フロー方向の設定 (Set Flow Direction) (トレース ネットワーク)

概要

トレース ネットワーク バージョン 1 内でのライン フィーチャのフロー方向を設定します。

使用法

  • フロー方向は、トレース ネットワーク バージョン 1 に属しているライン フィーチャに対してのみ [フロー方向の設定 (Set Flow Direction)] ツールを使用して設定できます。

    レガシー:

    [フロー方向の設定 (Set Flow Direction)] ツールは、トレース ネットワーク バージョン 2 以降では使用できません。ネットワーク内でのライン フィーチャのフロー方向を設定または変更するには、FLOWDIRECTION ネットワーク属性フィールドを使用します。

  • ネットワーク トポロジを有効化する必要があります。

  • フロー方向は、デジタイズ方向に沿って、デジタイズ方向と反対に、または不定として、フィーチャ レベルで指定できます。マップ上に選択したフィーチャが存在する場合、フロー方向はそれらのフィーチャにのみ設定されます。

    フロー方向の設定方法の詳細

構文

arcpy.tn.SetFlowDirection(input_trace_network, in_edges, flow_direction)
パラメーター説明データ タイプ
input_trace_network

フロー方向を設定するライン フィーチャクラスを含むトレース ネットワーク。

メモ:

このパラメーターでは、トレース ネットワーク バージョン 1 を入力値として使用する必要があります。

Trace Network; Trace Network Layer
in_edges
[in_edges,...]

入力トレース ネットワークに属しているポリライン フィーチャ。

Feature Layer
flow_direction

エッジのフロー方向を指定します。

  • WITH_DIGITIZED_DIRECTIONフロー方向は、エッジのデジタイズ方向に沿います。
  • AGAINST_DIGITIZED_DIRECTIONフロー方向は、エッジのデジタイズ方向と反対になります。
  • INDETERMINATEフロー方向は、不定になります。
String

派生した出力

名前説明データ タイプ
updated_trace_network

更新されるトレース ネットワーク。

トレース ネットワーク

コードのサンプル

SetFlowDirection (フロー方向の設定) の例 (Python ウィンドウ)

デジタイズ方向に沿って、HydroLines エッジ クラスにフロー方向を設定します。

import arcpy
arcpy.SetFlowDirection_tn("C:\\MyProject\\NHD.gdb\\Hydro\\HydroNetwork_v1", 
                          "HydroLines", "WITH_DIGITIZED_DIRECTION")

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: いいえ
  • Standard: はい
  • Advanced: はい

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