フィーチャ レイヤーの表示設定の変更

[表示設定] タブで、表示範囲制限、表示効果、シンボル表示などのフィーチャ レイヤーの表示および外観と、立ち上げ、フェイスの表示設定、照明などの視覚化オプションを調整できます。[コンテンツ] ウィンドウでフィーチャ レイヤーを選択し、[フィーチャ レイヤー] タブの [表示設定] タブにアクセスします。

表示設定範囲

表示設定範囲の値を設定すると、マップまたはシーンのフィーチャ レイヤーの表示で、最大縮尺と最小縮尺を定義できます。詳細については、「マルチスケール マップの作成」をご参照ください。

• [表示縮尺の上限] と [表示縮尺の下限] - レイヤーの表示を特定の縮尺の範囲内に制限します。事前設定オプションの縮尺をドロップダウン メニューで選択するか、テキスト ボックスに縮尺を入力します。
• [解除] - 表示設定を解除します。

効果

[効果] ツールは、シンボル化されたフィーチャ レイヤーの外観を変更します。これらのツールの詳細については、「Apply visual effects」をご参照ください。次のツールのいずれかを選択します。

• [透過表示] スライダー - 選択したレイヤーの透明度を上げて、下にあるフィーチャを表示します。
• [レイヤー ブレンド] モード - 描画順序が下のレイヤーを持つフィーチャ レイヤーを視覚的にブレンドします。
• [フィーチャ ブレンド] モード - ィーチャ レイヤーのフィーチャを互いに視覚的にブレンドして、たとえば、重なっているフィーチャのプロパティを変更します。

比較

次の [比較] オプションを使用して、重なっているフィーチャ レイヤーを比較します。

• [スワイプ] ツール - 選択したレイヤーを対話的に非表示にして、そのレイヤーの下に隠れていたコンテンツを表示します。[スワイプ] ツールをクリックすると、そのツールがアクティブになります。[スワイプ] ツールを無効にするには、[マップ] タブをクリックした後、[マップ操作] ツール または別のツールをクリックします。

• [点滅] ボタン - 選択したレイヤーの表示設定のオン/オフを切り替えます。ミリ秒 (1/1000 秒) 単位の数値で、点滅率を定義します。点滅は、アクティブなツールに関係なく使用できます。オフにするか、別のビューに切り替えるか、別のレイヤーを選択するまで、オンのままになります。[点滅] は、イメージ レイヤーの変化の検出、データ品質の比較、レイヤー間の違いを確認したい他の解析に役立ちます。[点滅] はマップとシーンの両方にあるフィーチャ レイヤーに使用できますが、シーン内の 2D レイヤーには使用できません。

描画

次の [描画] オプションでは、フィーチャ レイヤーの表示を制御できます。シンボル表示の調整、マスキング オプションへのアクセス、表示フィルターの使用、別のレイヤーからのシンボル表示のインポートが可能です。

• [シンボル表示] - レイヤーの表示方法を選択します。詳細については、「フィーチャ レイヤーのシンボル化」をご参照ください。
• [マスキング] - マップ内の別のレイヤーのフィーチャを使用して、選択されたレイヤーのフィーチャをマスクします。詳細については、「フィーチャのマスキング」をご参照ください。
• [表示フィルター] - クエリを作成および有効化して、レイヤーのどのフィーチャをどの縮尺範囲で描画するかを指定します。詳細については、「表示フィルターの使用」をご参照ください。
• [インポート] - 別のレイヤーのシンボル設定を選択したレイヤーにコピーします。詳細については、「レイヤーのシンボル情報を適用 (Apply Symbology From Layer)」をご参照ください。

立ち上げ

立ち上げとは、シーン内で平面の 2D シェープを垂直方向に伸ばして 3D オブジェクトを作成するプロセスです。たとえば、高さの値を使用して建物フットプリント ポリゴンを立ち上げ、3D 建物の形状を表現できます。立ち上げを使用できるのは、ポイント フィーチャ、ライン フィーチャ、およびポリゴン フィーチャに限ります。立ち上げのタイプを選択すると、フィールドまたは検索条件設定、および計測単位を規定することができます。レイヤー内のすべてのフィーチャのシンボルが、指定した量だけ増やされます。

詳細については、「3D シンボルへのフィーチャの立ち上げ」をご参照ください。

フェイス

シーンでレイヤーを操作する場合にのみ、[フェイス] グループが有効化されます。[3D] グループには、フェイスの表示設定および照明プロパティが含まれています。

フェイスの表示設定を使用すると、3D オブジェクトのどちら側を見るかに応じて、3D オブジェクトの正面、背面、または両面を透けて見えるようにすることができます。照明は、各フェイスが光を反射する方法を定義することによって影を変更し、3D オブジェクトをより写実的に表示するのに役立ちます。照明オプションは、マルチパッチ フィーチャクラスをデータ ソースとするか、シンボルで 3D モデル マーカー シンボル レイヤーを使用するポイント フィーチャクラスをデータ ソースとするレイヤーでのみ使用できます。

詳細については、「3D 効果」をご参照ください。

照明と陰影

[照明と陰影] を使用し、奥行き感を追加することで、レイヤーをより現実的に描画することができます。[照明と陰影] グループはシーン ビューでのみ有効です。レイヤーを追加すると、デフォルトで [照明の有効化] がオンになります。LAS データセットおよびポイント クラウド シーン レイヤーの場合、レイヤーが 3D シーンに追加されると、デフォルトで [Eye-Dome Lighting] がオンになります。詳細については、「3D 効果」をご参照ください。