ルートの優位性ルールを構成 (Configure Route Dominance Rules) (Location Referencing)

サマリー

並列ルートが存在するネットワークで主要ルートを決定するルール セットを構成します。

使用法

  • [順序タイプ] パラメーターの [数値] オプションでは、数値しか指定できません (1、2、11、22 など)。 [英数字] オプションでは、数値とテキストの両方を指定できます (1、2、11、22 や 1、11A、22A、22B など)。

  • [フィールド] パラメーターを使用して複数のフィールドを構成した場合は、フィールドが追加された順にフィールド値が連結されます。 たとえば、RouteType フィールドが最初に追加され、その値が SR であり、RouteNumber フィールドが 2 番目に追加され、その値が 18 である場合、連結されたフィールドは SR18 になります。

    たとえば、SR18 が RouteType (SR) フィールドと RouteNumber (18) フィールドで構成されたマルチフィールド ルート ID の場合は、[フィールド] パラメーターで RouteTypeRouteNumber を選択します。

  • [優先的な例外] パラメーターを設定した場合、ルートの優位性は、はじめにリストに表示されている順に例外を照合して決定され、次に構成済みのルールによって決定されます。 例外フィールドの値はカンマ区切りリストで指定します。

    たとえば、Route3、Route7、および Route9 に [優先的な例外] の値が設定されている場合は、構成済みのルールが考慮される前に、これらの例外がリストに表示された順序で主要ルートと見なされます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
LRS ネットワーク フィーチャクラス

入力フィーチャクラス。 登録済みの LRS ネットワーク フィーチャクラスのみ使用できます。

Feature Layer
タイプの構成

[LRS ネットワーク フィーチャクラス] パラメーターの値に適用される構成のタイプを指定します。

  • 追加新しいルールが構成に追加されます。
  • 更新構成で既存のルールが更新されます。
  • 削除既存のルールが構成から削除されます。
String
ルール名

追加、更新、または削除されるルールの名前。 ルールの名前は最大 30 文字です。

String
更新されたルール名
(オプション)

ルールの更新された名前。 このパラメーターは、[更新][タイプの構成] パラメーターの値として指定されている場合にのみ使用されます。

String
ソース テーブル名
(オプション)

[LRS ネットワーク フィーチャクラス] パラメーターの値に登録されているソース イベント テーブルまたはフィーチャクラス。 代わりに、ネットワーク フィーチャクラスを使用することもできます。 非スパニング ライン イベントだけがサポートされています。

String
フィールド
(オプション)

ソース テーブル内の属性フィールド エイリアス。 複数のフィールドを使用している場合は、これらのフィールドが連結されます。

String
順位付けの方法
(オプション)

ルートの優位性の順位を値の小さい順に決定するか、値の大きい順に決定するかを指定します。

  • より小さいルートの優位性の順位を値の小さい順に決定します。 これがデフォルトです。
  • より大きいルートの優位性の順位を値の大きい順に決定します。
String
順序タイプ
(オプション)

数値文字列または英数字文字列を評価する際に使用する順序タイプを指定します。

  • 英数字英数字順序タイプが使用されます。 これがデフォルトです。
  • 数値数値順序タイプが使用されます。
String
優先的な例外
(オプション)

ユーザーが指定した例外のカンマ区切りリスト。

String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力ネットワーク フィーチャクラス

更新された LRS ネットワーク フィーチャクラス。

Feature Layer

arcpy.locref.ConfigureRouteDominanceRules(in_feature_class, configure_type, rule_name, {updated_rule_name}, {source_table_name}, {fields}, {order_method}, {order_type}, {prioritized_exceptions})
名前説明データ タイプ
in_feature_class

入力フィーチャクラス。 登録済みの LRS ネットワーク フィーチャクラスのみ使用できます。

Feature Layer
configure_type

in_feature_class パラメーターの値に適用される構成のタイプを指定します。

  • ADD新しいルールが構成に追加されます。
  • UPDATE構成で既存のルールが更新されます。
  • DELETE既存のルールが構成から削除されます。
String
rule_name

追加、更新、または削除されるルールの名前。 ルールの名前は最大 30 文字です。

String
updated_rule_name
(オプション)

ルールの更新された名前。 このパラメーターは、UPDATEconfigure_type パラメーターの値として指定されている場合にのみ使用されます。

String
source_table_name
(オプション)

in_feature_class パラメーターの値に登録されているソース イベント テーブルまたはフィーチャクラス。 代わりに、ネットワーク フィーチャクラスを使用することもできます。 非スパニング ライン イベントだけがサポートされています。

String
fields
[fields,...]
(オプション)

ソース テーブル内の属性フィールド エイリアス。 複数のフィールドを使用している場合は、これらのフィールドが連結されます。

String
order_method
(オプション)

ルートの優位性の順位を値の小さい順に決定するか、値の大きい順に決定するかを指定します。

  • LESSERルートの優位性の順位を値の小さい順に決定します。 これがデフォルトです。
  • GREATERルートの優位性の順位を値の大きい順に決定します。
String
order_type
(オプション)

