トレース ネットワークのフロー方向は、FLOWDIRECTION フィールドで設定された値により決定されます。トレース ネットワークを作成するか、ジオメトリック ネットワークから変換する場合、ネットワークに参加しているすべてのライン フィーチャクラスに Flow direction ネットワーク属性が作成されます。
メモ:
トレース ネットワーク バージョン 1 では、[フロー方向の設定 (Set Flow Direction)] ツールを使用して、ネットワーク内のライン フィーチャのフロー方向を更新する必要があります。トレース ネットワークは、トレース ネットワーク バージョン 2 以降にアップグレードして、Flow direction ネットワーク属性および関連するワークフローを使用できます。詳細については、「トレース ネットワークのアップグレード履歴」をご参照ください。
デフォルトでは、フローはネットワーク エッジのデジタイズ方向によって確立されます。コード値ドメインは、次の 3 つの方法でフロー方向を設定するために使用されます。
- 不定方向 - フロー方向は双方向であるか、または一定ではありません。
- デジタイズ方向 - フロー方向は、エッジのデジタイズ方向に従って設定されます。これがデフォルトです。
- 反デジタイズ方向 - フロー方向は、エッジのデジタイズ方向とは反対の方向に設定されます。
トレース ネットワークのライン フィーチャのフロー方向を設定するには、次の手順を実行します。
- [編集] タブの [選択] グループで、[属性] をクリックします。
- [選択] をクリックし、ウィンドウ内のフィーチャを選択して選択リストを展開します。
- 複数のフィーチャを選択して、同じフィールドを同じ値で編集するには、次のキーボード ショートカットを使用します。
- 複数のフィーチャを選択するには、Ctrl キーを押しながらフィーチャをクリックします。
- 隣接フィーチャを選択するには、Shift キーを押しながら最初のフィーチャと最後のフィーチャをクリックします。
- 複数のフィーチャを選択して、同じフィールドを同じ値で編集するには、次のキーボード ショートカットを使用します。
- Flow direction の右側にあるセルをクリックして、ドメイン内の使用できるオプションから値を選択し、Enter キーを押します。
- [自動的に適用] がオフになっている場合は、[適用] をクリックします。
- また、FLOWDIRECTION フィールドは、属性テーブルで手動により、または [フィールド演算 (Calculate Field)] ツールを使用して編集できます。
ネットワーク属性を編集すると、整合チェックが必要なフィーチャをマークするためにダーティ エリアが生成されます。整合チェックにより、ネットワーク トポロジ内のフロー方向が更新されます。
- 編集を整合チェックしてネットワーク トポロジを更新するには、[トレース ネットワーク] の下で、[データ] タブをクリックします。
- [ネットワーク トポロジ] グループで [整合チェック] コマンドをクリックします。
- 実施した編集の範囲により、[現在の範囲] または [範囲全体] の整合チェックを選択できます。詳細については、「ネットワーク トポロジの整合チェック」をご参照ください。
選択したフィーチャのフロー方向が更新されます。[トレース ネットワーク] の [フロー方向] グループの [データ] タブで、[フロー方向の表示] コマンドを使用して、視覚化するフロー方向レイヤーを作成します。