既存のデータセットから LRS ネットワークを作成 (Create LRS Network From Existing Dataset) (Location Referencing)

ArcGIS Pro 3.4 | | ヘルプのアーカイブ

Location Referencing ライセンスで利用可能です。

サマリー

既存のポリライン フィーチャクラスを使用して LRS ネットワークを作成します。

使用法

  • ArcGIS Location Referencing リニア リファレンス システム (LRS) で LRS ネットワークを作成します。

  • 入力フィーチャクラスは、空の状態で、LRS データセットを含むフィーチャ データセット内に存在している必要があります。 入力フィーチャクラスは、既存の Location Referencing LRS ネットワークにまだ登録されていない状態でなければなりません。

  • 入力ワークスペースに複数の LRS が含まれている場合は、選択した LRS がネットワーク登録に使用されます。

  • 入力フィーチャクラスの名前は 26 文字以下にする必要があります。

  • 入力フィーチャクラスの XY 座標精度および XY 許容値は、Location Referencing LRS の座標精度および許容値の設定と同じでなければなりません。

    ArcGIS Pipeline Referencing での LRS の許容値および座標精度の設定ArcGIS Roads and Highways での許容値および座標精度の設定の詳細をご参照ください。

  • 出力 LRS ネットワークの計測単位および M 許容値は、入力フィーチャクラス ワークスペース内の中心線フィーチャクラスの空間参照から取得されます。

  • デフォルトで、このツールは、ラインをサポートしていない LRS ネットワークを出力します。 ラインをサポートしている LRS ネットワークを作成するには、[ラインをサポートするフィールドを含める] パラメーターを有効にして、LRS ライン ネットワークに必要な追加フィールド (ライン ID、ライン名、およびライン順序) をマッピングします。 LRS 派生ネットワークを作成するには、[ライン ネットワークから生成] パラメーターを有効にして、LRS 派生ネットワークの登録先となる LRS ライン ネットワークを指定します。

  • このツールを実行しても入力フィーチャクラスは変更されず、代わりに、入力フィーチャクラスを LRS ネットワーク フィーチャクラスとして登録するための情報が内部メタデータ テーブルに追加されます。

  • フィーチャクラスは、一度に 1 つの LRS ネットワーク フィーチャクラスとしてしか登録できません。 すでに登録済みのフィーチャクラスを使用するには、フィーチャクラスの登録先となっている LRS ネットワークを削除します。

  • 入力フィールドは、一度に 1 つの LRS ネットワーク フィールド パラメーターにしかマッピングできません。

  • このツールの出力は、入力フィーチャクラスと同じワークスペース内に存在する LRS ネットワークです。

  • ルート ID は、単一のフィールドにすることも、連結された複数のフィールドにすることもできます。 連結されたルート ID がネットワークで使用されている場合は、そのルート ID を構成しているすべてのフィールドがネットワーク フィーチャクラスに存在しなければなりません。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
LRS ネットワーク フィーチャクラス

LRS ネットワークとして登録される入力フィーチャクラス。 このフィーチャクラスの名前は 26 文字以下にする必要があります。 このフィーチャクラスは、LRS を含むジオデータベース内に存在している必要があります。 このフィーチャクラスの名前は、LRS ネットワークの名前として使用されます。

Feature Layer
LRS 名

新しい LRS ネットワークの登録先となる LRS の名前。 LRS は、[LRS ネットワーク フィーチャクラス] 値と同じジオデータベース内に存在している必要があります。

String
ルート ID フィールド

LRS ネットワークのルート ID としてマッピングされる [LRS ネットワーク フィーチャクラス] 値のフィールド。 このフィールドは、文字列または GUID フィールド タイプにする必要があります。

