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サーベイなしで屋内測位ファイルを生成 (Generate Indoor Positioning File Without Survey) (Indoor Positioning)

このトピックの内容

  1. サマリー
  2. 使用法
  3. パラメーター
  4. 環境
  5. ライセンス情報

サマリー

屋内環境を通して Bluetooth 信号の伝達をシミュレートすることで、ビーコンおよびフロア プラン データから測位ファイルを生成します。

このツールは、サーベイを実行せずに、屋内測位ファイルの生成 (Generate Indoor Positioning File) ツールで生成されるファイルと同様の測位ファイルを生成します。 生成された測位ファイルの ArcGIS IPS パフォーマンスに問題がある場合は、サーベイの実施と、[屋内測位ファイルの生成 (Generate Indoor Positioning File)] ツールの使用を検討してください。 基礎となるシミュレーション モデルは、一般的なオフィス環境に合わせて最適化されますが、それ以外の空間タイプで満足のいく結果が得られる場合もあります。

使用法

  • このツールは、Bluetooth ビーコンで発信される信号の伝達をシミュレートすることで、[IPS エリア フィーチャ] パラメーター値で表されるサーフェスをカバーする測位ファイルを生成します。 高品質のシミュレーションを可能にするには、[ビーコン フィーチャ] および [壁フィーチャ] パラメーター値が正確、有効、かつ最新である必要があります。

  • [ターゲット測位テーブル] パラメーターの値は、ArcGIS IPS モデルの IPS 測位テーブルに準拠するデータベース テーブルか、スタンドアロン テーブルのいずれかである必要があります。 生成された測位ファイルは、アタッチメントとしてこのテーブルに追加されます。 一般的な ArcGIS IPS 配置ワークフローでは、このパラメーター値は、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise で共有されたマップの一部になります。

  • [ビーコン フィーチャ] パラメーターの値は、ArcGIS IPS モデルの Beacons フィーチャクラスに準拠するフィーチャクラスまたはフィーチャ レイヤーである必要があります。 ビーコンを処理するには、Level_ID 属性を使用して既存のレベルに関連付ける必要があります。 フィーチャ ジオメトリは正確でなくてはならず、次の属性は有効、最新であり、かつ NULL であってはなりません。

    • UUID
    • MAJOR
    • MINOR
    • LEVEL_ID
    • RSSI_1M
    注意:

    詳細については、ブログ記事「How to maintain beacon data for ArcGIS IPS」をご参照ください。

  • [IPS エリア フィーチャ] パラメーターの値は、屋内測位が有効になるエリアをできる限り正確に表すフィーチャクラスまたはフィーチャ レイヤーである必要があります。 パラメーターには、コリドーや廊下など、Indoors データ モデルのユニット フィーチャを選択できます。 [IPS エリア フィーチャ] のスキーマには、フロア対応であるために必要なすべての属性が含まれている必要があります。 処理するには、次の条件を満たしている必要があります。

    • IPS エリアは、Level_ID 属性を使用して既存のレベルに関連付ける必要があります。
    • Level_ID 属性は NULL にできません。
    • フィーチャ ジオメトリは、関連付けられたレベル内に含まれている必要があります。

  • [壁フィーチャ] パラメーターの値は、屋内測位が配置される施設内の壁の物理的範囲をできる限り正確に表すフィーチャクラスまたはフィーチャ レイヤーである必要があります。 これらのフィーチャは既存の Indoors データ モデルから抽出できます。 [壁フィーチャ] のスキーマには、フロア対応であるために必要なすべての属性が含まれている必要があります。 処理するには、次の条件を満たしている必要があります。

    • 壁は、Level_ID 属性を使用して既存のレベルに関連付ける必要があります。
    • Level_ID 属性は NULL にできません。
    • フィーチャ ジオメトリは、関連付けられたレベル内に含まれている必要があります。

  • [施設フィーチャ] パラメーターの値は、ArcGIS Indoors モデルの Facilities フィーチャクラスに準拠するフィーチャクラスまたはフィーチャ レイヤーである必要があります。 フィーチャ ジオメトリは正確でなくてはならず、次の属性は有効、最新であり、かつ NULL であってはなりません。

    • FACILITY_ID
    • SITE_ID

  • [レベル フィーチャ] パラメーターの値は、ArcGIS Indoors モデルの Levels フィーチャクラスに準拠するフィーチャクラスまたはフィーチャ レイヤーである必要があります。 処理するには、少なくとも 4 つのビーコン、1 つの IPS エリア、1 つの壁にレベルを関連付ける必要があります。 さらに、次の属性が有効、最新であり、かつ NULL であってはなりません。

