Business Analyst のデータ

Business Analyst ライセンスで利用できます。

ArcGIS Business Analyst Pro の多くのツールとワークフローでは、ローカルまたはオンラインの Esri データ ソースを介して公開された信頼できる Business Analyst データを利用します。 次のようなデータのタイプがあります。

  • 人口統計、社会経済的、および行動データ
  • 地理的な境界
  • ビジネスおよび主要地データ
  • 道路ネットワーク データ
  • ジオコーディング データ
  • セグメンテーション データ

Business Analyst データ ソースはそれぞれ、特定の国またはテリトリーを対象にした異なるタイプの空間関連データとメタデータの組み合わせです。 一部の Business Analyst データ ソースでは、上記のデータのサブセットのみを提供します。

Business Analyst のデータ ソース

Business Analyst のツールとワークフローでは、現在選択されているデータ ソースを使用して解析を実行します。 一度に選択できる Business Analyst データ ソースは 1 つだけですが、ジオプロセシング ツールのセッション中に一時的にデータ ソースを切り替えることもできます。 詳細については、「現在の Business Analyst データ ソースの選択」をご参照ください。

Business Analyst データ ソースには主に 2 つのタイプがあります。

  • ローカル データセット - ローカル ドライブ上またはローカル ネットワーク パス経由でアクセスするデータセット
  • オンライン データ - GeoEnrichment または ArcGIS Online を介してアクセスするオンラインの ArcGIS Enterprise サービス

ローカル データセット

ローカル Business Analyst データセットは、特別に書式設定され、ライセンスされたリンク済みのデータおよびメタデータ ファイルのセットです。 通常、ローカル データセットは、データ コンポーネントと構成ファイルを含むファイル システム内の単一のフォルダーです。 ローカル Business Analyst データセットにアクセスするには、そのデータセットのファイルを単一のローカル ドライブまたは共有ネットワーク フォルダーにコピーする必要があります。

  • ローカル Business Analyst データセットの設定方法については、「ローカル Business Analyst データセットの設定」をご参照ください。
  • すでにローカル Business Analyst データセットを設定済みで、そのデータセットをデータ ソースとして選択する場合は、「データ ソースとしてのローカル Business Analyst データセットの選択」をご参照ください。
  • すべての Business Analyst データセットには、変数およびレポート リストが格納される [Documentation] フォルダーが含まれています。 このフォルダーのコンテンツを使用して、ローカル データセット内の変数を詳しく確認できます。

オンライン データ

Business Analyst データ ソースをオンライン データに設定すると、Business Analyst では、ポータル接続を介したデータの利用でクレジットが使用されます。 次の方法でデータにアクセスします。

  • GeoEnrichment 変数と主要地データには ArcGIS GeoEnrichment Service 経由でアクセスします。
  • 道路データには ArcGIS Routing service 経由でアクセスします。
  • ジオコーディング データにはArcGIS World Geocoding Service 経由でアクセスします。

オンライン データは ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise のいずれかで使用できます。 オンライン GeoEnrichment サービスにアクセスする方法については、「ポータルまたは ArcGIS Online のデータ ソースの選択」をご参照ください。

セマンティック検索

変数および目標物を検索する際に、セマンティック検索の使用を選択することができます。この検索を使用すると、AI を活用したスマート検索技術により、検索結果が向上します。 従来の検索エンジンは、検索語句と、変数/目標物の名前、説明、キーワードとの間の完全一致または部分一致を見つけることで機能します。 セマンティック検索は、自然言語または会話言語をサポートし、言語の意味および関連する単語間の関係を理解して、検索内容の隠れた意味に最も近いものを提供する検索結果を返します。

セマンティック検索は、次のデータ関連のワークフローおよびウィンドウで使用できます。

ローカル データセットでのセマンティック検索

ArcGIS Pro のインストール時に [AI モデル] > [セマンティック検索] の順にファイルをインストールした場合は、セマンティック検索が目標物の検索とデータ ブラウザーで有効になります。 次のシナリオでは、無効の可能性があります。

  • ローカル データ ソースのセマンティック検索は、AVX2 命令セットをサポートしないプロセッサでは自動的に無効になります。 システム要件に関するその他の情報は、「ArcGIS Pro システム要件」をご参照ください。
  • セマンティック検索は英語でのみ使用できます。 ArcGIS Pro 言語パックを使用している場合、セマンティック検索は無効です。
  • データセットの [リソース] フォルダーが存在しないか、名前が変更されています。
  • [リソース] フォルダー内のセマンティック検索リソースが存在しないか、無効です。

オンライン データでのセマンティック検索

オンライン データに接続している場合は、セマンティック検索が目標物の検索とデータ ブラウザー (情報付加 (Enrich) ツールのデータ ブラウザーを含む) で有効になります。 次のシナリオでは、無効の可能性があります。

  • ArcGIS Pro の言語設定によっては、セマンティック検索が無効になることがあります。
  • 以前のバージョンの Business Analyst Enterprise は、セマンティック検索に対応していません。