| ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力フィーチャ |
出力ポリゴンのサイズと配置を決定する、フィーチャの分布と密度または頂点の分布と密度を含む入力フィーチャクラスまたはレイヤー。 入力フィーチャは、通常、その他のジオプロセシング ツールを使用したそれ以降の処理に使用されます。 通常、入力フィーチャは、同時に考慮される場合、その他のツールのメモリ制限を超えるため、パーティションを作成して、処理のために入力を分割します。 | Feature Layer |
出力フィーチャ | それぞれが [フィーチャ数] パラメーターで指定された数より少なく扱いやすい数の入力フィーチャ、または扱いやすい数の入力頂点を取り囲むパーティションの出力ポリゴン フィーチャクラス。 | Feature Class |
フィーチャ数 | 出力フィーチャクラスの各ポリゴンが取り囲むフィーチャまたは頂点 ([パーティション方法] パラメーターの値による) の理想的な数。 フィーチャの推奨数は 50,000 で、これがデフォルトの値です。 頂点の場合、パーティションを使用するツールによって異なりますが、100 万の頂点で約 0.5 GB のメモリを消費します。 フィーチャの数は、500 未満にはできません。 | Long |
パーティション方法 (オプション) | [フィーチャ数] パラメーターが、各出力ポリゴン内のフィーチャの理想的な数を参照するか、頂点の理想的な数を参照するかを指定します。
| String |
サマリー
入力フィーチャクラスをカバーするポリゴン フィーチャのメッシュを作成し、各出力ポリゴンが、入力フィーチャの密度および分布によって決定された指定の数以下の入力フィーチャまたは入力頂点を取り囲みます。
作成されたパーティション フィーチャクラスは、[カートグラフィック パーティション] ジオプロセシング環境設定に適しています。 [カートグラフィック パーティション] 環境設定によって、特定のジオプロセシング ツールが、パーティションで入力フィーチャを読み込んだり処理したりします。 これらのツールは、状況に応じて機能するため、複数のテーマから複数のフィーチャが同時に読み込まれる必要があります。 データセットが大きい場合、メモリの制限が起こります。 分割すると、大きなデータセットは、これらのツールによってパーティション単位で順次処理できるようになります。
図
![[カートグラフィック パーティションの作成 (Create Cartographic Partitions)] ツールの例](GUID-9E3837C6-667F-45A5-96D7-9085E0A12F5C-web.png "[カートグラフィック パーティションの作成 (Create Cartographic Partitions)] ツールの例")
使用法
このツールは、[カートグラフィック パーティション] ジオプロセシング環境設定で使用するポリゴン フィーチャクラスを作成します。 この環境設定を反映するツールは、メモリの制限が起こらないように、パーティション ポリゴンで指定した部分単位で入力フィーチャを処理します。 以下のツールで、カートグラフィック パーティション環境設定が適用されます。
- ポリゴンの集約 (Aggregate Polygons) ツール
- ストロークまたは塗りつぶしにマーカーを配置 (Align Marker To Stroke Or Fill) ツール
- 道路形状の単純化 (Collapse Road Detail) ツール
- 建物ポリゴンの集約 (Delineate Built-Up Areas) ツール
- シンボル表現の競合を検出 (Detect Graphic Conflict) ツール
- インターセクト レイヤー マスク (Intersecting Layers Masks) ツール
- 道路のマージ (Merge Divided Roads) ツール
- 建物の競合を解決 (Resolve Building Conflicts) ツール
- 道路の競合を解決 (Resolve Road Conflicts) ツール
- 交点にコントロール ポイントを設定 (Set Control Point At Intersect) ツール
- 建物の単純化 (Simplify Building) ツール
- ラインの単純化 (Simplify Line) ツール
- ポリゴンの単純化 (Simplify Polygon) ツール
- 共有エッジの単純化 (Simplify Shared Edges) ツール
- ラインのスムージング (Smooth Line) ツール
- ポリゴンのスムージング (Smooth Polygon) ツール
- 共有エッジのスムージング (Smooth Shared Edges) ツール
- 道路網の間引き (Thin Road Network) ツール
入力フィーチャは、マルチスケールでの表示向けに同時処理させたい入力フィーチャにする必要があります。 たとえば、[道路の間引き (Thin Road Network)] ツールを使用して、道路を含むフィーチャクラスと、高速道路を含む別のフィーチャクラスを同時に処理する場合、両方を入力フィーチャクラスとして [カートグラフィック パーティションの作成 (Create Cartographic Partitions)] ツールに入力すると、同時処理された各データセットの分布と密度が互いに関連しているパーティションを作成できます。
パラメーター
arcpy.cartography.CreateCartographicPartitions(in_features, out_features, feature_count, {partition_method})| 名前 | 説明 | データ タイプ |
in_features [in_features,...] |
出力ポリゴンのサイズと配置を決定する、フィーチャの分布と密度または頂点の分布と密度を含む入力フィーチャクラスまたはレイヤー。 入力フィーチャは、通常、その他のジオプロセシング ツールを使用したそれ以降の処理に使用されます。 通常、入力フィーチャは、同時に考慮される場合、その他のツールのメモリ制限を超えるため、パーティションを作成して、処理のために入力を分割します。 | Feature Layer |
out_features | それぞれが feature_count パラメーターで指定された数より少なく扱いやすい数の入力フィーチャ、または扱いやすい数の入力頂点を取り囲むパーティションの出力ポリゴン フィーチャクラス。 | Feature Class |
feature_count | 出力フィーチャクラスの各ポリゴンが取り囲むフィーチャまたは頂点 (partition_method パラメーターの値による) の理想的な数。 フィーチャの推奨数は 50,000 で、これがデフォルトの値です。 頂点の場合、パーティションを使用するツールによって異なりますが、100 万の頂点で約 0.5 GB のメモリを消費します。 フィーチャの数は、500 未満にはできません。 | Long |
partition_method (オプション) | feature_count パラメーターが、各出力ポリゴン内のフィーチャの理想的な数を参照するか、頂点の理想的な数を参照するかを指定します。
| String |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで CreateCartographicPartitions 関数を使用する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data/cartography.gdb/transportation"
arcpy.CreateCartographicPartitions_cartography("roads.lyr", "partitions", 50000, "FEATURES")ライセンス情報
- Basic: No
- Standard: No
- Advanced: Yes
関連トピック
- ジェネラライズ ツールセットの概要
- ポリゴンの集約 (Aggregate Polygons)
- ストロークまたは塗りつぶしにマーカーを配置 (Align Marker To Stroke Or Fill)
- 道路形状の単純化 (Collapse Road Detail)
- 建物ポリゴンの集約 (Delineate Built-Up Areas)
- インターセクト レイヤー マスク (Intersecting Layers Masks)
- 交点にコントロール ポイントを設定 (Set Control Point At Intersect)
- 道路網の間引き (Thin Road Network)
- カートグラフィック パーティション (環境設定)
- パーティションを使用した大きなデータセットのジェネラライズ
- ジオプロセシング ツールの検索