シンボルを 3D で表示するときや、アニメーション シンボルを操作するときには、表示上の制限事項がいくつかあります。
3D での予期しない描画
ある特定のシンボルとジオメトリーの組み合わせはサポートされていないため、一部のシンボル プロパティを無視する必要がある場合、予期せぬ結果に描画されることがあります。 この状況は、通常、シーン ビュー内の 3D レイヤーとアニメーション シンボルで発生します。
よく起こる状況としては、次のものがあります。
- 単色の塗りつぶしシンボル レイヤーのみを含むポリゴン シンボル以外のポリゴン シンボルで描画されたマルチパッチ
- 3D のグラデーションまたはハッチ塗りつぶし
- 3D のグラデーション ストローク
3D でのシンボルの制限事項
3D のシンボルには、次の制限があります。
- ポリゴンのアウトライン (ポリゴン シンボルのストローク シンボル レイヤー) は、ストローク幅の値に関係なく、次の状況では 1 ピクセル幅で描画されます。シーンでより太いポリゴン アウトラインを描画するには、ストロークの断面を tube に変更し、ストローク幅の値を適宜設定します。 フィーチャや頂点の多い複雑なフィーチャ データは、管ストロークの断面を使用すると描画速度が低下する場合があるため、注意してください。
- キャップと結合は、設定に関係なく、常にストリップ上に buttタイプとして描画されます。 このため、半円キャップの付いた非常に小さな破線を使用して、点線ストリップを表すことはできません。 代わりに、ラインに沿って配置された円形のマーカーを使用して、点線を表します。
- シンボル効果およびマーカー配置のプロパティは、3D ではメートルで計算されます。 レイヤーがページ単位である場合は、1 ポイント = 25 メートルの変換が適用されます。
- ラインに沿った過剰な破線またはマーカーを含むシンボルを作成する場合は、メモリ制限に達する可能性があります。
- プロシージャル シンボル レイヤーは、参照先のルール パッケージがプロジェクト ディレクトリーに見つからない場合は描画されません。 [シンボル] ウィンドウで、プロシージャル シンボル レイヤーの [ルール] ボタンをクリックして、参照先となる有効なルール パッケージを選択します。
3D でのシンボル効果とマーカー配置のパラメーターの制限事項
次のようなシンボル効果またはマーカー配置のパラメーターは 3D では使用できません。
- Donut および Offset 効果のオプション
- ポリゴン マーカー配置のクリップ オプション
アニメーション シンボルの制限事項
アニメーション シンボルの制限事項は以下のとおりです。
- 3D コンテキストでは、アニメーション シンボルはフェイスの表示設定をサポートしていません。
- 2D コンテキストでは、アニメーション シンボルには次の制限事項があります。
- フィーチャ ブレンドは適用されません。
- レイヤー ブレンドやレイヤーの透過表示が、アニメーション シンボルを含むレイヤーの親グループ レイヤーに設定されている場合、期待どおりに表示されません。
- ハローは、アニメーション マーカー シンボル レイヤーを含むポイント シンボルには適用されません。
- シンボル効果は、アニメーション マーカー シンボル レイヤーを含むシンボルではサポートされていません。
- アニメーション シンボルは、2D プレビューではアニメーション化されません。
- 集約 (フィーチャ クラスタリングとフィーチャ ビニング) は、アニメーション シンボルではサポートされていません。
- アニメーション マーカーがラインに沿って配置されている場合、マーカーの間隔と回転が正しくないことがあります。
- アニメーション マーカーでポリゴンが塗りつぶされている場合に、配置が正しくないことがあり、クリッピング オプションは適用されません。