ArcGIS Pro でのステレオ表示マッピングのために NVIDIA Quadro GPU と 3D モニターを設定するには、次の手順に従います。 これらの手順は、Windows 10 オペレーティング システムに基づきます。
要件
次のハードウェアが必要です。
- コンピューター システムに接続された、120Hz の最小リフレッシュ レートをサポートする 3D ステレオスコピック モニター
- ステレオ表示をサポートし、ブラケットを使用して 3 ピン ミニ DIN 接続が組み込まれているまたは接続されている Quadro グラフィックス カードを搭載したデスクトップ コンピューター
グラフィックス カードのタイプの判定
グラフィックス カードのタイプを判定するには、次の手順を実行します。
- デスクトップを右クリックして、[NVIDIA コントロール パネル] を開きます。
- [NVIDIA コントロール パネル] ダイアログ ボックスの下部にある [システム情報] をします。
[システム情報] ダイアログ ボックスにグラフィックス カードのタイプとバージョンが表示されます。
- [システム情報] ダイアログ ボックスの情報を記録します。
最新の NVIDIA グラフィックス ドライバー バージョンのダウンロード
最新バージョンのグラフィックス ドライバーをダウンロードするには、次の手順を実行します。
- Web ブラウザーを開き、NVIDIA ドライバー ダウンロード サイトに移動します。
- [製品のタイプ] でドロップダウン リストをクリックし、[システム情報] ダイアログ ボックスで特定したグラフィックス カードを選択します。
- [製品シリーズ] で、[システム情報] ダイアログ ボックスで特定した適切なオプションを選択します。
- [製品] で、コンピューターで使用されているグラフィックス カードを選択します。
- [オペレーティング システム] で、[Windows 10 64-bit] を選択します。
- [検索] をクリックします。
- 検索から特定したドライバーをダウンロードし、ディスク上の既知の場所に保存します。
NVIDIA ドライバーのインストール
最新バージョンのグラフィックス カードをインストールするには、次の手順を実行します。
- ダウンロードしたグラフィックス ドライバーをダブルクリックして、インストール手順を開始します。
- プロンプトが表示されたら [実行] をクリックします。
- [OK] をクリックして、ドライバーを抽出および保存するフォルダーをそのまま使用します。
抽出が完了すると、システム互換性チェックが自動的に実施されます。 グラフィックス ドライバーが互換性テストに失敗した場合は、別のドライバーをダウンロードしてインストールする必要があります。
- グラフィックス ドライバーが互換性テストに合格したら、[同意する] と [続行] をクリックして、インストールを続行します。
- [インストール オプション] で、[カスタム (高度な設定)] ボタンをクリックし、[次へ] をクリックします。
ドライバーがインストールされます。
- インストール プロセスが完了したら、[完了] をクリックします。
モニターの構成 (1 台と 2 台)
モニターを構成するには、次の手順を実行します。
- デスクトップを右クリックして、[ディスプレイ設定] を選択します。
[ディスプレイ設定] ウィンドウが表示されます。
- [拡大縮小とレイアウト] セクションの [ディスプレイの解像度] で、ドロップダウン リストから [1920 x 1080 (推奨)] を選択します。
- [マルチ ディスプレイ] セクションで、ドロップダウン メニューから [表示画面を拡張する] が選択されていることを確認します。
1 台のモニター構成で作業している場合は、手順 6 に進みます。
- [ディスプレイの配置を変更する] セクションで、[識別] をクリックして、3D モニターの ID を特定します。
- [マルチ ディスプレイ] セクションで、3D モニターを選択し、[これをメインディスプレイにする] チェックボックスをオンにします。
- [ディスプレイの詳細設定] をクリックします。
[ディスプレイの詳細設定] ウィンドウが表示されます。
- [ディスプレイの選択] セクションで、ドロップダウン メニューから 3D モニターが選択されていることを確認します。
- [ディスプレイの情報] セクションで、3D ディスプレイの ID 番号に対応する [ディスプレイ 1 のアダプターのプロパティを表示します] または [ディスプレイ 2 のアダプターのプロパティを表示します] をクリックします。
ディスプレイのプロパティ ウィンドウが表示されます。
- [モニター] タブをクリックします。
- [モニターの設定] セクションの [画面のリフレッシュ レート] で、ドロップダウン メニューから [120 ヘルツ] を選択し、[OK] をクリックして設定を保存します。
- [OK] をクリックして、ディスプレイのプロパティ ウィンドウを閉じます。
- [ディスプレイの詳細設定] ウィンドウで、ウィンドウの隅にある戻る矢印をクリックして、[ディスプレイ設定] ウィンドウに戻ります。
- [マルチ ディスプレイ] セクションで、3D ディスプレイ モードの切り替えがオンになっていることを確認します。
- [ディスプレイ設定] ウィンドウを閉じます。
ステレオ表示ビューの構成
ステレオ表示ビューを構成するには、次の手順を実行します。
- デスクトップを右クリックして、[NVIDIA コントロール パネル] を開きます。
[NVIDIA コントロール パネル] ウィンドウが表示されます。
- [3D 設定] カテゴリで、[3D 設定の管理] を選択します。
[3D 設定の管理] パネルが開きます。
- [以下の 3D 設定を使用します。] の下で、[グローバル設定] タブをクリックします。
- [グローバル プリセット] で、ドロップダウン リストから [3D OpenGL Stereo] を選択します。
- [ステレオ - ディスプレイ モード] が [オンボード DIN コネクタ] に設定され、[ステレオ - 有効にする] が [オン] に設定されていることを確認します。
コンピューターのステレオ構成が完了しました。
インストール手順に従って、以下を実行しました。
- NVIDIA Quadro GPU のドライバーを特定、ダウンロード、インストールしました
- 3D モニターを構成しました
- ステレオ表示マッピングのための 3D モニターを設定しました
次に、ステレオグラフィック Vision キットを設定する必要があります。 手順については、「ArcGIS Pro でのステレオ マッピング」をご参照ください。