エラー

注意:

ユーティリティ ネットワーク バージョン 3 以前の場合は「エラー フィーチャ」をご参照ください。

ユーティリティ ネットワークのネットワーク フィーチャが、規定のルールおよび制限に違反した場合、システムでエラーが生成されます。 エラーが発見されると、フィーチャのジオメトリを囲むよう、ダーティ エリアが作成されます。 フィーチャ ジオメトリ、属性値、ネットワーク ルール、またはサブネットワーク定義を編集することによって、エラーを修正できます。 次に、ネットワーク トポロジを有効化または検証するときに、エラーを伴うフィーチャが評価されます。

関連付けられたエラーを含むダーティ エリアは、エラー状況が修正されるまで維持されます。 これらは、フィーチャに対して編集を行ったり、エラー状況を許容するための構成変更を実行したりすることで解決できる場合があります。 構成変更を実行するには、ネットワーク トポロジを無効化する必要があります。

エラーの状況と解決策の詳細については、以下のユーティリティ ネットワークのエラー ID セクションをご参照ください。

エラーのシンボル表示

ダーティ エリア サブレイヤーは、ユーティリティ ネットワーク内のエラーの表示に使用され、ポップアップおよび [エラー インスペクター] ウィンドウを使用して、確認できます。 ユーティリティ ネットワークをアクティブなマップ ビューに追加した後は、[コンテンツ] ウィンドウを使用して、このサブレイヤーにアクセスします。

ダーティ エリアの属性を使用して、シンボルを調整し、クエリを実行して、マップ内の情報をハイライト表示できます。たとえば、エラーが関連付けられているフィーチャクラスや発生したエラーのタイプなどの情報です。 特定のエラー原因に関する情報は、ダーティ エリア サブレイヤーのシンボルを使用して、特定できます。

次に示すように、ダーティ エリアのサブレイヤーは、Status フィールドを使用してシンボル化され、作成方法を示します。

ステータスでシンボル表示したダーティ エリア サブレイヤー
注意:

エラーに関する情報の格納場所とアクセス方法は、使用されるユーティリティ ネットワークのバージョンによって異なります。 詳細については「エラーの表示」をご参照ください。

ダーティ エリアは、ネットワーク トポロジを有効化または検証した後で、エラーが発生したネットワーク フィーチャに対して作成されます。 フィーチャには、1 つ以上のエラーが生成される可能性があります。 これらのエラーは、1 つのダーティ エリアで表されます。 [関連付けの変更] ウィンドウは、エラーのある関連付けを表示するために使用されます。 エラーのある関連付けは、ウィンドウ内の関連フィーチャまたは関連オブジェクトの横にオレンジのインジケーターが記されます。

エラーを表示、対応する方法の詳細

エラーの作成

エラーは「ネットワーク トポロジの有効化」、「ネットワーク トポロジの検証」、または「サブネットワークの更新」によって生成されます。 エラーは、空のジオメトリや無効な接続性の特定、サブネットワーク内の不適切なアセット タイプの検出など、さまざまな理由から作成されます。 エラーの状況と解決策の完全なリストについては、以下のユーティリティ ネットワークのエラー ID セクションをご参照ください。

ネットワーク トポロジが検証または有効化されるときに、接続性をサポートするルールがチェックされます。 そのため、ネットワーク トポロジが検証または有効化された後、フィーチャ制限またはネットワーク ルールに違反するネットワーク フィーチャに対して、エラーが表示されます。

ネットワーク トポロジが検証または有効化されるとき、および関連付けを作成またはインポートするときに、関連付けを制御するルールがチェックされます。 関連付けを作成またはインポートするときは、関連付けに対してエラーが作成されるのではなく、ツールまたはウィンドウに、エラーが返されます。 ネットワーク トポロジが有効化または検証されるときは、関連付けに対して、エラーが作成されます。

エラーは、ユーティリティ ネットワークの初期構成中にも検出できます。 これは、データを公開する前に、データ内のネットワーク エラーを修正する目的で実行されます。 このプロセスは、データをバージョン対応登録する前に、ネットワーク トポロジの有効化ツール内で、[エラーのみを生成] オプションを使用することによって完了できます。 詳細については「ネットワーク トポロジの有効化」をご参照ください。

