ルートの作成 (Create Routes) (リニア リファレンス)

ArcGIS Pro 3.4 | | ヘルプのアーカイブ

サマリー

既存のラインからメジャー値を持つルートを作成します。 同じルート識別子をもつ入力ライン フィーチャがマージされて 1 つのルートが作成されます。

使用法

  • [ルート識別フィールド] パラメーター値の一意の値が [出力ルート フィーチャクラス] に書き出されます。

  • [フィーチャ レイヤーの作成 (Make Feature Layer)] ツールや [クエリ テーブルの作成 (Make Query Table)] ツールを使用すると、ルートの作成に使用されるラインの数を削減できます。

  • [出力ルート フィーチャクラス] パラメーター値がジオデータベースに書き出されている場合は、適切な M 許容値M 座標精度、および M ドメイン環境を設定します。

  • ルート メジャーの単位の変換には、[メジャー ファクター] パラメーターを使用します。 たとえば、フィートからマイルに変換する場合は 0.00018939394 というファクターを使用します。

  • 各ルートの始点メジャーを 0 以外の値にする必要があるアプリケーションでは、[メジャー オフセット] パラメーター値を使用します。

  • [メジャー ソース] パラメーターが [2 つのフィールドの値を使用] として指定された場合、[空間的なギャップを無視] パラメーターは使用されません。 これは、メジャー値が [始点メジャー フィールド] および [終点メジャー フィールド] パラメーター値に基づいて決定されるためです。

  • [メジャー ソース] パラメーターが、[フィーチャの長さ] または [1 つのフィールドの値を使用] として指定された場合は、マージされて 1 つのルートを作成することになる入力フィーチャの周囲に最小境界範囲を配置することにより、[座標の優先度] パラメーター値が決定されます。

  • [メジャー ソース] パラメーターが、[2 つのフィールドの値を使用] として指定された場合は、[始点メジャー フィールド] および [終点メジャー フィールド] パラメーターの値によりメジャーの方向が示唆されるため、座標の優先度を指定する必要はありません。

  • ルート識別フィールドに属性フィールドを使用すると、ダイナミック セグメンテーション処理を高速化できます。 ダイナミック セグメンテーションに [出力ルート フィーチャクラス] パラメーター値を使用する場合は、属性インデックスを作成することをお勧めします。

  • このツールで拒否されたフィーチャがあると、一時ファイル パスにテキスト ファイルが作成されてそれらのフィーチャに関する情報が格納されます。たとえば、C:\Users\patrickb\AppData\Local\Temp\Create_Output0.txt (Create_Output は出力ルート フィーチャクラスの名前) などです。

  • [出力データに M 値を含む] 環境の設定は無視されます。 [出力ルート フィーチャクラス] パラメーター値には、M 値 (メジャー値) があります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力ライン フィーチャ

ルートの作成元となるフィーチャ。

Feature Layer
ルート識別フィールド

各ルートを一意に識別する値を格納したフィールド。 このフィールドには、数値、テキスト、または GUID フィールドを使用できます。

Field
出力ルート フィーチャクラス

作成されるフィーチャクラス。 シェープファイルかジオデータベース フィーチャクラスを指定できます。

Feature Class
メジャー ソース

ルート メジャーの累積方法を指定します。

  • フィーチャの長さ入力フィーチャのジオメトリの長さを用いてメジャー値が累積されます。 これがデフォルトです。
  • 1 つのフィールドの値を使用1 つのフィールドに格納されている値を用いてメジャー値が累積されます。
  • 2 つのフィールドの値を使用始点メジャー フィールドと終点メジャー フィールドに格納されている値を用いてメジャーが累積されます。
String
始点メジャー フィールド
(オプション)

メジャー値を格納したフィールド。 このフィールドは、数値にする必要があり、メジャー ソースが [1 つのフィールドの値を使用] または [2 つのフィールドの値を使用] である場合は必須です。

Field
終点メジャー フィールド
(オプション)

メジャー値を格納したフィールド。 このフィールドは数値にする必要があります。メジャー ソースに [2 つのフィールドの値を使用] を指定している場合は必須です。

Field
座標の優先度
(オプション)

各出力ルートについてメジャーの累積を開始する位置。 メジャー ソースに [2 つのフィールドの値を使用] を指定している場合、このパラメーターは無視されます。

  • 左上メジャーは、最小境界範囲の左上隅に最も近いポイントから累積されます。 これがデフォルトです。
  • 左下メジャーは、最小境界範囲の左下隅に最も近いポイントから累積されます。
  • 右上メジャーは、最小境界範囲の右上隅に最も近いポイントから累積されます。
  • 右下メジャーは、最小境界範囲の右下隅に最も近いポイントから累積されます。
String
メジャー ファクター
(オプション)

マージされてルート メジャーが作成される前に、各入力ラインのメジャーの長さで乗じる値。 デフォルトは 1 です。

Double
メジャー オフセット
(オプション)

入力ラインがマージされてルートが作成されてからルート メジャーに追加される値。 デフォルトは 0 です。

Double
空間的なギャップを無視
(オプション)

分断されたルート上のメジャーを計算するときに、空間的ギャップを無視するかどうかを指定します。 このパラメーターは、メジャー ソースに [フィーチャの長さ] または [1 つのフィールドの値] を指定している場合に適用されます。

  • オン: 空間的ギャップが無視されます。 分断されたルートのメジャーが連続的になります。 これがデフォルトです。
  • オフ - 空間的ギャップが無視されません。 分断されたルートのメジャー値にギャップが生じます。 分断した各パートの端点間の直線距離を使用してギャップの距離が計算されます。
Boolean
インデックスの構築
(オプション)

出力ルート フィーチャクラスに書き出されたルート識別フィールドについて属性インデックスを作成するかどうかを指定します。

  • オン - 属性インデックスが作成されます。 これがデフォルトです。
  • オフ - 属性インデックスが作成されません。
Boolean

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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