密度の計算 (Calculate Density) (ラスター解析)

ArcGIS Pro 3.4 | | ヘルプのアーカイブ

サマリー

ある現象の既知の数量 (ポイントまたはラインの属性として表す) をマップ上に分布することによって、ポイント フィーチャまたはライン フィーチャから密度マップを作成します。 結果として出力されるのは、低密度から高密度に分類されたエリア ポリゴンのレイヤーです。

バリアを使用すると、密度の計算時にフィーチャの影響を変更できます。

密度の計算ツールの図

使用法

  • このラスター解析ポータル ツールは、ラスター解析 用に構成された ArcGIS Image Server を備えた ArcGIS Enterprise にサインインすると使用できます。 このツールを実行すると、ArcGIS Pro がクライアントとしてサービスを提供し、ArcGIS Enterprise とフェデレートされているサーバーで処理が発生します。 ポータル ツールはポータルから入力としてレイヤーを受け取り、ポータルに出力を作成します。

    入力フィーチャ レイヤーには、ポータルからのレイヤー、フィーチャ サービスへの URI または URL を使用できます。 このポータル ツールへの入力としてはローカルのフィーチャ データとレイヤーを使用できますが、ポータルのレイヤーを入力することをお勧めします。

  • 検索範囲パラメーターの値が大きいほど、滑らかな密度ラスターが作成されます。 値が小さいほど、急激に変化するラスターが作成されます。 値を指定しない場合、ツールはポイント数およびポイントの座標に基づいて計算します。

  • 密度の計算時、近傍内にあるポイントまたはラインの一部だけが考慮されます。 特定のセルの近傍内にポイントやライン セクションがない場合、そのセルの密度はゼロになります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力ポイントまたはライン フィーチャ

密度ラスターの計算に使用する入力ポイント フィーチャまたは入力ライン フィーチャ。

Feature Set
出力名

出力ラスター サービスの名前。

デフォルトの名前は、ツール名と入力レイヤー名に基づいて設定されます。 レイヤー名がすでに存在する場合は、別の名前を指定するよう求められます。

String
カウント フィールド
(オプション)

各場所のインシデントの数を示すフィールド。 たとえば、人口密度ラスターを作成する場合、入力ポイントが都市であれば、人口の大きい都市ほど密度計算に影響を与えるように、都市の人口をカウント フィールドに使用することが適切です。

Field
検索距離
(オプション)

検索距離および距離の単位。 セルの密度を計算する場合、この距離内のすべてのフィーチャが、そのセルの密度計算で使用されます。

単位の値は、[キロメートル][メートル][法定マイル][国際フィート][米国測量マイル][米国測量フィート] です。

デフォルトの単位はメートルです。

Linear Unit
出力面積の単位
(オプション)

面積の計算に使用する単位を指定します。 密度は面積で割って算出しますが、このパラメーターでは、密度の計算におけるこの面積の単位を設定します。

  • 平方メートル平方メートル当たりの密度を計算します。 これがデフォルトです。
  • 平方キロメートル平方キロメートル当たりの密度を計算します。
  • 平方フィート平方フィート当たりの密度を計算します。
  • 平方マイル平方マイル当たりの密度を計算します。
String
出力セル サイズ
(オプション)

出力ラスターのセル サイズと単位。

単位の値は、[キロメートル][メートル][法定マイル][国際フィート][米国測量マイル][米国測量フィート] です。

Linear Unit
入力バリア フィーチャ
(オプション)

バリアを定義するデータセット。

バリアはポリライン フィーチャまたはポリゴン フィーチャのレイヤーになります。

Feature Set

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力ラスター

出力ラスター。

Raster Layer

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 ArcGIS Image Server
  • Standard: 次のものが必要 ArcGIS Image Server
  • Advanced: 次のものが必要 ArcGIS Image Server

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