数値文字列または英数字文字列を評価する際に使用する順序タイプを指定します。

  • ALPHANUMERIC英数字順序タイプが使用されます。 これがデフォルトです。
  • NUMERIC数値順序タイプが使用されます。
String
prioritized_exceptions
(オプション)

ユーザーが指定した例外のカンマ区切りリスト。

String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_feature_class

更新された LRS ネットワーク フィーチャクラス。

Feature Layer

コードのサンプル

ConfigureRouteDominanceRules の例 1 (Python ウィンドウ)

ConfigureRouteDominanceRules 関数を Python ウィンドウで使用して、ルートの優位性ルールを追加する方法を示しています。

# Name: ConfigureRouteDominanceRules_Pro_ex1.py
# Description: Adds a rule to determine the dominant route in a network 
# where there are concurrent routes.
# Requirements: ArcGIS Location Referencing

# Local tool variables
in_feature_class = "C:\\LRdata\\LR.SDE\\LRSDataset\\RouteNetwork"
configure_type = "ADD"
rule_name = "Rule6"
updated_rule_name = ""
source_table_name = "FunctionalClass"
fields = "FunctionalClass"
order_method = "LESSER"
order_type = "NUMERIC"
prioritized_exceptions = ""

# Execute the tool
arcpy.locref.ConfigureRouteDominanceRules(in_feature_class, configure_type, rule_name, 
                                          updated_rule_name, source_table_name, fields, 
                                          order_method, order_type, prioritized_exceptions)
ConfigureRouteDominanceRules の例 2 (Python ウィンドウ)

ConfigureRouteDominanceRules 関数を Python ウィンドウで使用して、ルートの優位性ルールを更新する方法を示しています。

# Name: ConfigureRouteDominanceRules_Pro_ex2.py
# Description: Updates a rule to determine the dominant route in a network 
# where there are concurrent routes.
# Requirements: ArcGIS Location Referencing

# Local tool variables
in_feature_class = "C:\\LRdata\\LR.SDE\\LRSDataset\\RouteNetwork"
configure_type = "UPDATE"
rule_name = "Rule6"
updated_rule_name = "Rule7"
source_table_name = "FunctionalClass"
fields = "FunctionalClass"
order_method = "GREATER"
order_type = "NUMERIC"
prioritized_exceptions = ""

# Execute the tool
arcpy.locref.ConfigureRouteDominanceRules(in_feature_class, configure_type, rule_name, 
                                          updated_rule_name, source_table_name, fields, 
                                          order_method, order_type, prioritized_exceptions)
ConfigureRouteDominanceRules の例 3 (スタンドアロン スクリプト)

ConfigureRouteDominanceRules 関数をスタンドアロン スクリプトで使用して、ルートの優位性ルールを削除する方法を示しています。

# Name: ConfigureRouteDominanceRules_Pro_ex3.py
# Description: Deletes a route dominance rule from the configured rules as a stand-alone script.
# Requirements: ArcGIS Location Referencing

# Import arcpy module
import arcpy

# Check out any necessary licenses
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

# Local tool variables
in_feature_class = "C:\\LRdata\\LR.SDE\\LRSDataset\\RouteNetwork"
configure_type = "DELETE"
rule_name = "Rule3"
updated_rule_name = ""
source_table_name = ""
fields = None
order_method = ""
order_type = ""
prioritized_exceptions = ""

# Execute the tool
arcpy.locref.ConfigureRouteDominanceRules(in_feature_class, configure_type, rule_name, 
                                          updated_rule_name, source_table_name, fields, 
                                          order_method, order_type, prioritized_exceptions)

# Check in licenses
arcpy.CheckInExtension('LocationReferencing')
ConfigureRouteDominanceRules の例 4 (スタンドアロン スクリプト)

ConfigureRouteDominanceRules 関数をスタンドアロン スクリプトで使用して、例外のあるルートの優位性ルールを追加する方法を示しています。

# Name: ConfigureRouteDominanceRules_Pro_ex4.py
# Description: Add a rule as a stand-alone script with prioritized exceptions 
# to determine the dominant route in a network with concurrent routes.
# Requirements: ArcGIS Location Referencing

# Import arcpy module
import arcpy

# Check out any necessary licenses
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

# Local tool variables
in_feature_class = "C:\\LRdata\\LR.SDE\\LRSDataset\\RouteNetwork"
configure_type = "ADD"
rule_name = "Rule8"
updated_rule_name = ""
source_table_name = "RouteNetwork"
fields = "RouteName"
order_method = "LESSER"
order_type = "ALPHANUMERIC"
prioritized_exceptions = "US62"

# Execute the tool
arcpy.locref.ConfigureRouteDominanceRules(in_feature_class, configure_type, rule_name, 
                                          updated_rule_name, source_table_name, fields, 
                                          order_method, order_type, prioritized_exceptions)

# Check in licenses
arcpy.CheckInExtension('LocationReferencing')

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)
  • Standard: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)
  • Advanced: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)

関連トピック