スタイルの管理

スタイルは、マップ、シーン、およびレイアウトに表示されるシンボルやその他の再利用可能なアイテムのコレクションです。 スタイルをプロジェクトに追加して、シンボルや他のエレメント ギャラリーで使用できるようにします。

スタイルのコンテンツの管理

スタイルには、以下に示すスタイル クラスに分類されるさまざまなスタイル アイテム タイプが含まれます。 スタイル クラスは空にできます。 多くのスタイルは、アイテムが設定されたシンボル スタイル クラスだけを含みます。

スタイルのコンテンツの探索

スタイルのコンテンツは、カタログ ビューから表示および管理します。 カタログ ビューで、プロジェクトに含まれるすべてのスタイルを表示できます。 各スタイルで、各スタイルのアイテムを表示したり、スタイル アイテムごとに説明とグラフィックス プロパティを表示 (場合によっては変更) したりすることができます。

スタイルのコンテンツを探索するには、次の手順に従います。

  1. カタログ ビューをアクティブにします。 カタログ ビューを開くには、[表示] タブの [ウィンドウ] グループで、[カタログ ビュー]カタログ ビュー をクリックします。
  2. [詳細] パネルが開いていることを確認します。 [表示] タブの [オプション] グループで、[詳細パネル] 詳細パネルの表示/非表示 をクリックします。
  3. [コンテンツ] ウィンドウで、[スタイル] フォルダー スタイル フォルダー をクリックして、すべてのプロジェクト スタイルのリストを表示します。
  4. スタイルをクリックしてハイライト表示します。
    • [詳細] パネルの [説明] タブに、名前、ステータス、説明、タグ、および色の管理プロパティが表示されます。 同時に複数のスタイルを選択できます。 これらのスタイルの説明やタグが一致していないと、複数の値が存在することを示すメッセージが表示されます。 選択したスタイルの説明を新規に入力することも可能ですが、これらのスタイルの説明やタグがすでに存在する場合は、既存の説明やタグが上書きされるので注意してください。
    • [詳細] パネルの [プロパティ] タブにスタイルのコンテンツが表示されます。 アイテムを含む各スタイルが数とともに表示されます。 スタイル クラスをクリックすると、そのコンテンツが表示されます。 スタイル アイテムをクリックしてハイライト表示します。 詳細パネルの [説明][プロパティ]、および [プレビュー] タブで各スタイル アイテムを探索 (場合によっては変更) できます。

ショートカットとして、[カタログ] ウィンドウから直接スタイルを開くこともできます。 [カタログ] ウィンドウの [プロジェクト] タブで、[スタイル] フォルダー スタイル フォルダー を開きます。 スタイルを右クリックし、[管理] 管理 をクリックします。

スタイル クラスのコンテンツを表示

リボンからスタイルのスタイル クラスを参照することもできます。

[管理] にある [スタイル] タブの [整理] グループで [表示] ドロップダウン メニューを開きます。 このリストには、設定されているスタイル クラスだけが表示されます。

スタイル アイテム名の長さに応じてタイル表示または列表示を切り替えることができます。 [表示] タブの [オプション] グループで [表示タイプ] ドロップダウン矢印 リスト ビュー をクリックします。 [列] リスト ビュー または [タイル] アイコン表示 を選択します。

アクティブなカタログ ビュー内のスタイル クラス アイテムを並べ替えることができます。 スタイル アイテムの並べ替えは列またはタイルで実行できます。 列の場合は、列見出しをクリックします。 タイルの場合は、[スタイル] タブの [整理] グループで [並べ替え] ドロップダウン矢印をクリックします。 [ID で並べ替え] ID で並べ替え または [名前で並べ替え] 名前で並べ替え を使用して、タイルを並べ替えることができます。 デフォルトの並べ替え順に戻すには、[スタイル] タブの [整理] グループで、[デフォルト] ドロップダウン矢印をクリックしてから [デフォルトの並べ替え] をクリックします。

[プレビュー] ウィンドウでスタイル アイテムを確認できます。 [表示] タブの [オプション] グループで、[詳細パネル] 詳細パネルの表示/非表示 をクリックして、[プレビュー] タブをクリックします。

