このトピックでは、プレゼンテーションを全画面表示する構成を行って、適切なコンテンツをすべて表示し、パフォーマンスを最適化できるようにするためのヒントを紹介します。
画面の縦横比の設定
プレゼンテーションの前に、表示画面に合わせてページに最適な縦横比を考慮します。 デフォルトの縦横比は 16:9 で、最もよく使用されています。 特定のハードウェアや特殊なオプションと互換性のある他の縦横比を使用することもできます。 意図しない歪みやトリミングの問題を避けるには、適切な縦横比を設定します。
縦横比を設定するには、次の手順を実行します。
- [プレゼンテーション] タブの [ページ設定] グループにある [縦横比] ドロップダウン メニューで、画面サイズの縦横比をクリックします。
- 必要に応じて、[カスタマイズ] をクリックし、[カスタム縦横比] ダイアログ ボックスで別の比率を構成します。
最後の 3 つのカスタム エントリーがリストに保存されます。
- 画面サイズの縦横比と、対応するページ サイズの値および単位を表示するには、[ページ設定] グループの下隅にある [ページ設定オプション] ダイアログ ボックス ランチャー
をクリックして、[プレゼンテーション プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。
全画面表示モニターの選択
全画面表示では、ページが画面全体に表示されます。 ハードウェア構成によっては、複数のモニターまたはプロジェクターを使用してプレゼンテーションを表示する場合があります。 全画面表示で、希望するモニターを使用するように設定できます。 全画面表示のプレゼンテーションでは、デフォルトでオペレーティング システムのディスプレイ設定で指定されているモニターがメイン モニターとして使用されます。 [全画面] ドロップダウン メニューを使用して、全画面表示モニターを選択します。 モニターはデバイス名を使用して表示されます。 発表者モードでは、2 つのディスプレイを使用し、1 つの画面で視聴者に全画面のプレゼンテーションを表示し、もう 1 つの画面で発表者に次のページのプレビューや発表者ノートを表示します。この発表者モードは、全画面表示に設定されているモニターの次に使用可能なモニターに表示されます。
注意:
モニターが 1 台のみで、発表者モードがオンになっている場合、発表者モードが全画面モードの代わりに表示されます。 発表者モードはデュアル モニター構成を対象にしていますが、たとえばプレゼンテーションの練習用に、シングル ディスプレイでも使用できます。
再生操作の決定
全画面表示のページは、手動で表示することも、事前設定された時間構成を使用して自動表示することもできます。 ユーザーの状況に応じてどの操作が最適かを検討することは有効です。 手動で表示すると、キーボードまたはマウスを使用して、いつ次のページに進むかを制御できます。 あるいは、プレゼンテーションを特定の時間表示する場合は、設定した時間が経過したら自動的にページを進めるようページ プロパティを設定できます。
マップをプリロード
全画面モードに入る前に、プレゼンテーションでマップとシーンをプリロードすると、再生パフォーマンスが向上します。 これは、プレゼンテーションにプロジェクト内の複数のマップやシーンから取得したマップ ページが含まれている場合、特に該当します。 プリロードが必要なマップが検出された場合に限り、[マップをプリロード] ボタン
が有効になります。
すべてのサムネイルを更新
プレゼンテーションの [コンテンツ] ウィンドウの [ページ順序] ビューでは、ページが完全に表示されると各ページ サムネイルが更新されます。 ページのグループを追加したがサムネイルが更新されない場合は、すべてのページ サムネイルのプレビューを強制的に更新できます。 [コンテンツ] ウィンドウでページを右クリックし、[すべてのサムネイルを更新] をクリックします。 これにより、各ページの最新プレビューがキャプチャーされます。 また、発表者モードの全画面表示を使用する場合でも、プレゼンテーションの正確な状態が保証されます。 たとえば、発表者モードで [タイル ビュー] をクリックすると、プレゼンテーションのすべてのページを表示して、順不同で任意のページに移動することができます。 サムネイルを最新にしておくと、進捗状況を把握して、切り替えるページを正しく選択できます。