属性ルールのテンプレート

ユーザー定義の属性ルールを作成することに加えて、テンプレートを使用して属性ルールを作成できます。 特定のワークフローの属性ルールを作成する手助けとして使用可能なテンプレートがあります。 属性ルール テンプレートにより、Arcade スクリプト式を作成する必要なしに、属性ルールの機能を活用できます。

各テンプレートには独自のダイアログと、入力すべきパラメーターがあり、それらを使用して、入力パラメーターの値から構築された適切な Arcade スクリプト式を持つ属性ルールが生成されます。 ツールを実行した後で、属性ルール プロパティを確認し、保存前に変更を加えられます。 テンプレートから作成された属性ルールは、即時の計算ルール、またはバッチ計算ルールとして保存できます。

属性ルール テンプレートから属性ルールを作成する方法の詳細

次の属性ルール テンプレートを使用できます:

それぞれのテンプレートを調べて、ユース ケースや、関連するパラメーターを理解してください。 データが進化するにつれ、属性ルールの再生成が必要になることがあります。

シンボル回転の生成

シンボル回転の生成テンプレートを使用して、ポイント フィーチャクラスに属性ルールを定義できます。 フィーチャが作成されるとき、回転フィールドは、指定した交差ライン フィーチャクラスからの角度で更新されます。 または、異なるフィーチャ属性に基づいて特定の回転が適用される条件を指定することもできます。

シンボル回転の生成テンプレートを使用するときは、次の考慮事項に気をつけてください:

  • 頂点に作成されたフィーチャは、平均ライン角度の値を返します。
  • ラインが同じ地理空間を占めるとき、方向フィールドに一意でない値が存在すると、タイブレーカーが使用されます。 1 つのライン フィーチャクラスの場合、ObjectID が使用されます。 1 つ以上のライン フィーチャクラスの場合、ObjectID に加えて、ライン フィーチャクラスを指定する順序が重要になります。
  • 属性ルールを生成した後で、ツールに指定された回転フィールドに従ってフィーチャのシンボルが回転するよう、回転に応じてシンボルを変えるようレイヤーを変更する必要があります。

次のベスト プラクティスがあります:

  • 複数の交差するライン フィーチャクラスを使用するときは、回転フィールドに同じデータ タイプを使用するのが最良です。
  • 1 つ以上のライン クラスの方向フィールドを選択するときは、一意の値を含むフィールドを使用します。
  • ライン フィーチャクラスを交差するライン クラスとして 1 回使います。
  • 単一のフィールドにある 1 つの値から属性ルールをトリガーするようロジックを調整するときは、式を指定するために where 条件を使用します。 回転の値が異なる複数の値をフィルターするときは、式を指定するために回転オプションを使用します。

各パラメーターの詳細については、シンボルの回転属性ルールの生成ツールをご参照ください。

ID の生成

ID の生成テンプレートを使用して、事前定義されたユーザー構成に基づいて一意の値を生成する属性ルールを定義できます。 たとえば、値を常に特定の形式 (例: BLD-X-A の形式で、X は一意の単調な数値) で入力するには、このテンプレート内でオプションを定義します。 プロセスの一部として、新しいデータベース シーケンスを作成するか、既存のデータベース シーケンスを使用することで、データベース シーケンスが使用されます。

次のベスト プラクティスがあります:

  • 定義タイプとしてテーブルを使用するときは、ビルダー オプションから見たテーブル出力 (ID_Table) とテーブルの列が一致する必要があります。
  • コード値の定義タイプには、ドメインが定義されたフィールドが必要です。
  • 一意の値の定義形式は、一意の値の形式をサポートするフィールドのデータタイプと一致している必要があります。 たとえば、形式が BLD-X-A で、X は単調な数値を表すなら、フィールド タイプはテキストの必要があります。
  • 単一のフィールドにある 1 つの値から属性ルールをトリガーするようロジックを調整するときは、式を指定するために where 条件を使用します。 複数の値をフィルターするときは、フィルター SQL を使用して式を指定します。

各パラメーターの詳細については、ID 属性ルールの生成ツールをご参照ください。

空間結合の生成

空間結合の生成テンプレートを使用すると、属性ルールを定義し、宛先データセット (入力テーブルとも呼ばれます) の 1 つ以上のフィールドをマッピングして、1 つ以上の元のデータセットから属性情報をプルできます。 フィールドのマッピングを使用して、属性ルールの作成の一部として、フィールドを既存のフィールドにマッピングするか、宛先データセットに新しいフィールドを作成できます。

次のベスト プラクティスがあります:

  • 結合クラスは 1 回しか使用できません。

各パラメーターの詳細については、空間結合属性ルールの生成ツールをご参照ください。