フィーチャ属性の編集—ArcGIS Pro

[属性] ウィンドウには、フィーチャを対話形式で選択し、属性値と関連レコードを編集するためのツールが含まれています。選択ビューでフィーチャまたはレコードエンティティをクリックして、フィールドを表示します。このウィンドウは、リボンの [編集] タブにあります。

フィーチャ、レイヤー、またはフィールドを右クリックすると、その他のコマンドが利用できます。
フィールド内のハイパーリンクを開くには、Ctrl キーを押しながらフィールドのテキストをクリックします。
選択したフィーチャのフィーチャクラスまたは関連テーブルがプロジェクトにない場合は、フィーチャまたはレコードエンティティの横に警告アイコンが表示されます。選択したフィーチャまたはレコードエンティティをクリックして属性を直接編集することも、右クリックしてフィーチャクラスまたはテーブルをマップに追加することもできます。
または、レイヤーのすべてのフィーチャについて、「テーブル表示」で値を表示および編集するには、[コンテンツ] ウィンドウでレイヤーを右クリックし、[属性テーブル] をクリックします。

ウィンドウに表示されているタブについて、次の表で説明します。


タブ	説明
選択	フィーチャの属性と関連レコードを編集します。
レイヤー	「レイヤー上のフィーチャのステップを実行」します。

属性と関連レコードの編集

マップでフィーチャを選択します。ウィンドウ選択ビューでフィーチャをクリックし、属性フィールドを表示します。関連テーブルに属性を含むフィーチャがある場合は、そのフィーチャを展開してレコードエンティティをクリックします。

注意:

現在の選択がアクティブな編集ツールでフィルタリングされている場合は、ウィンドウに通知が表示されます。選択をリセットするには、Esc キーを押してアクティブなツールを無効にするか、[選択] ツールをクリックして新たに選択します。

リボンの [編集] タブをクリックします。 [選択] グループで、[属性] をクリックします。
[属性] ウィンドウで、[選択] タブをクリックします。
[選択] ツールをクリックし、編集している属性値を含むフィーチャを選択します。 1 つ以上のフィーチャを選択できます。
- 選択を絞り込むには、選択ビューでフィーチャを右クリックして、[選択解除] または [このフィーチャのみを選択] をクリックします。
[属性] タブをクリックし、選択したフィーチャの属性フィールドを表示します。
- 選択した属性が「属性リレーションシップテーブル」にある場合、編集するには [属性リレーションシップ] タブをクリックします。

[自動的に適用] をオンまたはオフにします。

オン	Enter キーを押すか別のフィールドをクリックして、変更をフィールド値に適用します。
オフ	[適用] をクリックして、変更をフィールド値に適用します。 [キャンセル] をクリックすると、最後に保存された値に戻ります。

選択ビューで、選択したフィーチャまたはレコードエンティティをクリックし、ウィンドウに属性フィールドを表示します。
- フィーチャまたはレコードエンティティの横に警告アイコンが表示された場合は、選択したレコードをクリックしてウィンドウに属性フィールドを表示するか、右クリックして [マップに追加] をクリックします。
- 複数のフィーチャを選択して同じ属性を編集する場合は、Ctrl キーを押しながらフィーチャをクリックします。
- ある範囲のフィーチャを選択して同じ属性を編集する場合は、Shift キーを押しながら選択したい範囲の最初と最後のフィーチャをクリックします。
- レイヤー上で選択されたすべてのフィーチャで、同じ属性フィールドを編集するには、レイヤー名をクリックします。
フィールドをクリックして値を変更します。
- NULL 値を使用できるフィールドを NULL に設定するには、右クリックしてから ['<NULL>' に設定] をクリックします。
- カレンダーを使用して日付フィールドを変更するには、そのフィールドをクリックして [カレンダー] をクリックします。現在の日時を入力するには、[今日] をクリックします。
[自動的に適用] がオンの場合は、[適用] ボタンをクリックします。
編集を適用もキャンセルもせずに、別のマップまたはシーンに切り替えようとした場合は、確定していない属性編集を適用するかキャンセルするよう求められます。
ヒント:
このメッセージをオフに設定している場合は、編集に関するプロジェクト設定で「変更のプロンプトをオンにする」ことができます。

無効な値の検索と修正

無効な属性値を検索して修正するには、選択ビューでレイヤーを右クリックし、[無効なオブジェクトのみを選択] 有効なフィーチャのみ選択をクリックします。このコマンドは、「属性ルール」や、属性ドメインなどの他のジオデータベースの動作を含むデータルールが存在するレイヤーで使用できます。

