サブネットワーク内の始点から上流または下流のフィーチャを検出するには、[上流] または [下流] トレース タイプに設定した状態で、トレース ツールを使用します。
詳細については、ユーティリティ ネットワークのトレース タイプをご参照ください。
要件
上流または下流のトレースを実行するには、次の要件が満たされている必要があります。
- ネットワーク トポロジが、有効化されている必要があります。
- 1 つ以上の始点が存在する必要があります。
- エンタープライズ ジオデータベースを操作する場合、[入力ユーティリティ ネットワーク] パラメーターは、ユーティリティ ネットワーク サービスから取得する必要があります。
- サブネットワーク コントローラーを使用して、フロー方向をモデル化する場合は、サブネットワークに 1 つ以上のサブネットワーク コントローラーが必要です。
- サブネットワーク コントローラーが存在していないか、指定されたサブネットワークに接続されていない場合は、エラー メッセージが返されて、トレースが失敗します。
上流フィーチャのトレース
上流フィーチャをトレースするには、次の手順を実行します。
- アクティブなマップ ビューで、ユーティリティ ネットワークが使用可能であることを確認し、[ユーティリティ ネットワーク] タブをクリックします。
[ユーティリティ ネットワーク] タブがアクティブになります。
- マップ ビューに、1 つ以上の始点が存在することを確認します。 [ツール] グループで、[トレース] コマンドをクリックして、[トレース] ウィンドウを開きます。 トレースで使用する[始点] と [バリア] を設定します。
[上流] のトレースでは、始点を設定する必要がありますが、バリアはオプションです。
- [ユーティリティ ネットワーク] タブの [ツール] グループで、ツール ギャラリーの [上流] をクリックします。
特定の [トレース タイプ] を使用して、アクティブなマップで、ユーティリティ ネットワークの [トレース (Trace)] ツールが開きます。
- [デジタイズ方向を使用] パラメーターで、フローの決定にラインのデジタイズ方向と Flow direction 属性を使用するかどうかを選択します。
- サブネットワーク コントローラーを使用して、フローをモデル化する場合は、[デジタイズ方向を使用] チェックボックスをオフのままにします。 これがデフォルトです。
- ラインのデジタイズ方向に基づいてフローをモデル化する場合は、[デジタイズ方向を使用] チェックボックスをオンにして、以下の手順 8 に進みます。
このパラメーターをオンにすると、[ドメイン ネットワーク]、[層]、および [ターゲット層] パラメーターが非表示になり、無視されます。 このパラメーターは、ユーティリティ ネットワーク バージョン 7 以降で使用可能であり、[トレース タイプ] が上流または下流の場合にのみ、アクティブになります。
- [ドメイン ネットワーク] パラメーターで、トレースを開始するドメイン ネットワークを選択します。
- トレース可能なエリアを調整するには、[層] パラメーターに層を指定します。トレース構成は、層に定義されたサブネットワーク トレース構成に基づいて、ツールに読み込まれます。
- 複数の層に広げたい場合は、[ターゲット層] パラメーターで層を指定します。
- 必要に応じて、追加のコンフィグレーション パラメーターを適用します。 ツール パラメーターの完全なリストについては、トレース ツールをご参照ください。 トレースの構成もご参照ください。
- [実行] をクリックします。
始点から上流のフィーチャが、選択セットとして返されます。
下流フィーチャのトレース
下流フィーチャをトレースするには、次の手順を実行します。
- アクティブなマップ ビューで、ユーティリティ ネットワークが使用可能であることを確認し、[ユーティリティ ネットワーク] タブをクリックします。
[ユーティリティ ネットワーク] タブがアクティブになります。
- マップ ビューに、1 つ以上の始点が存在することを確認します。 [ツール] グループで、[トレース位置] コマンドをクリックして、[トレース位置] ウィンドウを開きます。 トレースで使用する[始点] と [バリア] を設定します。
[下流] のトレースでは、始点を設定する必要がありますが、バリアはオプションです。
- [ユーティリティ ネットワーク] タブで、[ツール] グループ ギャラリーの [下流] をクリックします。 これにより、下流の [トレース タイプ] を使用して、アクティブなマップ内のユーティリティ ネットワークに対して、[トレース (Trace)] ツールが開きます。
ヒント:
ツール ギャラリー内で [下流] を参照するには、下矢印を使用します。
- [デジタイズ方向を使用] パラメーターで、フローの決定にラインのデジタイズ方向と Flow direction 属性を使用するかどうかを選択します。
- サブネットワーク コントローラーを使用して、フローをモデル化する場合は、[デジタイズ方向を使用] チェックボックスをオフのままにします。 これがデフォルトです。
- ラインのデジタイズ方向に基づいてフローをモデル化する場合は、[デジタイズ方向を使用] チェックボックスをオンにして、以下の手順 8 に進みます。
このパラメーターをオンにすると、[ドメイン ネットワーク]、[層]、および [ターゲット層] パラメーターが非表示になり、無視されます。 このパラメーターは、ユーティリティ ネットワーク バージョン 7 以降で使用可能であり、[トレース タイプ] が上流または下流の場合にのみ、アクティブになります。
- [ドメイン ネットワーク] パラメーターで、トレースを開始するドメイン ネットワークを選択します。
- トレース可能なエリアを調整するには、[層] パラメーターに層を指定します。トレース構成は、層の定義に基づいて、ツールに読み込まれます。
- 複数の層に広げたい場合は、[ターゲット層] パラメーターで層を指定します。
- 必要に応じて、追加のコンフィグレーション パラメーターを適用します。 ツール パラメーターの完全なリストについては、トレース ツールをご参照ください。 トレースの構成もご参照ください。
- [実行] をクリックします。
始点から下流のフィーチャが、選択セットとして返されます。