大などの単純な統計情報を計算することもできます。
[エリア内での集計 (Summarize Within)] ツールと [近接範囲内での集計 (Summarize Nearby)] ツールは、概念的に同じです。 [エリア内での集計 (Summarize Within)] ツールでは、既存のポリゴン内のフィーチャを集計することができます。 [近接範囲内での集計 (Summarize Nearby)] ツールでは、ポイント、ライン、またはポリゴンの周囲にエリアを生成し、これらのエリア内のフィーチャを集計することができます。
ポリゴン集計フィーチャは、入力フィーチャの面積比を使用して集計されます。 集計ポリゴンを 1 平方キロメートルだけオーバーレイする入力ポリゴンがあるとします。 集計ポリゴンが 100 平方キロメートルの場合、その集計ポリゴンの数値の 1/100 が集計されます。 比例計算が有効であることを確認するには、割合や比率ではなく、数と量のフィールドを使用します。
グループ フィールドを指定することで、入力ポイントからグループを作成できます。 たとえば、近隣境界内の犯罪を集計する場合に、5 つの犯罪タイプを持つ Crime_type 属性があるとします。 個別の犯罪タイプごとに 1 つのグループが形成され、選択した統計情報が Crime_type の個別の値に対して計算されます。
すべての統計計算から NULL 値が除外されます。 たとえば、6、4、および NULL 値の平均は 5 ((6+4)/2) です。
パラメーター
arcpy.analysis.SummarizeWithin(in_polygons, in_sum_features, out_feature_class, {keep_all_polygons}, {sum_fields}, {sum_shape}, {shape_unit}, {group_field}, {add_min_maj}, {add_group_percent}, {out_group_table})
名前 | 説明 | データ タイプ |
in_polygons | 入力集計レイヤー内のフィーチャまたはフィーチャの一部の集計に使用されるポリゴン。 | Feature Layer |
in_sum_features | 入力ポリゴンごとに集計される、ポイント フィーチャ、ライン フィーチャ、またはポリゴン フィーチャ。 | Feature Layer |
out_feature_class | 入力ポリゴンと同じジオメトリおよび属性が含まれる出力ポリゴン フィーチャクラス。 このフィーチャクラスには、各入力ポリゴン内のポイントの数、ラインの長さ、ポリゴンの面積に関する新しい属性と、これらのフィーチャに関する統計情報が含まれます。 | Feature Class |
keep_all_polygons (オプション) | 出力フィーチャクラスにすべての入力ポリゴンをコピーするか、1 つ以上の入力集計フィーチャと交差している入力ポリゴンまたは 1 つ以上の入力集計フィーチャを含む入力ポリゴンだけをコピーするかを指定します。
| Boolean |
sum_fields [[summary_field, statistic_type],...] (オプション) | 入力サマリー フィーチャの属性フィールド名と、各ポリゴン内のすべてのポイントでこれらの属性フィールドに関して計算する統計サマリー タイプのリスト。 サマリー フィールドの値は数値でなければなりません。 テキストなどの他の属性フィールド タイプはサポートされていません。 統計の種類は次のとおりです。
| Value Table |
sum_shape (オプション) | 各入力ポリゴン内で集計されたポイントの数、ラインの長さ、およびポリゴン フィーチャの面積に関する属性を出力フィーチャクラスに追加するかどうかを指定します。
| Boolean |
shape_unit (オプション) | シェープ サマリー属性の計算時に使用される単位を指定します。 入力サマリー フィーチャがポイントの場合は、各入力ポリゴン内のポイントの数だけが加算されるため、シェープの単位は不要です。 入力サマリー フィーチャがラインである場合は、距離単位を指定します。 入力サマリー フィーチャがポリゴンである場合は、面積単位を指定します。
| String |
group_field (オプション) | グループ化に使用される入力集計フィーチャの属性フィールド。 同じグループ フィールド値を持つフィーチャがまとまって結合されて、集計されます。 グループ フィールドを指定する場合は、out_grouped_table パラメーターの値が必須です。 | Field |
add_min_maj (オプション) | 最少頻値フィールドと最頻値フィールドを出力に追加するかどうかを指定します。 このパラメーターを指定すると、各入力ポリゴン内で最少頻値 (最も少ない値) と最頻値 (最も多い値) であるグループ フィールド値を求めることができます。 このパラメーターは、group_field パラメーターの値を指定した場合に有効になります。
| Boolean |
add_group_percent (オプション) | 割合属性フィールドを出力に追加するかどうかを指定します。 このパラメーターを指定すると、各グループ内で各属性値の割合を求めることができます。 このパラメーターは、group_field パラメーターの値を指定した場合に有効になります。
| Boolean |
out_group_table (オプション) | 出力テーブルには、入力ポリゴンごとに、サマリー フィーチャのグループ別のサマリー フィールドが含まれます。 このテーブルには、以下の属性フィールドが含まれます。
このパラメーターは、group_field パラメーターの値を指定する場合に必須です。 | Table |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトは、SummarizeWithin 関数の使用方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = 'C:/data/city.gdb'
arcpy.analysis.SummarizeWithin('neighborhoods', 'crimes', 'neighborhood_crimes')
次のスタンドアロン スクリプトは、SummarizeWithin 関数をスクリプティング環境で使用する方法の例を示しています。
# Description: Use SummarizeWithin to summarize the crimes in each city neighborhood
# import system modules
import arcpy
# Set environment settings
arcpy.env.workspace = 'C:/data/city.gdb'
# Set local variables
polys = 'neighborhoods'
points = 'crimes'
outFeatureClass = 'crimes_aggregated'
keepAll = 'KEEP_ALL'
sumFields = [['Damages', 'SUM'], ['VICTIM_AGE', 'MEAN']]
addShapeSum = 'ADD_SHAPE_SUM'
groupField = 'Crime_type'
addMinMaj = 'ADD_MIN_MAJ'
addPercents = 'ADD_PERCENT'
outTable = 'crimes_aggregated_groups'
arcpy.analysis.SummarizeWithin(polys, points, outFeatureClass, keepAll,
sumFields, addShapeSum, '', groupField,
addMinMaj, addPercents, outTable)
環境
ライセンス情報
- Basic: Yes
- Standard: Yes
- Advanced: Yes