注意:

デフォルトでは、値が属性ルールに反している場合、ウィンドウ上部に通知が表示され、変更の妨げとなっているルールを知らせます。

ドメイン値や、NULL 値または空のフィールド値を許可しないフィールドなどの値を、ワークフローで無効にする必要がある場合は、「属性整合チェックをオフ」にします。

サブタイプおよびドメイン値の編集

「サブタイプ」または「属性ドメイン値」を編集するには、フィールドのドロップダウン矢印をクリックして値を選択します。サブタイプフィールドがレイヤーをシンボル表示している場合は、[シンボルクラスの選択] ボタンすべての値を追加をクリックして、シンボルを変更します。

新しいサブタイプが定義したデフォルトの属性値が、現在のデフォルト値と異なる場合は、警告

が表示されます。

[はい] をクリックすると、新しいサブタイプが定義したデフォルトの属性値が適用されます。フィールドに、新しいサブタイプに対して関連付けられたデフォルト値がない場合、その値は変更されません。 [いいえ] をクリックすると、既存のフィーチャ属性値が保持されます。

ヒント:

ワークフローで必ずデフォルト値を適用する必要がある場合は、「サブタイプ警告をオフ」にし、すべてのサブタイプの変更に対して、新しいサブタイプが定義したデフォルト値を自動的に適用できます。

フィールドの色コード

フィールドまたはフィールドの枠線がハイライト表示されている場合、色は特定のステータスまたはフィールド値の定義方法を示します。次の表に、色コードの説明を示します。

属性フィールドの色コード
フィールドの色	説明
オレンジ	サブタイプフィールド。
紫	レイヤーをシンボル化します。
黄	ハイライトプロパティがフィールドビューで有効になります。
グレーの枠線	フィールドは読み取り専用なので編集できません。
緑の枠線	フィールドはアクティブに編集されています。

条件値の編集

条件値を編集するには、フィールドをクリックし、ドロップダウンリストで値を選択します。 [自動更新] が「属性テーブルで有効になっている」場合、一意の組み合わせが見つかると、関与している条件フィールドの値が自動的に更新されます。

条件値には、ゆるく結合された「属性ドメイン」のルックアップフィールドとしての役割があります。関与するフィールドはグループとして定義され、このグループでは、1 つのフィールドで値を指定すると、他のフィールドの有効な選択肢の次のセットが決まります。

ヒント:

「条件値を作成し、管理する」には、ソース属性テーブルを開き、リボンの [データ] タブをクリックします。 [設計] グループで [条件値] をクリックします。

リボンの [編集] タブをクリックします。 [選択] グループで、[属性] をクリックします。
[属性] ウィンドウで [選択] タブをクリックし、フィーチャを選択します。
1. [選択] ツールをクリックし、条件属性値を使用して定義されたフィーチャを選択します。
2. 選択ビューでフィーチャをクリックします。
[属性] タブをクリックします。
[自動的に適用] をオフにします。

フィールドをクリックし、ドロップダウンリストから値を選択します。指定された値によって、他の条件フィールドの値リストがフィルタリングされ、有効な組み合わせが表示されます。不正な値がある場合は、フィールドが黄色の垂直バーでハイライト表示され、ウィンドウに警告メッセージが表示されます。

値の階層の最上位から順番に、有効な選択肢である後続フィールドの値を選ぶことをお勧めします。さらに、次のテーブルで説明するコントロールをクリックすることができます。これらのコントロールは、可能な組み合わせに応じてドロップダウンリストに表示されます。

一致の表示	プライマリフィールドの値に基づいて、そのフィールドの有効な選択肢をすべて表示します。これがデフォルトです。このコントロールは、[すべて表示] をクリックするとドロップダウンリストの上部に表示されます。
部分的一致	一致したフィールドに基づいてグループ化されたドメイン値を表示します。このコントロールにより、この行の条件フィールドのサブセットを使用して、有効な組み合わせの部分的一致を作成することができます。場合によっては、他のフィールドをさらに編集し、有効な組み合わせを作成する必要があります。
すべて表示	廃止された組み合わせおよび無効な組み合わせを含め、フィールドのすべてのドメイン値を表示します。このコントロールにより、まったく異なる値の組み合わせを作成できます。このコントロールは、[一致の表示] をクリックするとドロップダウンリストの下部に表示されます。