既存のテーブルへのデータの追加とテーブル内のデータの編集は、GIS を最新かつ完全に維持するために欠かせない重要な作業です。 データをテーブルに追加するには、次のような方法があります。
別のアプリケーションからのコピーおよび貼り付け
Microsoft Excel など、他のアプリケーションからの値を貼り付けることで、既存のテーブルにデータを追加できます。 コピーして貼り付ける操作は、既存の値を新しい情報で更新および置き換えるための推奨されるワークフローです。 データベース テーブルの現在の行数を超える行が貼り付けられる場合、追加の行が自動的に作成されます。
注意:
データベース テーブルの現在の列数を超える列が貼り付けられる場合、追加の列が削除されます。
ジオプロセシングを使用したデータの追加
ジオプロセシングでは、ツールを使用して既存のフィールドを更新し、レコードを永続的にテーブルに追加し、フィールドを結合で動的にテーブルに追加できます。
フィールド演算ツール
[フィールド演算 (Calculate Field)] ツールを使用して、フィーチャクラス、フィーチャ レイヤー、またはラスター カタログの既存のフィールドまたは新しく作成したフィールドを更新できます。 数値、テキスト、または日付の値を計算してフィールドに入力できます。 コード ブロックを使用すると、高度の演算を実行するスクリプトを記述できます。
テーブルの結合ツール
[テーブル結合 (Add Join)] ツールは、結合テーブルからフィールドをベース テーブルにリンクします。
一般に、結合する両方のテーブルに存在するフィールドの値に基づいて、データ テーブルをレイヤーに結合します。 フィールドの名前は同じでなくてもかまいませんが、データ タイプは同じでなければなりません。つまり、数値同士、文字列同士を結合します。
結合テーブルを作成すると、追加されたフィールドをフィールド演算で使用したり、ラベリング、シンボル作成、またはデータの検索に使用できます。 結合テーブルから追加されたフィールドは、ベース テーブルに永続的には添付されません。 結合をやり直して、追加されたフィールドを削除することができます。
フィールドの結合ツール
[フィールドの結合 (Join Field)] ツールは、共通フィールドに基づいて、1 つのテーブルから別のテーブルにコンテンツを追加します。 必要に応じて、結合テーブルのフィールドの中から入力テーブルに追加するフィールドを定義することができます。
このワークフローを使用すると、定義したフィールドがベース テーブルに永続的に追加されます。
フィールドの追加ツール
[フィールドの追加 (Add Field)] ツールは、新しいフィールドを現在のテーブル、あるいはフィーチャクラス、フィーチャ レイヤー、ラスター カタログ、属性テーブルのあるラスターなどのテーブルに追加します。 新しく追加したフィールドにデータを入力するには、[フィールド演算 (Calculate Field)] を使用します。
アペンド ツール
[アペンド (Append)] ツールは、既存のデータセットに新しいフィーチャ、または複数のデータセットからその他のデータを追加するときに使用します。 このツールは、ポイント フィーチャクラス、ライン フィーチャクラス、ポリゴン フィーチャクラス、テーブル、ラスター、ラスター カタログ、アノテーション フィーチャクラス、ディメンション フィーチャクラスを、同じタイプの既存のデータセットに追加できます。 たとえば、複数のテーブルを既存のテーブルに追加したり、複数のラスターを既存のラスター データセットに追加したりすることはできますが、ライン フィーチャクラスをポイント フィーチャクラスに追加することはできません。
ジオメトリ属性の追加ツール
[ジオメトリ属性の追加 (Add Geometry Attributes)] ツールは、新しいフィールドを追加し、そのフィールドに、長さ、面積、X,Y,Z 座標など、各フィーチャの空間的特徴または地理的特徴を設定します。
フィールド ビューを使用したフィールドの作成、変更、および削除
フィールド ビューは、テーブルに関連付けられたフィールドを管理するために使用します。 フィールド ビューでは、テーブルのフィールドの編集、フィールドのプロパティの変更、フィールドの削除、またはフィールドの作成を行うことができます。 フィールド ビューを開くには、テーブル内で列の見出しを右クリックし、[フィールド] 
をクリックします。 テーブル ビューのビルトイン ツールバーで [フィールドの追加] 
をクリックして、フィールド ビューを直接開き、新しいフィールドを追加することもできます。