カラー定理フィールドの計算 (Calculate Color Theorem Field) (カートグラフィ)

サマリー

隣接する 2 つのポリゴンが同じ色にならないようにしながら、少ない数の色でポリゴンをシンボル表示するために整数フィールドに値を設定します。

2 次元マップ内の隣接する 2 つのポリゴンが同じ色にならないようにするために、それほど多くの数の色は必要ない (通常は 4 ~ 5 つ) という定理に基づいて、各ポリゴンに値が割り当てられます。 重なり合うポリゴンやマルチパート ポリゴンでは、必要な色の数が増えることがあります。 1 以上、割り当てられた個別値の数以下の整数が割り当てられます。

カラー定理フィールドの計算ツールの図
隣接する 2 つのポリゴンが同じ色にならないような整数値が各フィーチャに割り当てられてレイヤーのシンボル表示に使用されます。

使用法

  • このツールでは、新しい出力は生成されません。 個別値シンボルでフィーチャのシンボル表示に使用可能な新規または既存のフィールドに整数値を割り当てることによって、入力が変更されます。

  • 次のいずれかが当てはまる場合、2 つのポリゴンは隣接するものと見なされます。

    • 2 つのポリゴンが、少なくとも 2 つの頂点から成る境界セグメントを共有している。
    • 2 つのポリゴンが重なり合っている。
    • 2 つのポリゴンが、わずかな量の空白スペースによって隔てられている (近隣の島々など)。

  • 1 つの頂点でしか接していない 2 つのポリゴンには同じ値が割り当てられる場合があります。

  • わずかな量の空白スペースによって隔てられているが接してはいない 2 つのポリゴンにも、ポリゴンの形状やポリゴン間の距離によっては、同じ値が割り当てられる場合があります。

  • シンボル表示したときにマルチパート フィーチャのすべてのパートが同じ色になるようにするため、マルチパート フィーチャには 1 つの値のみを割り当てることができます。 必要に応じて、マルチパート フィーチャを個別フィーチャに変換することで、各パートに異なる値を割り当てることができます。 反対に、必要に応じて、個別フィーチャをマルチパート フィーチャに結合することで、必ず同じ値が割り当てることができます。

  • このツールは、各個別値のインスタンス数の均等化を試みます。 個別値の空間的な均等分布は保証されません。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力フィーチャ

このツールの結果を使用してフィーチャをシンボル表示する入力ポリゴン。

Feature Layer
フィールド名 (既存または新規)

このツールの結果が格納されるフィールド。 隣接する 2 つのポリゴンが同じ値にならないように、1 以上、作成されている個別値の数以下の整数が各フィーチャに割り当てられます。

このフィールドが存在しない場合、Short integer データ タイプのフィールドが作成されます。 既存のフィールドを指定する場合、Short integer、Long Integer、または Big Integer データ タイプでなければなりません。 既存の値はツールの結果によって上書きされます。

Field

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力フィーチャ

更新された入力フィーチャ。

Feature Layer

arcpy.cartography.CalculateColorTheoremField(in_features, field_name)
名前説明データ タイプ
in_features

このツールの結果を使用してフィーチャをシンボル表示する入力ポリゴン。

Feature Layer
field_name

このツールの結果が格納されるフィールド。 隣接する 2 つのポリゴンが同じ値にならないように、1 以上、作成されている個別値の数以下の整数が各フィーチャに割り当てられます。

このフィールドが存在しない場合、Short integer データ タイプのフィールドが作成されます。 既存のフィールドを指定する場合、Short integer、Long Integer、または Big Integer データ タイプでなければなりません。 既存の値はツールの結果によって上書きされます。

Field

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_features

更新された入力フィーチャ。

Feature Layer

コードのサンプル

CalculateColorTheoremField の例 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで CalculateColorTheoremField 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.cartography.CalculateColorTheoremField("countries", "color_index")
CalculateColorTheoremField の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトで、CalculateColorTheoremField 関数を使用する方法を示します。

# Name: CalculateColorTheorem_standalone_script.py
# Description: Populates a number field to use for symbolizing 
# polygons with a small number of colors and ensuring no two adjacent 
# polygons are the same color.

# Import system modules
import arcpy

# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/data"

# Set local variables
inPolygonFeatures = "countries"
fieldName = "color_index"

# Execute Calculate Color Theorem Field
arcpy.cartography.CalculateColorTheoremField(inPolygonFeatures, 
                                             fieldName)

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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