スプリット (Split) (解析)

Advanced のライセンスで利用可能。

サマリー

入力をオーバーレイ フィーチャで分割し、出力フィーチャクラスのサブセットを作成します。

[スプリット フィールド] パラメーターに割り当てた値が、分割後の各フィーチャクラスの名前になります。これらはターゲットのワークスペースに保存されます。

スプリット (Split)
この入力フィーチャは、6 つのうち 4 つのオーバーレイ スプリット フィーチャを基にして、4 つのフィーチャクラスにスプリットされます。これらの 6 つのスプリット フィーチャは、それぞれ 6 つの一意なスプリット フィールド値に一致します。

使用法

  • スプリット フィーチャ データセットはポリゴンである必要があります。

  • [スプリット フィールド] データ タイプは、文字でなければなりません。この一意の値が出力フィーチャクラスの名前になります。

  • スプリット フィールドの一意の値は、有効な文字で始まっている必要があります。ターゲット ワークスペースがジオデータベースである場合、フィールドの値は文字で始まっている必要があります。「350 度」内の数字で始まっているフィールド値の場合、エラーが発生します。例外: シェープファイル名は数字で始めることが可能であり、フォルダー ターゲット ワークスペースは数字で始まるフィールド値を許可します。

  • ターゲット ワークスペースはすでに存在している必要があります。

  • 出力フィーチャクラスの合計数は、一意のスプリット フィールド値の数および入力フィーチャスプリット フィーチャのオーバーレイ範囲によって決まります。

  • 各出力フィーチャクラスのフィーチャ属性テーブルには、入力フィーチャ属性テーブルと同じフィールドが含まれます。

  • アノテーション フィーチャは、アノテーション文字列が配置される左下の開始点の スプリット フィーチャ ポリゴンに基づいて分割され、出力フィーチャに保存されます。

  • 入力フィーチャクラスの属性値が出力フィーチャクラスにコピーされます。ただし、[フィーチャ レイヤーの作成 (Make Feature Layer)] ツールで作成した 1 つ以上のレイヤーを入力として使用し、フィールドの [比率ポリシーの使用] をオンにしている場合は、入力属性値の比率が計算され、出力属性値に適用されます。[比率ポリシーの使用] が有効な場合、オーバーレイ操作でフィーチャが分割されると、入力フィーチャの属性値の比率が出力フィーチャの属性に適用されます。入力フィーチャ ジオメトリが分割された比率に基づいて、出力値が決定されます。たとえば、入力ジオメトリが等分割された場合は、入力フィーチャの属性値の 1/2 が、新しい各フィーチャの属性値として割り当てられます。[比率ポリシーの使用] は数値フィールドにのみ適用されます。

    注意:

    ジオプロセシング ツールは、ジオデータベース フィーチャクラスまたはテーブル フィールドのスプリット ポリシーに従いません。

  • このツールは非常に大きなデータセットをタイル化し、パフォーマンスとスケーラビリティを向上します。詳細については、「大きなデータセットのジオプロセシング」をご参照ください。

  • このツールは、並列処理ファクター環境を優先します。 環境が設定されていない場合 (デフォルト) または 0 に設定されている場合、並列処理は無効になります。 環境を 100 に設定すると並列処理が有効になります。 並列処理を有効にすると、最大 10 個のコアが使用されます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力フィーチャ

分割対象のフィーチャ。

Feature Layer
スプリット フィーチャ

表形式フィールドを含むポリゴン フィーチャ。このフィーチャの一意の値を使って入力フィーチャが分割され、出力フィーチャクラスの名前になります。

Feature Layer
スプリット フィールド

入力フィーチャの分割に使用する文字フィールド。このフィールドの値によって、各出力フィーチャクラスの作成に使用されるスプリット フィーチャが識別されます。スプリット フィールドの一意の値が、出力フィーチャクラスの名前になります。

Field
ターゲット ワークスペース

出力フィーチャクラスを保存する既存のワークスペース。

Workspace ; Feature Dataset
XY 許容値
(オプション)

すべてのフィーチャ座標 (ノードと頂点) の最短距離、および X 方向、Y 方向、XY 方向に座標を移動できる距離。座標の精度が低いデータには高い値を設定し、きわめて精度の高いデータセットには低い値を設定します。

注意:

このパラメーターの値を変更すると、失敗または予期しない結果が発生する可能性があります。 このパラメーターは変更しないことをお勧めします。 ツール ダイアログ ボックスのビューからは削除されています。 デフォルトでは、入力フィーチャクラスの空間参照の [XY許容値] プロパティが使用されます。

Linear Unit

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新されたターゲット ワークスペース

入力の分割によって作成されるフィーチャクラスを含むワークスペース。

ワークスペースまたはフィーチャ データセット

arcpy.analysis.Split(in_features, split_features, split_field, out_workspace, {cluster_tolerance})
名前説明データ タイプ
in_features

分割対象のフィーチャ。

Feature Layer
split_features

表形式フィールドを含むポリゴン フィーチャ。このフィーチャの一意の値を使って入力フィーチャが分割され、出力フィーチャクラスの名前になります。

Feature Layer
split_field

入力フィーチャの分割に使用する文字フィールド。このフィールドの値によって、各出力フィーチャクラスの作成に使用されるスプリット フィーチャが識別されます。スプリット フィールドの一意の値が、出力フィーチャクラスの名前になります。

Field
out_workspace

出力フィーチャクラスを保存する既存のワークスペース。

Workspace ; Feature Dataset
cluster_tolerance
(オプション)

すべてのフィーチャ座標 (ノードと頂点) の最短距離、および X 方向、Y 方向、XY 方向に座標を移動できる距離。座標の精度が低いデータには高い値を設定し、きわめて精度の高いデータセットには低い値を設定します。

注意:

このパラメーターの値を変更すると、失敗または予期しない結果が発生する可能性があります。 このパラメーターは変更しないことをお勧めします。 ツール ダイアログ ボックスのビューからは削除されています。 デフォルトでは、入力フィーチャクラスの空間参照の [XY許容値] プロパティが使用されます。

Linear Unit

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_workspace2

入力の分割によって作成されるフィーチャクラスを含むワークスペース。

ワークスペースまたはフィーチャ データセット

コードのサンプル

Split (スプリット) の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、Splitツールの使用方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "c:/data"
arcpy.Split_analysis("Habitat_Analysis.gdb/vegtype", "climate.shp", "Zone", 
                     "C:/output/Output.gdb", "1 Meters")
Split (スプリット) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

植生レイヤーを気候帯ごとの異なるフィーチャクラスに分割します。

# Name: Split.py
# Description: Split vegetation layer into separate feature classes 
# for each climate zone
# import system modules 
import arcpy 
# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/data"
# Split vegetation layer by climate zones, write to Output.gdb
veg = "Habitat_Analysis.gdb/vegtype"
splitFeatures = "climate.shp"
splitField = "Zone"
outWorkspace = "C:/output/Output.gdb"
clusterTol = "1 Meters"
arcpy.Split_analysis(veg, splitFeatures, splitField, outWorkspace, 
                     clusterTol)

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: No
  • Advanced: Yes

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