ネットワーク トポロジの整合チェック (Validate Network Topology) (ユーティリティ ネットワーク)

概要

ネットワーク内のフィーチャが編集された後にユーティリティ ネットワークのネットワーク トポロジを整合チェックします。

使用法

  • フィーチャの空間属性の編集とネットワーク トポロジの間にある不整合は、ダーティ エリアを使用してマークされます。

  • マルチ ユーザー モデル ユーティリティ ネットワークを操作する際、[ネットワーク トポロジの整合チェック (Validate Network Topology)] ジオプロセシング ツールは非同期処理を利用します。

    詳細:
    非同期の整合チェック プロセスでは、UtilityNetworkTools ジオプロセシング サービスが使用されます。UtilityNetworkTools サービスは、ユーティリティ ネットワークを含むフィーチャ サービスの System フォルダーで事前構成済みです。このサービスはタイムアウト設定が長く、ユーティリティ ネットワークのジオプロセシング タスク用に予約されています。

  • ネットワーク トポロジが有効化されている必要があります。

  • エンタープライズ ジオデータベースを操作する場合は、入力ユーティリティ ネットワークがユーティリティ ネットワーク サービスである必要があります。

  • エンタープライズ ジオデータベースを操作する場合、Default バージョンでは一度に 1 つのセッションだけが整合チェック操作を実行できます。

構文

ValidateNetworkTopology(in_utility_network, {extent})
パラメーター説明データ タイプ
in_utility_network

ネットワーク トポロジを整合チェックするユーティリティ ネットワーク。

Utility Network; Utility Network Layer
extent
(オプション)

ネットワーク トポロジを整合チェックする地理領域。 このパラメーターは、範囲ジオプロセシング環境に似ています。

  • Extent オブジェクト - Extent オブジェクトを使用して、範囲を指定できます。
  • MINOF - すべての入力フィーチャまたはラスターが重なる (互いに交差する) 範囲。重なるフィーチャが存在せず、NULL 範囲 (幅と高さがゼロ) になる可能性があります。その場合、フィーチャもセルも処理されません。
  • MAXOF - すべての入力データの結合された範囲。すべてのフィーチャまたはセルが処理されます。
  • Xmin、Ymin、XMax、YMax - 入力データが格納されたときの座標系で、範囲を指定するスペースで区切られた座標 (例: 「-107.0 38.0 -104.0 40.0」)。
  • パス名 - データセットのパス。このデータセットの範囲が使用されます。
Extent

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_utility_network

整合チェックされたユーティリティ ネットワーク。

ユーティリティ ネットワーク

コードのサンプル

ValidateNetworkTopology (ネットワーク トポロジの整合チェック) の例 (Python ウィンドウ)

GridNetwork という名前のユーティリティ ネットワークの範囲全体のネットワーク トポロジを整合チェックします。

import arcpy
arcpy.ValidateNetworkTopology_un('GridNetwork', 'Default')

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: いいえ
  • Standard: はい
  • Advanced: はい

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