サブネットワーク ダイアグラム テンプレートに固有のルールおよびレイアウト定義

ユーティリティ ネットワーク層に関連するサブネットワークを定義するときには、その層に 1 つ以上のダイアグラム テンプレートを割り当てることができます。 ダイアグラム テンプレートが設定されている場合、ユーティリティ ネットワーク層に対して [サブネットワークの更新 (Update Subnetwork)] ツールを実行すると、データベース内の関連する指定したサブネットワークの属性、クラス、およびテーブルが更新されるだけでなく、関連する指定した各サブネットワークをダイアグラムで表すために、それらの割り当てられた各ダイアグラム テンプレートに基づいてシステム ダイアグラムが構築されます。

サブネットワーク ダイアグラム テンプレートの詳細

システム ダイアグラムの生成は、各サブネットワークの更新プロセスの最後に行われます。 サブネットワーク トレースはメモリ内で実行されるため、新たに構築されたサブネットワークに関連するネットワーク エレメントと接続性の関連付けがすべて取得されます。 このネットワーク エレメントのセットは、サブネットワーク システム ダイアグラムを生成するための入力として指定されます。 このため、層のサブネットワーク ダイアグラム テンプレートとして指定したダイアグラム テンプレートは、特殊なテンプレートだと見なす必要があります。

ユーティリティ ネットワークの作成時にデフォルトで提供される、3 つのすぐに使用できるダイアグラム テンプレート (基本、格納器の展開、格納器の単純化) を、ユーティリティ ネットワーク階層のサブネットワーク ダイアグラム テンプレートとして割り当てるのは最適ではありません。 ユーザー独自のサブネットワーク ダイアグラム テンプレートを設計し、そのテンプレート設定を次の設計ルールに確実に準拠させることを強くお勧めします。

  • このようなダイアグラム テンプレートを構成する場合には、[接続性の関連付けルールを追加] を設定しないでください。サブネットワーク ダイアグラムの生成のために指定された入力エレメントの一部として、接続性の関連付けがすでに含まれているからです。 このルールを追加すると、サブネットワークの更新プロセスのパフォーマンスに悪影響を与えます。
  • サブネットワーク システム ダイアグラムはサブネットワークを表すため、トレース ルール、空間検索ルール、格納器の展開ルールなど、ダイアグラムを構築する際に他のサブネットワークに属しているネットワーク エレメントを追加する可能性のあるダイアグラム ルールを使用してテンプレートを構成しないでください。
  • 他方では、サブネットワーク内のネットワーク エレメントを厳密に表現し、サブネットワーク トレースに必要な値以外を提供しないサブネットワーク システム ダイアグラムが作成されることを回避するために、サブネットワークの表現を単純化するダイアグラム ルール (ジャンクションの削減、エッジの削減、格納器の単純化ルールなど) を使用してサブネットワーク ダイアグラム テンプレートを設定してください。

サブネットワーク ダイアグラム テンプレートの設計

要約すると、サブネットワーク ダイアグラム テンプレートを設計する場合には、作成されたサブネットワーク ダイアグラムの特性を変化させる上に、サブネットワークの更新プロセスの速度を低下させるようなダイアグラム ルールを使用しないことです。 その代わり、システム ダイアグラムの構築をサポートし、単純化された読みやすいサブネットワークの表現を実現するダイアグラム ルールを検討します。

以下の表に、層のサブネットワーク ダイアグラム テンプレートとして指定されるダイアグラム テンプレートを設計する際に使用を推奨する構成ジオプロセシング ツールと、使用を避けるべきツールを示します。

ヒント:

生成されたサブネットワーク システム ダイアグラムが構築プロセス中に自動的にレイアウトされるように、これらの特殊なテンプレートにダイアグラム レイアウトを追加することも検討してください。

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