スタイルでのシンボルおよびスタイル アイテムの作成

シンボルとスタイル アイテムを編集可能なプロジェクト スタイル (お気に入りのスタイルなど) に作成できます。 レイアウト スタイル アイテム (方位記号、縮尺記号、格子線、および経緯線) をスタイルに直接作成することができませんが、これらのアイテムをレイアウトで使用するときに、スタイルに保存できます。

スタイル内にスタイル アイテムを作成するには、次の手順に従います。

  1. カタログ ビューをアクティブにします。 カタログ ビューを開くには、[表示] タブの [ウィンドウ] グループで、[カタログ ビュー]カタログ ビュー をクリックします。
  2. [詳細] パネルが開いていることを確認します。 [表示] タブの [オプション] グループで、[詳細パネル] ボタン 詳細パネルの表示/非表示 をクリックします。
  3. [コンテンツ] ウィンドウで、[スタイル] フォルダー スタイル フォルダー をクリックして、すべてのプロジェクト スタイルのリストを表示します。
  4. 編集可能なスタイル スタイル ファイル (*.stylx) をクリックしてハイライト表示します。 カスタム スタイルをプロジェクトに追加していない場合は、お気に入りのスタイルを選択します。
  5. [管理][スタイル] タブにある [作成] グループで、[新規作成] ドロップダウン矢印をクリックして、作成するスタイル アイテムのタイプを選択します。

    デフォルト プロパティが定義されたスタイル アイテムが選択したスタイルに対応するスタイル クラス内に作成されます。

別のスタイルから既存のアイテムをコピーすることで、スタイル内にスタイル アイテムを作成することもできます。 ArcGIS Pro に含まれるシステム スタイルは読み取り専用ですが、そのシステム スタイル (または別のスタイル) から編集可能なスタイルにスタイル アイテムをコピーし、必要に応じてカスタマイズできます。 どちらのスタイルもプロジェクトに存在する必要があります。 多くのアイテムをコピーする場合、2 つのカタログ ビューを別々に開き、同時に表示されるようにアプリケーション内に並べて配置すると簡単に操作できます。

別のスタイルからスタイル アイテムをコピーするには、次の手順に従います。

  1. スタイルのコンテンツを探索して、1 つまたは複数のスタイル アイテムをハイライト表示します。 1 つのスタイル クラスから複数のアイテムを選択するには、Shift キーまたは Ctrl キーを押しながらクリックします。
  2. 選択したスタイル アイテムを右クリックし、[コピー] コピー (Copy) をクリックします。
  3. 別のスタイルを参照してハイライト表示します。 右クリックして [貼り付け] 貼り付け をクリックします。

お気に入りのスタイルは、よく使用するスタイル アイテムを保存しておくのに最適な場所です。 それらのコンテンツは常にギャラリーの最上部に表示されます。 このスタイルは、アイテムを一時的に保持したり試したりするのにも最適な場所です。 他の場所からお気に入りのスタイルにアイテムをコピーして貼り付けるショートカットとして、アイテムをクリックしてハイライト表示し、右クリックして [お気に入りに追加] お気に入りに追加 をクリックします。

スタイルでのシンボルおよびスタイル アイテムの変更

スタイル アイテムの整理と検索を簡単に実行できるように、各スタイル アイテムには次の表に示すようにメタデータがあります。 これらは、カタログ ビューの [説明] タブで表示および変更できます。 複数のスタイル アイテムが選択されている場合は、ここで加えた変更が選択済みのすべてのスタイル アイテムに適用されますが、その他の情報が上書きされる可能性があります。

名前

説明するまたは識別する名前。 スタイル内で名前を一意にする必要はありませんが、一意にすると簡単に整理できます。 シンボルの名前は、タグとともにシンボル検索に使用されます。

カテゴリ

ほとんどの場合、これはオプションのプロパティです。これを使用してスタイル アイテムをさらに整理できます。 ギャラリー内のシンボルを検索するとき、結果をこのカテゴリ別にグループ化できます。 一部のシステム スタイルでは、特定の状況で適切なタイプのスタイルが表示されるようにするためにカテゴリが使用されます。

