属性ルールは、このルールを使用して属性を自動的に設定し、編集操作中の無効な編集を制限し、フィーチャに対して品質保証チェックを実行できるジオデータベース ルールです。属性ルールは、トポロジ ルール、ドメイン、およびサブタイプに加えて使用して、ジオデータベース データセットのデータ整合性を向上させることができます。
パーセル ファブリックは、属性ルールをジオデータベース トポロジ ルールとともに使用して、データ品質を管理します。パーセル ファブリックを作成すると、次の属性ルールがパーセル ファブリック フィーチャクラスで作成されます。
- [維持] 属性ルール
- [レコードを持つ] 属性ルール
その他の属性ルールを追加して、組織のパーセル ファブリックのデータ品質を管理できます。
計算および制約タイプの属性ルールを評価します。
計算および制約タイプの属性ルールは、編集操作 (挿入、更新、および削除) で自動的に評価されます。たとえば、パーセル ファブリック [維持] 属性ルールは計算タイプの属性ルールです。すなわち、パーセル ファブリック ポイントを削除すると自動的に評価されます。
整合チェックおよびバッチ演算タイプの属性ルールの評価
整合チェック タイプの属性ルールは、[エラー インスペクター] または [ルールの評価 (Evaluate Rules)] ジオプロセシング ツールを使用して、ユーザーによって指定された時間に評価されます。[MUST HAVE A RECORD] パーセル ファブリック属性ルールは、エラー インスペクターを使用して評価される整合チェック タイプの属性ルールです。
パーセル ファブリックの属性ルールを評価するには、次の手順に従います。
- [コンテンツ] ウィンドウで、パーセル フィーチャ レイヤー (パーセル ライン、パーセル ポイント、パーセル ポリゴン、または接続線) を右クリックして、[エラー レイヤーの追加] をクリックします。エラー レイヤーは、バッチ演算と整合チェック ルールを評価するためにマップに追加する必要があります。エラー レイヤーは、パーセル ファブリック グループ レイヤーとしてマップに追加され、ジオデータベースのルート レベルにある整合チェック ライン エラー、整合チェック ポイント エラー、整合チェック ポリゴン エラー、および、整合チェック オブジェクト エラーのデータセットを参照します。
- [編集] タブの [編集の管理] グループで、[エラー インスペクター] をクリックして [エラー インスペクター] を開きます。
- [エラー インスペクター] ウィンドウで [ソース] ドロップダウン矢印をクリックし、[エラー レイヤー (ジオデータベース)] を選択します。
- [ルールの評価] ドロップダウン矢印をクリックして、[整合チェック] チェックボックスをオンにします。範囲と評価を非同期に実行するかどうかに関するオプションを選択します。
- [ルールの評価]
をクリックして整合チェックを実行します。
[レコードを持つ] エラーの修正
パーセル フィーチャ (ラインおよびポリゴン) には、関連付けられたパーセル レコードが必要です。
[MUST HAVE A RECORD] 属性ルールエラーは、以下の方法で修正できます。
- 既存のパーセル レコード情報がある場合、[パーセル レコードの作成 (Create Parcel Records)] ジオプロセシング ツールを使用し、レコード名を格納しているフィールドを使用してパーセル フィーチャのパーセル レコードを一括して作成します。フィールドはパーセル フィーチャの属性テーブルに追加する必要があり、またレコード名が関連付けられたパーセル フィーチャと一致する必要があります。
- パーセル レコードを作成して、パーセル フィーチャを割り当てます。