Indoors の機能のライセンスが付与されたポータルで利用できます。
ArcGIS Indoors はモバイル デバイスの追跡をサポートしています。屋内測位システム (IPS) による屋内の位置と GPS (Global Positioning System) による屋外の位置をレポートできます。人の追跡を施設内または施設の周囲の位置に制限することもできます。場合によっては、施設の特定の領域内のみでデバイスを追跡する必要が生じることもあります。ArcGIS Indoors 情報モデルの TrackingZones フィーチャクラスは、ArcGIS Indoors によってモバイル デバイスを追跡可能な領域の範囲を定義します。
位置情報がレポートされるのは、TrackingZones フィーチャの属性値が [トラック] に設定されている状態で、モバイル デバイスがフィーチャ内で指定された領域内にある場合のみです。モバイル デバイスの位置が追跡ゾーン外だとレポートされると、位置はレポートされません。定義した領域は維持するが、位置がレポートされないようにする場合には、属性値を [追跡しない] に変更できます。この属性を使用して、追跡を行わない領域 (セキュア サーバー ルームやトイレなど) を定義できます。
TrackingZones フィーチャクラス内に追跡ゾーンを作成するには、[フィーチャ作成] ツールでポリゴンをデジタイズします。または、[アペンド (Append)] ジオプロセシング ツールを使用して、選択フィーチャを Units フィーチャクラスから TrackingZones フィーチャクラスに読み込むことができます。
施設の周囲に境界を定義する場合は、[バッファー (Buffer)] ツールを実行して、指定した距離で Facilities フィーチャクラス内の施設フィーチャの周囲にポリゴンを作成します。次に、[ポリゴンの単純化 (Simplify Polygon)] ツールを使用して、ポリゴン内の頂点の数を減らしてから、結果のフィーチャを TrackingZones フィーチャクラスに読み込みます。