| ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力レーダー データ | 入力複素数レーダー データ。 | Raster Dataset; Raster Layer |
出力レーダー データ | 位相フィルター処理された複素数レーダー データ。 | Raster Dataset |
偏波バンド (オプション) | フィルターを適用する偏波バンドです。 デフォルトでは、最初のバンドが選択されています。 | String |
フィルター タイプ (オプション) | 適用されるフィルターのタイプ。
| String |
アルファ (オプション) | 適用されるフィルター処理の強度。 値の範囲は 0 ~ 1.0 です。 値が 0 の場合、フィルター処理は適用されません。 値が 0.5 の場合、中程度のフィルターが適用されます。 値が 1 の場合、最大限のフィルター処理が適用されます。 デフォルト値は 0.5 です。 | Double |
内側ウィンドウ サイズ (オプション) | 内側フィルター ウィンドウ サイズ。 このウィンドウは、高コヒーレンス領域の位相値をフィルターするのに使用されます。 デフォルト値は 8 ピクセルです。 | Long |
外側ウィンドウ サイズ (オプション) | 外側フィルター ウィンドウ サイズ。 このウィンドウは、低コヒーレンス領域の位相値をフィルターするのに使用されます。 デフォルト値は 64 ピクセルです。 | Long |
Image Analyst ライセンスで利用できます。
サマリー
複素数入力 SAR (合成開口レーダー) データ用のフェーズ コンポーネントをスムージング処理し、複素数レーダー データを出力します。
使用法
入力は複素数データである必要があります。
アルファ値が大きいほど、強力なフィルター処理が適用されます。 強力なフィルターを使用すると位相がより滑らかになりますが、精度が向上するとは限りません。
使用するアルファ値が大きすぎると、出力レーダー データの解像度が低下することがあります。
使用するアルファ値が小さすぎると、出力にノイズが多く発生することがあります。
[フィルター タイプ] パラメーターの [Goldstein 位相フィルター] オプションは、外側ウィンドウを使用して位相分散を計算します。 位相分散は、コヒーレンス計測値の一種です。 外側ウィンドウの位相値に大きなばらつきが見られる場合、コヒーレンスが低いことを示しており、より小さな内側ウィンドウがフィルター処理に使用されます。
パラメーター
ApplyComplexDataFilter(in_radar_data, out_radar_data, {polarization_bands}, {filter_type}, {alpha}, {inner_window_size}, {outer_window_size})| 名前 | 説明 | データ タイプ |
in_radar_data | 入力複素数レーダー データ。 | Raster Dataset; Raster Layer |
out_radar_data | 位相フィルター処理された複素数レーダー データ。 | Raster Dataset |
polarization_bands [polarization_bands,...] (オプション) | フィルターを適用する偏波バンドです。 デフォルトでは、最初のバンドが選択されています。 | String |
filter_type (オプション) | 適用されるフィルターのタイプ。
| String |
alpha (オプション) | 適用されるフィルター処理の強度。 値の範囲は 0 ~ 1.0 です。 値が 0 の場合、フィルター処理は適用されません。 値が 0.5 の場合、中程度のフィルターが適用されます。 値が 1 の場合、最大限のフィルター処理が適用されます。 デフォルト値は 0.5 です。 | Double |
inner_window_size (オプション) | 内側フィルター ウィンドウ サイズ。 このウィンドウは、高コヒーレンス領域の位相値をフィルターするのに使用されます。 デフォルト値は 8 ピクセルです。 | Long |
outer_window_size (オプション) | 外側フィルター ウィンドウ サイズ。 このウィンドウは、低コヒーレンス領域の位相値をフィルターするのに使用されます。 デフォルト値は 64 ピクセルです。 | Long |
コードのサンプル
この例では、ApplyComplexDataFilter 関数が VV 偏波に使用されています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = r"C:\Data\SAR"
outRadar = arcpy.ia.ApplyComplexDataFilter("S1B_IW_20181014_20181020_igram_ml.tif",
"VV", "GOLDSTEIN_PHASE_FILTERING", 0.5, 8, 64)
outRadar.save("S1B_IW_20181014_20181020_igram_ml _filt.crf")この例では、ApplyComplexDataFilter 関数が VV 偏波に使用されています。
# Import system modules and check out ArcGIS Image Analyst extension license
import arcpy
arcpy.CheckOutExtension("ImageAnalyst")
from arcpy.ia import *
# Set local variables
in_radar=r"C:\Sentinel_1\S1B_IW_20181014_20181020_igram_ml.crf"
out_radar=r"C:\Sentinel_1\S1B_IW_20181014_20181020_igram_ml _filt.crf"
polarization="VV"
filter_type="GOLDSTEIN_PHASE_FILTERING"
alpha=0.5
inner_window=8
outer_window=64
# Execute
outRadar = arcpy.ia.ApplyComplexDataFilter(in_radar, polarization, filter_type,
alpha, inner_window, outer_window)
outRadar.save(out_radar)環境
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 Image Analyst
- Standard: 次のものが必要 Image Analyst
- Advanced: 次のものが必要 Image Analyst