エラーの例

以下の例では、ポイント フィーチャが、ライン フィーチャに幾何学的に一致する位置に配置されています。 2 つのアセット タイプの接続を許可するルールはありません。 ネットワーク トポロジが、検証または有効化されるときに、エラーが生成されます。 この例では、ルールがないため、ポイント フィーチャおよびライン フィーチャに対して、エラーが作成されます。 さらに、ネットワーク フィーチャは、ネットワーク トポロジに接続されません。

エラーのあるポイントとライン

ユーティリティ ネットワークの制限に違反するもう 1 つの例として、接続性における不明確さを発生させる一致フィーチャがあります。 3 つ以上の一致フィーチャがあり、接続性ルールによりそれらの接続が許可されているというケースです。 たとえば、終点と始点が、中電圧線の同じエンドポイントに位置する場合を考えます。 中電圧線は、終点に接続できるというルールと、中電圧線は、始点に接続できるというルールの 2 つの接続性ルールがあります。 2 つの可能性があるため、ユーティリティ ネットワークは、これをエラーとして追跡します。 ユーティリティ ネットワークは、どのフィーチャが他のどのフィーチャに接続しているのかという観点で、ランダムに動作することはしません。 フィーチャにエラーをフラグ設定することで、その判断を行う必要がある場所を示します。

次の例では、ジオメトリを一致させない 2 つのタイプのネットワーク ポイント フィーチャ (始点と終点) があります。 ポイント フィーチャについて、この違反を追跡するために、さらに 2 つのエラーが作成されます。

ラインとポイントの不明確な接続性

ユーティリティ ネットワークのエラー ID

変更されたネットワーク フィーチャは、ネットワーク トポロジの検証または有効化の際に評価されます。 これらの変更が、規制またはネットワーク ルールに違反する場合、またはその他の無効な状況が発生する場合は、エラーが生成されます。

ユーティリティ ネットワーク フィーチャ向けに作成されたエラーは、エラーの原因となった操作に基づいて、次のセクションに分けられています。

ネットワーク トポロジの有効化と検証のエラー

次のエラーは「ネットワーク トポロジの有効化」または「ネットワーク トポロジの検証」によって生成されます。 エラーが生成される状況、エラーを解決するために推奨されるアクション、エラーに関連付けられるネットワーク フィーチャ タイプなど、エラーに関する詳細を次の表に示します。

多くの場合、[解決策] 列のオプション 1 が最も有効で、影響が少ないものです。 ただし、一部のオプションは、他の要因に左右されるため、特定のケースでは、最初のオプションが最適でない場合があります。 一部のオプションは、ネットワーク トポロジを無効化する必要もあるため、(管理) のフラグが付いています。 その例としては、ドメイン ネットワークの追加、ターミナル構成の割り当て、アセット グループおよびアセット タイプ レベルでのネットワーク フィーチャのエッジ接続性ポリシーの変更などが挙げられます。

エラー ID説明と状況解決策フィーチャ タイプ

0

データ タイプが正しくありません。 フィールドに無効なデータ タイプがあります。

フィールドに間違ったデータ タイプが割り当てられました。 たとえば、フィールドに文字列データ タイプではなく、整数データ タイプが期待されていました。

フィールドのデータ タイプを修正します。

ポイント、ライン、ジャンクション オブジェクト、エッジ オブジェクト

1

ネットワーク フィーチャのジオメトリが空です。

ダーティ エリアのネットワーク ソース ID とフィーチャ GUID を調べて、エラーで関連付けられているフィーチャを特定します。 フィーチャを削除し、再度作成します。

ダーティ エリアは、ジオメトリが空の各フィーチャに対して、供給エリア範囲の左下隅に作成されます。 修正を行った後、すべてのダーティ エリアを必ず検証します。

ポイントまたはライン

2

サブタイプが不明です。

たとえば、ネットワーク フィーチャの Asset Group 属性の値が不明です。

不明でない値を持つようにアセット グループ属性を更新します。

ポイントまたはライン

5

ライン フィーチャの長さが許容値内です。

ライン ネットワーク フィーチャの長さが短すぎるため、ネットワーク許容値を満たしません。 たとえば、ネットワーク許容値が 1 メートルで、ネットワーク内のラインは、90 センチメートルです。

