ルールの評価 (Evaluate Rules) (データ管理)

サマリー

ジオデータベースのルールと機能を評価します。

属性ルールの評価の詳細

使用法

  • マップでフィーチャが選択されている場合、指定した範囲内で選択されているフィーチャのみが評価されます。

  • 入力ワークスペースがファイルまたはモバイル ジオデータベースの場合は、ワークスペース全体が評価されます。

  • 入力ワークスペースがフィーチャ サービス ワークスペースである場合、検証機能を有効にする必要があります。

  • このツールは、デフォルト バージョンの属性ルールを評価します。

    ライセンス:
    ArcGIS Enterprise 11.2 以降でブランチ バージョニングの配置で操作する場合、このツールを使用するには、組織のメンバーに ArcGIS Advanced Editing ユーザー タイプ エクステンションのライセンスを割り当てる必要があります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力ワークスペース

ファイル ジオデータベース、モバイル ジオデータベース、またはフィーチャ サービス URL。 フィーチャ サービスの URL の例には、https://myserver/server/rest/services/myservicename/FeatureServer があります。

Workspace
評価タイプ

使用される評価のタイプを指定します。

  • 計算ルールバッチ計算属性ルールが評価されます。
  • 検証ルール検証属性ルールが評価されます。
String
範囲
(オプション)

評価する範囲。 マップでフィーチャが選択されている場合、指定した範囲内で選択されているフィーチャのみが評価されます。

  • [現在の表示範囲] マップ ビュー - 範囲は、アクティブなマップまたはシーンに基づきます。
  • [範囲の描画] 直角化して完了 - 範囲は、マップまたはシーンに描画された四角形に基づきます。
  • [レイヤーの範囲] レイヤー - 範囲は、アクティブなマップ レイヤーに基づきます。 使用可能なレイヤーを選択するか、[すべてのレイヤーのデータの範囲] オプションを使用します。 各マップ レイヤーには、次のオプションがあります。

    • [すべてのフィーチャ] すべて選択 - すべてのフィーチャの範囲。
    • [選択フィーチャ] 選択フィーチャからのエリア - 選択したフィーチャの範囲。
    • [表示フィーチャ] Extent Indicator - 表示フィーチャの範囲。

  • [参照] 参照 - 範囲はデータセットに基づきます。
  • [入力データの共通領域] 交差する - 範囲は、すべての入力データの共通範囲になります。
  • [入力データのすべての領域] ユニオン - 範囲は、すべての入力データの結合された範囲になります。
  • [クリップボード] 貼り付け - 範囲をクリップボードにコピーしたり、クリップボードから貼り付けたりできます。
    • [範囲をコピー] コピー - 範囲と座標系をクリップボードにコピーします。
    • [範囲を貼り付け] 貼り付け - 範囲と座標系をクリップボードから貼り付けます。 クリップボードに座標系が含まれていない場合、マップの座標系が範囲に使用されます。
  • [範囲をリセット] リセット - 範囲はデフォルト値にリセットされます。

座標を手動で入力する場合、アクティブなマップの座標系の座標を数値で指定する必要があります。 マップで、入力した座標と異なる表示単位が使用されることがあります。 南と西の座標にはマイナス値の記号を使用します。

Extent
非同期
(オプション)

評価を同期的に実行するか非同期に実行するかを指定します。 このパラメーターは、入力ワークスペースがフィーチャ サービスである場合にのみサポートされます。

  • オン - 評価を非同期に実行します。 このオプションは、長いタイムアウト時間で評価を実行するサーバー リソース向けです。 非同期実行は、計算または検証を必要とする多数のフィーチャで構成された大規模なデータセットを評価する場合にお勧めします。 これがデフォルトです。
  • オフ - 評価を同期的に実行します。 このオプションは、タイムアウト時間が短いため、計算または検証を必要とする少数のフィーチャで構成された範囲を評価する場合に最適です。

Boolean

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新されたワークスペース

評価された後で更新されたフィーチャ サービス ワークスペース。

Workspace

arcpy.management.EvaluateRules(in_workspace, evaluation_types, {extent}, {run_async})
名前説明データ タイプ
in_workspace

ファイル ジオデータベース、モバイル ジオデータベース、またはフィーチャ サービス URL。 フィーチャ サービスの URL の例には、https://myserver/server/rest/services/myservicename/FeatureServer があります。

Workspace
evaluation_types
[evaluation_types,...]

使用される評価のタイプを指定します。

  • CALCULATION_RULESバッチ計算属性ルールが評価されます。
  • VALIDATION_RULES検証属性ルールが評価されます。
String
extent
(オプション)

評価する範囲。 マップでフィーチャが選択されている場合、指定した範囲内で選択されているフィーチャのみが評価されます。

  • MAXOF - すべての入力データの最大範囲が使用されます。
  • MINOF - すべての入力データに共通する最小領域が使用されます。
  • DISPLAY - 範囲は、表示範囲と同じになります。
  • レイヤー名 - 指定したレイヤーの範囲が使用されます。
  • Extent オブジェクト - 指定したオブジェクトの範囲が使用されます。
  • 座標のスペース区切りの文字列 - 指定した文字列の範囲が使用されます。 座標は、x-min、y-min、x-max、y-max の順序で表されます。
Extent
run_async
(オプション)

評価を同期的に実行するか非同期に実行するかを指定します。 このパラメーターは、入力ワークスペースがフィーチャ サービスである場合にのみサポートされます。

  • ASYNC評価を非同期に実行します。 このオプションは、長いタイムアウト時間で評価を実行するサーバー リソース向けです。 非同期実行は、計算または検証を必要とする多数のフィーチャで構成された大規模なデータセットを評価する場合にお勧めします。 これがデフォルトです。
  • SYNC評価を同期的に実行します。 このオプションは、タイムアウト時間が短いため、計算または検証を必要とする少数のフィーチャで構成された範囲を評価する場合に最適です。
レガシー:

以前のリリースでは、このパラメーターの名前は async でした。 ArcGIS Pro 2.4 で、このパラメーターの名前が、予約済みの Python のキーワード async と競合しないように、run_async に変更されました。

Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
updated_workspace

評価された後で更新されたフィーチャ サービス ワークスペース。

Workspace

コードのサンプル

EvaluateRules の例 (スタンドアロン スクリプト)

EvaluateRules 関数を使用して、検証ルールの評価を非同期に実行します。

# Import arcpy
import arcpy

# Assign local variables
in_workspace = "https://myserver/server/rest/services/myservicename/FeatureServer"
extent = "-113.187897827702 38.0958054854392 -113.142166008849 38.1404599940719"

# Run the evaluation
arcpy.management.EvaluateRules(in_workspace, "VALIDATION_RULES", extent, "ASYNC")

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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