Field
ルート名フィールド

LRS ネットワークのルート名としてマッピングされる [LRS ネットワーク フィーチャクラス] 値の文字列フィールド。

Field
開始日フィールド

LRS ネットワークの開始日としてマッピングされる [LRS ネットワーク フィーチャクラス] 値の日付フィールド。

Field
終了日フィールド

LRS ネットワークの終了日としてマッピングされる [LRS ネットワーク フィーチャクラス] 値の日付フィールド。

Field
ライン ネットワークから生成
(オプション)

ネットワークを LRS 派生ネットワークとして構成するかどうかを指定します。

  • オン - このツールの出力が LRS 派生ネットワークになります。 [ライン ネットワーク名] パラメーターも指定する必要があります。
  • オフ - このツールの出力が LRS 派生ネットワークになりません。 これがデフォルトです。
Boolean
ライン ネットワーク名
(オプション)

出力 LRS 派生ネットワークの登録先となる LRS ライン ネットワークの名前。 入力 LRS ライン ネットワークは、[LRS ネットワーク フィーチャクラス] 値と同じジオデータベース ワークスペース内に存在している必要があります。 このパラメーターは、[ライン ネットワークから生成] パラメーターがオンの場合にのみ使用されます。

String
ラインをサポートするフィールドを含める
(オプション)

ラインをサポートするようにネットワークを構成するかどうかを指定します。

  • オン - このツールの出力が LRS ライン ネットワークになります。 [ライン ID フィールド][ライン名フィールド]、および [ライン順序フィールド] パラメーターも指定する必要があります。
  • オフ - このツールの出力が LRS ライン ネットワークになりません。 これがデフォルトです。
Boolean
ライン ID フィールド
(オプション)

LRS ネットワークのライン ID としてマッピングされる [LRS ネットワーク フィーチャクラス] 値のフィールド。 このパラメーターは、[ラインをサポートするフィールドを含める] パラメーターがオンの場合にのみ使用されます。 このフィールドは、文字列または GUID フィールド タイプにする必要があり、中心線シーケンス テーブル内のルート ID フィールドのフィールド タイプおよびフィールド長と同じでなければなりません。 また、[ルート ID フィールド] パラメーター値と同じフィールド タイプにする必要があります。

Field
ライン名フィールド
(オプション)

LRS ネットワークのライン名としてマッピングされる [LRS ネットワーク フィーチャクラス] 値の文字列フィールド。 このパラメーターは、[ラインをサポートするフィールドを含める] パラメーターがオンの場合にのみ使用されます。

Field
ライン順序フィールド
(オプション)

LRS ネットワークのライン順序としてマッピングされる [LRS ネットワーク フィーチャクラス] 値の整数フィールド。 このパラメーターは、[ラインをサポートするフィールドを含める] パラメーターがオンの場合にのみ使用されます。 このフィールドは、長整数フィールド タイプにする必要があります。

Field
ルート ID フィールドの構成
(オプション)

LRS ネットワークのルート ID 構成を指定します。

  • 自動生成ルート IDこのルート ID フィールドは、自動生成された GUID になります。 ルート名は LRS フィールドとして構成することができます。 これがデフォルトです。
  • 単一フィールドのルート IDこのルート ID フィールドは、単一のユーザー生成フィールドになります。 ライン以外のネットワークだけがサポートされています。
  • 複数フィールドのルート IDこのルート ID フィールドは、ルート ID を構成するために複数のフィールドから連結されたユーザー生成フィールドになります。 ライン以外のネットワークだけがサポートされています。
String
フィールド
(オプション)

ルート ID を構成するために使用される [LRS ネットワーク フィーチャクラス] 値の個々のフィールド。 このパラメーターは、[ルート ID フィールドの構成] パラメーター値が [複数フィールドのルート ID] に設定されている場合にのみ使用されます。 これらのフィールドは、文字列または整数フィールド タイプにする必要があります。

Field

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力ネットワーク フィーチャクラス

更新されたネットワーク フィーチャ レイヤー。

Feature Layer

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)
  • Standard: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)
  • Advanced: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)

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