複数の削除 (Delete Multiple) (データ管理)

ArcGIS Pro 3.4 | | ヘルプのアーカイブ

サマリー

同じデータ タイプまたは異なるデータ タイプの複数のデータ アイテムを完全に削除します。 ArcGIS でサポートされるすべてのタイプの地理データ、およびツールボックスとワークスペース (フォルダーおよびジオデータベース) を削除できます。 指定したアイテムがワークスペースの場合は、含まれているアイテムもすべて削除されます。

使用法

  • 同じワークスペース内の名前は同じであるがデータ タイプが異なるデータ アイテムを削除するには、アイテムのデータ タイプも指定する必要があります。 このツールでは、[入力データ エレメント] パラメーターの [データ タイプ] 選択リスト内に、該当するすべてのオプションが用意されています。

  • ネットワーク解析データセットまたはトポロジに関係するフィーチャクラスとテーブルは削除できません。

  • リレーションシップ クラスを削除すると、そのリレーションシップに対応する行がリレーションシップ テーブルから削除されます。

  • モザイク データセットを削除したときに削除されるのは、モザイク データセットのみです。 データベース内のすべてのテーブルを含め、モザイク データセット全体を削除したり、オプションでオーバービューや作成されたキャッシュも削除したりするには、[モザイク データセットの削除 (Delete Mosaic Dataset)] ツールを使用します。

  • このツールでは、ホスト フィーチャ サービスは削除されません。

  • 別の ArcGIS アプリケーションで現在使用されているデータは削除できません。

  • このツールを使用すると、メモリ ワークスペース内にあるデータを削除できます。 メモリ ワークスペース自体を削除することはできません。

  • レイヤーを削除すると、レイヤーのみが削除され、ソース データは削除されません。

  • データベース コネクション ファイルを削除すると、データベースへのショートカットが削除されます。エンタープライズ データベースは削除されません。

  • シェープファイルを削除すると、メタデータ、投影情報、インデックス ファイルなどの補助ファイルも削除されます。

  • フォルダーを削除すると、そのフォルダーはシステムのゴミ箱に移動されます。ゴミ箱では、そのフォルダーを元に戻すことも完全に削除することもできます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力データ エレメント

削除される入力データ。

データ タイプは、データ タイプ間で名前が競合する場合に必要です。 たとえば、リレーションシップ クラスと同じ名前を持つフィーチャクラスがジオデータベースに含まれていることがあります。 この場合、関連するキーワードを指定します。

Value Table

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
成功した削除

削除が成功したかどうかを示します。

Boolean

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

関連トピック