制約ルールは、フィーチャで許容される属性構成と一般的なリレーションシップを指定します。 計算ルールとは異なり、制約ルールは属性の設定には使用されません。フィーチャ上で特定の条件が満たされたことを確認するために使用されます。
次のビデオでは、制約ルールの作成方法を紹介します。
- このビデオは、ArcGIS Pro 3.2 を使用して、作成されています。
制約ルールは、「属性ルール ビュー」のルールの追加グループにある [制約ルール] ボタン をクリックして作成できます。 ルールは、「属性ルールの追加」ツールか、「属性ルールのインポート」ツールで作成することもできます。
注意:
[レビューアー ルール] ボタンにより、制約ルールと検証ルールの作成をサポートする構成可能なチェックのギャラリーにアクセスできます。 これは、ArcGIS Data Reviewer ライセンスにより使用できます。
制約ルールは、ルールが満たされたかどうかを示す true または false 結果を返します。
- True - 指定したスクリプト条件式が満たされ、フィーチャが作成されます。
- False - 指定したスクリプト式が満たされていないため、フィーチャは作成されません。
制約ルールは、特定のトリガー イベント (挿入、更新、削除) に基づく編集操作時に評価されます。 更新イベントの場合は、必要に応じてトリガー フィールド リストを設定できます。 制約ルール違反がある場合、ユーザー定義されたエラー番号とメッセージが返され、フィーチャの編集はロールバックされます。 エラー番号とメッセージは、ルールの作成中に指定されます。 既存のデータに関するデータの不整合を検出するには、検証ルールを使用します。
例
以下の例は、制約属性ルールをジオデータベースでどのように使用できるかを示したものです。
- フィーチャ文字列属性値はすべて大文字でなければなりません。
- フィーチャ文字列属性値は、指定した数の文字数でなければなりません。
- 接地属性が [Delta] に設定されたシングル フェーズのオーバーヘッド変圧器の場合、フェーズ値 AB、BC、AC が有効です。 接地が [Wye] に設定されている場合、フェーズ値 A、B、C が有効です。
- 高さが 65 フィート以上の電柱は、鉄のみでできています。
属性ルール タイプを作成するための要件とグローバル変数については、「Arcade プロファイル」をご参照ください。 属性ルールのスクリプト式を作成する際には、「Arcade 基本操作ガイド」および「Arcade 関数インデックス」を追加リソースとして使用できます。
詳細については、「属性ルール スクリプト式の例」をご参照ください。