タグ

タグは、スタイル アイテムをギャラリーで見つけやすくするために、スタイル アイテムに適用されます。 タグはセミコロンで区切ります。 検索は、スタイル アイテム名、カテゴリ、およびタグで実行されます。 そのため、タグ内で名前やカテゴリの単語を繰り返す必要はありません。

スタイル

現在のアイテムが含まれるスタイルのパス。

キー

キーはスタイル アイテムの一意の識別子です。 自動的に生成されますが、必要に応じて変更することができます。 スタイル アイテム キーはスタイル内で一意でなければなりません。

スタイルのグラフィックス プロパティは、カタログ ビューの [プロパティ] タブにあります。 これらはスタイル アイテム タイプごとに異なります。 複数のスタイル アイテムを選択したときは、編集できるプロパティは制限されます。 一部のタイプは、それを含むスタイルが編集可能な場合でも編集できません。

[プレビュー] タブで、アイテムがどのように表示されるかを確認できます。 このタブでシンボルを表示する操作のヒントについては、「現在のシンボルのプレビュー」をご参照ください。

シンボルやスタイル アイテムの説明またはプロパティを探索または変更するには、次の手順に従います。

  1. スタイルのコンテンツを探索して、1 つまたは複数のスタイル アイテムをハイライト表示します。 1 つのスタイル クラスから複数のアイテムを選択するには、Shift キーまたは Ctrl キーを押しながらクリックします。
  2. [詳細] パネルが開いていることを確認します。 [表示] タブの [オプション] グループで、[詳細パネル] 詳細パネルの表示/非表示 をクリックします。
  3. [詳細] パネルで、次のいずれかをクリックします。
    • そのアイテムの名前、カテゴリ、タグ、スタイル パスおよびキーについては、[説明] タブを選択します。
    • そのアイテムのグラフィックス プロパティについては、[プロパティ] タブを選択します。
    • アイテムのグラフィックス プレビューを表示するには、[プレビュー] タブを選択します。

スタイルのアップグレード

シンボルとその他のスタイルの基本的な構造は、ArcGIS Pro の今後のリリースで変更されることがあります。 基本的な構造が変更されると、以前のバージョンで作成されたスタイルが最新のものでなくなります。 最新でないスタイルもプロジェクトで使用できます。 ギャラリーに含まれるアイテムを表示したら、選択して使用することができます。 スタイルは現在のバージョンにアップグレードされるまで読み取り専用です。 スタイルのコンテンツは、アップグレードしない限り、追加、削除、変更することができません。 また、最新でないスタイルを使用すると、パフォーマンスがわずかに低下することがあります。

  1. カタログ ビューをアクティブにします。 カタログ ビューがプロジェクトで開いていない場合は、[ビュー] タブの [ウィンドウ] グループで [カタログ ビュー] カタログ ビュー をクリックします。
  2. [コンテンツ] ウィンドウで [スタイル] をクリックします。

    すべてのプロジェクト スタイルのタイルが [カタログ] ビューに表示されます。

  3. カタログ ビュー内のスタイル スタイル ファイル (*.stylx) をクリックします。
  4. [詳細] パネルにある [説明] タブをクリックします。 [詳細] パネルが表示されない場合、[表示] タブの [オプション] グループで、[詳細パネル] 詳細パネルの表示/非表示 をクリックします。

    スタイルの名前、ステータス、説明、およびタグが一覧表示されます。

  5. スタイルが以前のバージョンの ArcGIS Pro で作成されたものであるため、読み取り専用になっていることがステータスに示されている場合は、[アップグレード] をクリックして、そのスタイルをアップグレードします。 カタログ ビューで、スタイルを右クリックして [アップグレード] をクリックすることもできます。

サポートされていないスタイル

スタイルがサポートされていないことがステータスに示されている場合は、新しいバージョンの ArcGIS Pro でスタイルが作成またはアップグレードされたか、何らかの理由でスタイルが破損しています。 スタイルが配置されているパスを確認します。正しいバージョンのスタイルのコピーが生成された可能性があります。 代わりに、そのバージョンを追加します。

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