時空間キューブの記述 (Describe Space Time Cube) (時空間パターン マイニング)

ArcGIS Pro 3.4 | | ヘルプのアーカイブ

サマリー

時空間キューブのコンテンツと特性を集約します。 このツールは、時空間キューブの時間範囲と空間範囲、時空間キューブの変数、変数ごとに実行される分析、各変数に使用可能な 2D および 3D の表示テーマについて説明します。

時空間キューブの記述ツールの図

使用法

  • このツールでは、時空間パターン マイニング ツールボックスのさまざまなツールで作成された netCDF ファイルを使用できます。

    時空間キューブの作成の詳細

  • このツールは、次のような場合に適用できます。

  • ジオプロセシング メッセージに入力時空間キューブの特性とコンテンツが記述されます。 このメッセージにアクセスするには、[ジオプロセシング] ウィンドウで、進行状況バーにポインターを合わせるか、ポップアップ ボタンをクリックするか、メッセージ セクションを展開します。 このメッセージには次の情報が含まれています。

    • 時空間キューブが作成された日時。
    • 時空間キューブの作成に使用された ArcGIS Pro のバージョン。
    • 時空間キューブのタイプ。 可能なタイプには、定義済み位置のキューブ、グリッド キューブ、定義済み位置のキューブ (多次元ラスターから)、予測キューブ、サブセット キューブが含まれます。 さまざまなタイプの時空間キューブの詳細については、「時空間キューブの作成の詳細」をご参照ください。
      注意:

      ArcGIS Pro 2.8 以前の [多次元ラスター レイヤーから時空間キューブを作成 (Create Space Time Cube From Multidimensional Raster Layer)] ツールを使用して時空間キューブを作成した場合、表示されるタイプは、定義済み位置のキューブ (多次元ラスターから) ではなく定義済み位置のキューブになります。

    • 時空間キューブの時空間プロパティを説明する [時空間キューブの特性] セクション。 これらの特性の詳細については、「時空間キューブの作成の詳細」をご参照ください。
    • 各行が入力時空間キューブの変数に対応する [時空間キューブのコンテンツ] セクション。 各行には、変数の要約統計、(集約と塗りつぶしタイプとともに) 変数を作成したツール、[時空間キューブを 2D で視覚化 (Visualize Space Time Cube in 2D)] ツールと [時空間キューブを 3D で視覚化 (Visualize Space Time Cube in 3D)] ツールで使用可能な表示テーマ オプションが含まれます。
    • [ポイントの集約による時空間キューブの作成 (Create Space Time Cube By Aggregating Points)] ツールを使用して時空間キューブを作成した場合、メッセージの [時空間キューブ ロケーションとビン] セクションの下に 1 つ以上のサブセクションが含まれます。 [カウント] サブセクションとオプションの各 [サマリー フィールド] サブセクションには、少なくとも 1 つのポイントで含んだビンとロケーションの数が含まれます。 散在性 (ゼロ カウントを含むビンのパーセンテージ) も [カウント] サブセクションの表に示されます。
    • 時系列予測ツールセットを使用して時空間キューブを作成した場合、メッセージには、適用された予測方法を要約する [予測の詳細] セクションが含まれます。
    • メッセージの [時空間キューブの傾向] の下には 1 つ以上のセクションが含まれます。 これらのセクションには、時空間キューブの各変数の全体的な Mann-Kendall トレンド統計が含まれます。
  • [出力特性テーブル] パラメーターに値を指定すると、このツールは、入力時空間キューブの時空間特性を含むテーブルを作成します。 特性テーブル内の値は、ジオプロセシング メッセージにも表示されます。 これらの値は、時空間分析ワークフローを作成するために、ModelBuilder で使用されます。

  • [出力空間範囲フィーチャ] パラメーターに値を指定すると、このツールは、入力時空間キューブの範囲を表す単一の四角形を含むポリゴン フィーチャクラスを出力します。 [定義済みの位置による時空間キューブの作成 (Create Space Time Cube By Defined Locations)] ツールを使用し、単一のポイントを使用して入力時空間キューブを作成した場合、ポリゴン フィーチャクラスの代わりにポイント フィーチャクラスが作成されます。 テンプレート キューブから時空間キューブを作成した場合、その範囲にテンプレート キューブの範囲が反映されます。

  • 時空間キューブの作成時にテンプレート キューブまたは Extent 環境を使用した場合、[出力空間範囲フィーチャ] パラメーターの値は時空間キューブ ロケーションの範囲を反映しません。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力時空間キューブ

記述対象の時空間キューブ。 時空間キューブのファイル拡張子は「*.nc」です。時空間キューブは、時空間パターン マイニング ツールボックスのさまざまなツールを使用して作成されます。

File
出力特性テーブル
(オプション)

入力時空間キューブに関するサマリー情報を含むテーブル。

Table
出力空間範囲フィーチャ
(オプション)

入力時空間キューブの空間範囲を表す単一の四角形を含むフィーチャクラス。

Feature Class

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

関連トピック