Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
Image Analyst ライセンスで利用できます。
[論理演算] ツールでは、入力値を評価し、定義済みのロジックに基づいて出力値を決定します。これらのツールは、[ビット演算]、[ブール]、[結合]、[論理]、[関係] という主要なカテゴリにグループ化されます。
各グループに含まれるすべてのツールは、以下のとおりです。
- ビット単位:
[Bitwise And]、[Bitwise Left Shift]、[Bitwise Not]、[Bitwise Or]、[Bitwise Right Shift]、[Bitwise XOr]
- ブール:
[Boolean And]、[Boolean Or]、[Boolean XOr]、[Boolean Not]
- 結合:
[Combinatorial And]、[Combinatorial Or]、[Combinatorial XOr]
- 関係:
[Equal To]、[Not Equal]、[Greater Than]、[Greater Than Equal]、[Less Than]、[Less Than Equal]
- 論理:
[Diff]、[InList]、[Is Null]、[Over]、[Test]
ブール型論理は、一般的にバイナリ条件を入力に適用し、出力のバイナリ条件を評価します。 バイナリ条件は、複数の方法で表現できます。 「1」と「0」、「True」と「False」、「はい」と「いいえ」、「オン」と「オフ」などです。 [論理演算] ツールでは、False の条件は値 0、True の条件は 0 以外の任意の値で表現されます。
ビット単位ツールは、入力値のバイナリ表現を算出します。 ブール型ツールは、入力を True または False としてのみ評価し、特定のツールの結果を 1 または 0 (True または False) のブール値として返します。 結合ツールは、特定のツールの論理に基づいて、入力値の一意の組み合わせを特定し、一意の組み合わせに対してそれぞれ異なる値を返します。 関係ツールは、入力値を別の入力値と比較し、特定のツールの結果を 1 または 0 のブール値として返します。 論理ツールは、NoData である入力セルのみを特定したり、True と評価されるセルを決定するための論理式を使用したりするなど、ブール型ロジックをさまざまな方法で適用します。
以下の表に、使用可能な [論理演算] ツールと、その簡単な説明を示します。
ビット単位演算
これらのツールは、整数入力データを処理するためのものです。 浮動小数値が入力の場合、データ値は自動的に切り捨てられて整数値に変換されます。 その結果、出力のデータ タイプは必ず整数になります。 入力が NoData のセルに対するビット単位演算の結果は、出力も NoData のセルになります。
ツール | 説明 |
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2 つの入力ラスターのバイナリ値に対してビット単位の論理積演算を行います。 | |
2 つの入力ラスターのバイナリ値に対してビット単位の左シフト演算を行います。 | |
1 つの入力ラスターのバイナリ値に対してビット単位の論理否定 (補数) 演算を行います。 | |
2 つの入力ラスターのバイナリ値に対してビット単位の論理和演算を行います。 | |
2 つの入力ラスターのバイナリ値に対してビット単位の右シフト演算を行います。 | |
2 つの入力ラスターのバイナリ値に対してビット単位の排他的論理和演算を行います。 |
ブール演算
ツール | 説明 |
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2 つの入力ラスターのセル値に対してブール型の論理積演算を行います。 両方の入力値が true (0 以外) の場合には、出力値は 1 になります。 片方または両方の入力値が false (0) の場合には、出力値は 0 になります。 | |
1 つの入力ラスターのセル値に対してブール型の論理否定 (補数) 演算を行います。 入力値が true (0 以外) の場合には、出力値は 0 になります。 入力値が false (0) の場合には、出力値は 1 になります。 | |
2 つの入力ラスターのセル値で論理和 (OR) 演算を行います。 片方または両方の入力値が true (0 以外) の場合には、出力値は 1 になります。 両方の入力値が false (0) の場合には、出力値は 0 になります。 | |
2 つの入力ラスターのセル値に対してブール型の排他的論理和演算を行います。 片方の入力値が true (0 以外) でもう片方の入力値が false (0) の場合には、出力値は 1 になります。 両方の入力値が true (0 以外) または false (0) の場合には、出力値は 0 になります。 |
結合演算
ツール | 説明 |
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2 つの入力ラスターのセル値で Combinatorial And 処理を行います。 両方の入力値が true (0 以外) の場合には、入力値の組み合わせごとに異なる数値を出力します。 片方または両方の入力値が false (0) の場合には、出力値は 0 になります。 | |
2 つの入力ラスターのセル値で Combinatorial Exclusive Or 処理を行います。 片方の入力値が true (0 以外) の場合には、入力値の組み合わせごとに異なる数値を出力します。 両方の入力値が false (0) の場合には、出力値は 0 になります。 | |
2 つの入力ラスターのセル値に対して排他的論理和結合演算を行います。 片方の入力値が true (0 以外) で、もう片方の入力値が false (0) の場合には、入力値の組み合わせごとに異なる数値を出力します。 両方の入力値が true (0 以外) または false (0) の場合には、出力値は 0 になります。 |
関係演算
ツール | 説明 |
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2 つの入力値に対してセル単位での関係等価演算を実行します。 1 つ目のラスターが 2 つ目のラスターと等しい値をもつ場合には、セル値に 1 を返し、等しくない場合には 0 を返します。 | |
2 つの入力値に対してセル単位で、より大きい関係演算を実行します。 1 つ目のラスターが 2 つ目のラスターより大きい場合にはセル値に 1 を返し、そうではない場合には 0 を返します。 | |
2 つの入力値に対してセル値単位で、以上演算を実行します。 1 つ目のラスターが 2 つ目のラスターより大きい、または 2 つ目のラスターと等しい場合にはセル値に 1 を返し、どちらでもない場合には 0 を返します。 | |
2 つの入力値に対してセル値単位で、より小さい関係演算を実行します。 1 つ目のラスターのセル値が 2 つ目のラスターのセル値よりも小さい場合は「1」を返し、そうでない場合は「0」を返します。 | |
2 つの入力値に対してセル単位で、以下関係演算を実行します。 1 つ目のラスターが 2 つ目のラスターより小さいか、または 2 つ目のラスターと等しい場合にはセル値として 1 を返し、どちらでもない場合には 0 を返します。 | |
2 つの入力値に対してセルごとに関係不等価演算を実行します。 最初のラスターが 2 番目のラスターと等しくない場合にはセル値に 1 を返し、等しい場合には 0 を返します。 |
論理式
ツール | 説明 |
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1 つ目の入力値のどの値が 2 つ目の入力値と論理的に異なるかをセル単位で判別します。 2 つの入力値が異なる場合には、最初の入力値の値が出力値の値となります。 2 つの入力値が同じ場合には、出力値は 0 になります。 | |
最初の入力の中で、他の一連の入力に含まれる値をセル単位で判別します。 各セルについて、最初の入力ラスターの値が他の入力のリストに含まれている場合、その値が出力ラスターに割り当てられます。 含まれていない場合、出力セルは NoData になります。 | |
入力ラスターの値が NoData であるかどうかをセルごとに判別します。 入力値が NoData の場合は 1、そうでないセルには 0 を返します。 | |
1 つ目の入力ラスターのセルの値が 0 以外の場合、出力ラスターのセルの値は、1 つ目の入力ラスターの値になります。 セル値が 0 の場合、出力ラスターのセルの値は 2 つ目の入力ラスターの値になります。 | |
論理式を使用して、入力ラスターのブール演算を実行します。 式が True と評価されると、出力セル値は 1 になります。 入力値が false の場合、出力は 0 になります。 |