構造物付属物の関連付けを使用すると、どのネットワーク フィーチャが構造物ネットワークのフィーチャに接続されているのかをすばやく確認することができます。
上の図は、電気スイッチを構造物付属物として電柱に追加する方法を示しています。
構造物付属物の関連付けについて
構造物付属物の関連付けにより、ネットワーク内のサポートしている構造物と付属物のモデリングが可能になります。多くの場合、ユーティリティは、サブネットワークと関連付けられている電柱などの構造物フィーチャをレポートする必要があります。また、重要なデバイスの一部が到達可能なマンホールを見つけなければならない場合があります。リソースをトレースする目的では構造物はネットワークの一部にはなりませんが、ネットワーク フィーチャに付属している構造物をすばやく特定し、リストに表示する必要があります。構造物付属物は、構造物フィーチャをユーティリティ ネットワーク内の他のフィーチャに論理的に関連付けます。これらの関連付けを使用すると、機器を支える構造物と付属する関連アセットの間のリレーションシップをモデル化できます。たとえば、電柱は、変圧器を付属物とする構造物としての役割を果たすことができます。
- 構造物は多くの付属物を持つことができます (変圧器、アース、ライザー、避雷器が付属する電柱など)。
- プラットフォームなどの付属物フィーチャを複数の電柱 (構造物) に関連付けることもできます。
構造物付属物を使用して、ポイント フィーチャ、ジャンクション オブジェクト、または構造物ジャンクション オブジェクトを、構造物ジャンクションまたは構造物ジャンクション オブジェクトに付属させることができます。このタイプの関連付けはターミナルに対応しません。
上の図に示すように、接続ポイント ジャンクションを使用して、電線を電柱に付属させています。さらに、電線を変圧器と接続して、電気が流れるようにしています。電線上の接続ポイントから変圧器への接続性の関連付けがあるために、電線を通って電気が変圧器まで流れるようになっています。電柱のようなフィーチャを通って電気は流れませんが、電柱のレポートなどのワークフローのために、構造物を含むようにトレース操作を構成できます。
構造物付属物の関連付けの構成
ユーティリティ ネットワークを構成して、構造物付属物の関連付けを使用するためには、いくつかの手順が必要です。
初めに、有効な構造物付属物の関連付けについて、ユーティリティ ネットワークのフィーチャ制限を確認します。フィーチャを構造物として設定するには、そのアセット グループとアセット タイプに構造物の関連付けロールが割り当てられている必要があります。構造物ネットワーク内の構造物ジャンクションおよび構造物ジャンクション オブジェクト データセットのみに構造物の関連付けロールを割り当てることができます。関連付けロールを割り当てるときに、削除ルールを構成し、構造物付属物の関連付けを使用する際のユーザー エクスペリエンスを制御します。これは、構造物が削除されたときに付属物フィーチャがどのように処理されるかを制御するために使用されます。たとえば、構造物を削除する前にすべての付属物を削除するよう指定できます。
詳細については、「関連付けロール」および「削除ルール、表示縮尺、分割ポリシー」をご参照ください。
格納器の関連付けロールを割り当てると、構造物付属物ルールを使用してユーティリティ ネットワークを構成できます。構造物付属物の関連付けにフィーチャの制限が適用される限り、構造物付属物の関連付けがフィーチャ間で作成されるようにネットワーク ルールを作成できます。
構造物付属物の操作
構造物付属物は、構造物ジャンクションまたは構造物ジャンクション オブジェクトからドメイン内の他のフィーチャに対して定義できます。構造物付属物は、構造物ジャンクションおよび構造物ジャンクション オブジェクト フィーチャ間に定義することもできます。ポイント フィーチャは他のポイント フィーチャに直接付属できます (変圧器を電柱に追加する場合など)。ただし、ラインまたはエッジ オブジェクトには、端点または中間部の頂点のいずれかに付属する中間のポイント フィーチャまたはジャンクションオブジェクトが必要です。
構造物付属物のいくつかの例を次に示します。
- 電柱 (構造物ジャンクション) に付属する変圧器 (デバイス) とライザー (ジャンクション)。
- パッド (構造物ジャンクション) に付属するスイッチギヤ (アセンブリ)。
- 電柱 (構造物ジャンクション) に付属する支線 (構造物ジャンクション)。
リソースは構造物フィーチャに流れませんが、[トレース (Trace)] ツールで [構造物を含める] トレース構成オプションを有効にすると、トレースによって構造物を返すことができます。
トレースで使用されるオプションの詳細については、「トレースの構成」をご参照ください。