オプション 1: ライン フィーチャの長さを調整します。

オプション 2: 接続性の関連付けまたは非空間エッジ オブジェクトを使用して、ネットワーク フィーチャをモデリングすることを検討します。

オプション 3: ネットワーク許容値を調整します (管理)。

ライン

6

ジオメトリ エラー - ライン フィーチャに沿った頂点が見つかりませんでした。

ネットワーク トポロジが、ライン ネットワーク フィーチャに関連付けられた頂点のリストを取得できません。

オプション 1: ネットワーク トポロジを再度検証します。

オプション 2: 頂点を削除し、ネットワーク トポロジを検証し、必要に応じて、別の頂点を作成します。

ライン

8

無効な接続性 - 接続性ルールがありません。

ネットワーク フィーチャ間の接続性をサポートするジャンクション-エッジ接続性ルール、エッジ-ジャンクション-エッジ性接続ルール、またはジャンクション-ジャンクション接続性ルールがありません。たとえば、システム バルブを給水ラインに接続可能にするルールや、ヒューズを変圧器の高圧側に接続可能にするルールがありません。

オプション 1: ネットワーク プロパティ内のルールを確認し、既存の接続性ルールに従うように、フィーチャのアセット グループおよびアセット タイプを変更します。

オプション 2: 関連元と関連先のフィーチャ間の接続性を許可するルールを追加します (管理)。

ポイント、ライン、ジャンクション オブジェクト、エッジ オブジェクト

9

無効な接続性 - 該当するジャンクション-エッジまたはエッジ-ジャンクション-エッジ接続性ルールが複数存在します。

これは、ラインをデバイス フィーチャに接続できる複数のルールが存在するあいまいな状況です。 ラインのエンドポイントに、複数のデバイスが存在する場合に、このエラーを受け取る可能性もあります。

たとえば、中電圧線が、遮断器の元側か負荷側のいずれかに接続できるジャンクション エッジ ルールで、中電圧線が、遮断器に接続されているとします。 ターミナルの接続性が確立されるまで、接続性はあいまいになります。

オプション 1: 「ターミナル接続の変更」ウィンドウを使用して、ラインの接続先となるデバイス上のターミナルを指定します。

オプション 2 : エッジとフィーチャ ターミナル間の接続性を許可するルールを 1 つのみにします (管理)。

ポイントおよびライン

10

無効な接続性 - 異なるアセット グループおよびアセット タイプ属性を持つ、エッジ フィーチャは接続できません。

2 つのエッジ フィーチャが、エンドポイントを共有し、中間ジャンクションを持たない場合、ネットワーク トポロジで接続性を確立するには同じアセット グループおよびアセット タイプに属している必要があります。

たとえば、頭上の中電圧単相線と頭上の中電圧三相線が一緒にスナップされます。

オプション 1: エッジ フィーチャのアセット グループおよびアセット タイプ属性を変更して、合わせます。 たとえば、1 つのフィーチャのアセット タイプが間違っている場合は、もう 1 つに合うように変更します。

オプション 2: 有効なジャンクション フィーチャを挿入し、2 つのエッジ フィーチャを接続します。 これらのフィーチャをサポートするには、エッジ-ジャンクション-エッジ ルールが必要です。

ライン

13

無効な接続性 - フィーチャまたはオブジェクトのエッジ接続性ポリシーが、AnyVertex をサポートしていません。

エンドポイントの接続性だけを許可するライン フィーチャのミッドスパンに、ポイントまたは別のライン フィーチャが置かれています。

たとえば、端点のエッジ接続性ポリシーを持つ左右のミッドスパンの頂点に、タップがスナップしています。 これは、ラインのエッジ接続性ポリシーに従いません。

オプション 1: ライン-エッジ接続性ポリシーに従う頂点に、フィーチャを再配置します。

オプション 2: ポイントまたはライン フィーチャを削除します。

オプション 3: フィーチャのエッジ接続性ポリシーを変更します (管理)。

ポイントおよびライン

17

格納ルールがありません。

2 つの非空間オブジェクト間の格納の関連付けをサポートする格納ルールがありません。 2 つのオブジェクト間の格納の関連付けをサポートする格納ルールがありません。 このエラーは、格納の関連付けルールが削除されても、ルールがサポートしていた格納の関連付けにオブジェクトが属する場合に発生する可能性があります。 このエラーは、オブジェクトのアセット グループまたはアセット タイプ属性が変更され、サポートするルールが存在しない場合にも発生することがあります。