    • LEVEL_ID
    • VERTICAL_ORDER
    • FACILITY_ID

  • [IPS 遷移フィーチャ] パラメーターの値は、ArcGIS Indoors モデルの Transitions フィーチャクラスに準拠するフィーチャ レイヤーまたはフィーチャクラスである必要があります。 入口または出口を表す遷移のみが処理されます。

  • [コメント] パラメーター値はオプションです。 指定された場合、テキストが出力測位ファイルに関連付けられます。

パラメーター

ダイアログPython

ラベル説明データ タイプ
ターゲット測位テーブル

生成された測位ファイルがアタッチメントとして格納されるテーブル。

Table View
ビーコン フィーチャ

屋内環境に配置される Bluetooth ビーコンの位置と設定を表すポイント フィーチャクラス。

Feature Layer
IPS エリア フィーチャ

測位データが生成されるエリアを表すポリゴン フィーチャ。

Feature Layer
壁フィーチャ

屋内測位エリアの内部と周囲にある壁の物理的範囲を表すポリゴン フィーチャ。

Feature Layer
施設フィーチャ

施設のフットプリントを表すポリゴン フィーチャ。

Feature Layer
レベル フィーチャ

施設内のレベルのフットプリントを表すポリゴン フィーチャ。

Feature Layer
IPS 遷移フィーチャ
(オプション)

入口または出口の遷移を表すライン フィーチャ。

Feature Layer
コメント
(オプション)

出力測位ファイルに関連付けられるテキストのコメント。

String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新された測位テーブル

アタッチメントとして格納された測位ファイルを含む、更新されたテーブル。

Table

arcpy.indoorpositioning.GenerateIndoorPositioningFileWithoutSurvey(target_positioning_table, in_beacon_features, in_ips_area_features, in_wall_features, in_facility_features, in_level_features, {in_ips_transition_features}, {in_comment})
名前説明データ タイプ
target_positioning_table

生成された測位ファイルがアタッチメントとして格納されるテーブル。

Table View
in_beacon_features

屋内環境に配置される Bluetooth ビーコンの位置と設定を表すポイント フィーチャクラス。

Feature Layer
in_ips_area_features

測位データが生成されるエリアを表すポリゴン フィーチャ。

Feature Layer
in_wall_features

屋内測位エリアの内部と周囲にある壁の物理的範囲を表すポリゴン フィーチャ。

Feature Layer
in_facility_features

施設のフットプリントを表すポリゴン フィーチャ。

Feature Layer
in_level_features

施設内のレベルのフットプリントを表すポリゴン フィーチャ。

Feature Layer
in_ips_transition_features
(オプション)

入口または出口の遷移を表すライン フィーチャ。

Feature Layer
in_comment
(オプション)

出力測位ファイルに関連付けられるテキストのコメント。

String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_positioning_table

アタッチメントとして格納された測位ファイルを含む、更新されたテーブル。

Table

コードのサンプル

GenerateIndoorPositioningFileWithoutSurvey の例 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、GenerateIndoorPositioningFileWithoutSurvey 関数を使用してビーコンおよびフロア プラン データから測位ファイルを生成する方法を示しています。

# Name: GenerateIndoorPositioningFileWithoutSurvey.py
# Description: Generates a positioning file from beacon and floor plan without survey.

# Import system modules
import arcpy

# Set local variables
target_positioning_table = "C:\demo.gdb\IPS_Positioning"
in_beacon_features = "C:\demo.gdb\Beacons"
in_ips_area_features = "C:\demo.gdb\IPS_Area"
in_wall_features = "C:\demo.gdb\Walls"
in_facility_features = "C:\demo.gdb\Facilities"
in_level_features = "C:\demo.gdb\Levels"
in_ips_transition_features = "C:\demo.gdb\Transitions"
in_comment = "This is my comment"

# Call the GenerateIndoorPositioningFileWithoutSurvey tool to generate a positioning file from beacon and floor plan data
arcpy.indoorpositioning.GenerateIndoorPositioningFileWithoutSurvey(
    target_positioning_table,
    in_beacon_features,
    in_ips_area_features,
    in_wall_features,
    in_facility_features,
    in_level_features,
    in_ips_transition_features,
    in_comment
    )

環境

現在のワークスペース

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: 次のものが必要 ArcGIS IPS
  • Advanced: 次のものが必要 ArcGIS IPS

関連トピック

  • Indoor Positioning ツールボックスの概要
  • ジオプロセシング ツールの検索

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