オプション 1: ネットワーク プロパティで、使用可能な格納の関連付けのルールを確認して、オブジェクト属性を変更します。

オプション 2: リレーションシップをサポートする格納の関連付けルールを作成します (管理)。

ジャンクション オブジェクトとエッジ オブジェクト

18

構造物付属物ルールがありません。

2 つのオブジェクト間の構造物付属物の関連付けをサポートする、構造物付属物ルールがありません。 このエラーは、構造物付属物の関連付けルールが削除されても、ルールがサポートしていた構造物付属物の関連付けにオブジェクトが属する場合に、発生する可能性があります。 このエラーは、オブジェクトのアセット グループまたはアセット タイプ属性が変更され、サポートするルールが存在しない場合にも発生することがあります。

オプション 1: ネットワーク プロパティで、使用可能な格納の関連付けのルールを確認して、オブジェクト属性を変更します。

オプション 2: リレーションシップをサポートする格納の関連付けルールを作成します (管理)。

ジャンクション オブジェクトとエッジ オブジェクト

19

ライン ネットワーク フィーチャがマルチパートです。 マルチパート フィーチャは許可されません。

たとえば、マルチパートの伝送パイプです。

オプション 1: マルチパートでなくなるように、フィーチャを変更します。

オプション 2: ラインを削除し、再度作成します。

ライン

20

自己交差ライン。 ライン ネットワーク フィーチャがループバックし、それ自体と 2 つの頂点で交差して、オーバーラップする場合に発生する可能性があります。

たとえば、有効なループ パイプに、Z 値がありません。

オプション 1: 交点の各ライン セグメントに、頂点を配置します。 各頂点の Z 値を調整して、ライン間に頂点のスペースを追加します。

オプション 2: ラインを単一のフィーチャに分割します。

ライン

21

重複する頂点。 ライン ネットワーク フィーチャに、同一の X、Y、Z 位置またはネットワーク許容値内に存在する複数の頂点があります。

たとえば、重力パイプに、Z 値がありません。 これは、ラインの頂点が 2 つ未満の場合にも発生することがあります。

オプション 1: 頂点の 1 つをオフセットします (X および Y または Z)。

オプション 2: 頂点の 1 つを削除します。

ライン

23

ネットワーク フィーチャに、それが所属するアセット グループについて定義されたアセット タイプ以外のアセット タイプがあります。

たとえば、ポールにパッドマウント アセット タイプがあります。 パッドマウントは、ポール アセット タイプで定義されたアセット タイプではありません。

そのフィーチャのアセット タイプを修正します。

ポイント、ライン、ジャンクション オブジェクト、エッジ オブジェクト

25

ポイント フィーチャをスタックしました。

複数のポイントのジオメトリが一致しています。 たとえば、供給ポイントと電圧レギュレータの X、Y、Z 座標が同一です。

一部のフィーチャは、同じ位置には存在できませんが、存在できるフィーチャもあります。 詳細については「一致するフィーチャ」をご参照ください。

オプション 1: ポイントの 1 つをオフセットします (X および Y または Z)。

オプション 2: ポイントの 1 つを削除します。

ポイント

31

関連付けレコードと無効な GlobalID との間で、参照が行われています。

関連付けレコード (接続性、格納、または構造物付属物) と無効な GlobalID との間で、参照が行われています。 関連付けレコードは、その関連付けレコードの FROMGLOBALID および TOGLOBALID フィールドの関連付けに含まれているオブジェクトの開始および終了の GlobalID 値を保持します。 これらのフィールドのいずれかが存在しない値を参照すると、レポートが返されます。

関連付けエラーを解決するには、関連付けに属する残りのフィーチャを検索して削除します。 新しい GlobalID でフィーチャを再作成できます。

ポイントまたはジャンクション オブジェクト

32

ウェイト値の設定中に、エラーが発生しました。

これは、属性にインライン ネットワーク属性が割り当てられ、その値がネットワーク トポロジの予約ビットの最大値を超えた場合に発生します。 これは、インライン ネットワーク属性の作成に使用されるコード値ドメインによって決定されます。

コード値の許容値範囲に入るよう、属性値を変更します。

ダーティ エリア テーブルのネットワーク フィーチャの属性値を確認します。 編集する属性を特定するために、インライン ネットワーク属性が割り当てられている属性フィールドを調べます。 ネットワーク プロパティの属性と割り当てセクションには、インラインであるネットワーク属性、ネットワーク属性と関連付けられたドメインの詳細が表示されます。 割り当てには、ネットワーク属性が割り当てられたフィールドがリスト表示されます。 許容されるコード値のドメイン ビューを調べます。

ポイント

34

サポートされていない格納のリレーションシップに参加しているフィーチャです。

2 つのフィーチャ間の格納の関連付けをサポートする格納ルールがありません。 このエラーは、格納の関連付けルールが削除されても、ルールがサポートしていた格納の関連付けにフィーチャが属する場合、またはフィーチャのアセット グループまたはアセット タイプ属性が変更され、サポートするルールが存在しない場合に、発生する可能性があります。 ポイント フィーチャが、複数の格納器フィーチャの格納物の場合にも、発生する可能性があります。

オプション 1: ネットワーク プロパティで、使用可能な格納の関連付けのルールを確認して、フィーチャ属性を変更します。

オプション 2: リレーションシップをサポートする格納の関連付けルールを作成します (管理)。

ポイントおよびライン

35

サポートされていない構造物付属物のリレーションシップに参加しているフィーチャです。

2 つのフィーチャ間の構造物付属物の関連付けをサポートする構造物付属物ルールがありません。 このエラーは、構造物付属物の関連付けルールが削除されても、ルールがサポートしていた構造物付属物の関連付けにフィーチャが属する場合に、発生する可能性があります。 このエラーは、フィーチャのアセット グループまたはアセット タイプ属性が変更され、サポートするルールが存在しない場合にも、発生することがあります。

オプション 1: ネットワーク プロパティで、使用可能な構造物付属物の関連付けのルールを確認して、フィーチャ属性を変更します。

オプション 2: リレーションシップをサポートする構造物付属物の関連付けルールを作成します (管理)。

ポイントおよびライン

36

ライン フィーチャが無効なターミナルを含んでいます。

ライン フィーチャの From Terminal フィールドまたは To Terminal フィールドの値 ([なし] または [単一ターミナル] 以外) があり、次のいずれかに該当する場合、エラーが発生します。

  • デバイスがラインのエンドポイントで、ターミナルをサポートしません。
  • ラインのエンドポイントに、デバイスが存在しません。
  • デバイスは、ターミナルをサポートしているが、ライン上の開始/終了デバイス ターミナル値が、ターミナル構成の値ではありません。

ターミナルを含むデバイスを削除、移動、または再分類しても、接続されていたラインには、以前のデバイスのターミナルを参照する属性が残ります。 ライン フィーチャの To device terminal または From device terminal 属性に無効なターミナル ID が設定されている場合、[ターミナル] ドロップダウン メニューに [無効] という値が表示されます。 以下の手順に従って、このエラーが表示されるさまざまなシナリオを解決することができます。

デバイスがラインのエンドポイントでターミナルをサポートしない場合、次のオプションがあります。

  • オプション 1: ラインのエンドポイントにあるデバイスにターミナル構成 (該当する From Terminal または To Terminal フィールドに表示されているターミナル ID を持つ) を割り当てます。
  • オプション 2: 無効なターミナル接続を含むデバイスの横にある [削除] 削除 をクリックして接続性を削除し、[適用] をクリックします。

ラインのエンドポイントにデバイスが存在しない場合、次のオプションがあります。

  • オプション 1: From Terminal または To Terminal フィールドの値に一致するターミナル ID を持つデバイスをライン上に配置します。
  • オプション 2: 無効なターミナル接続を含むデバイスの横にある [削除] 削除 をクリックして接続性を削除し、[適用] をクリックします。

デバイスは、ターミナルをサポートしているが、ライン上の From Terminal または To Terminal デバイス ターミナル値がターミナル構成の有効な値ではない場合、次のオプションがあります。

  • オプション 1: ラインの From Terminal または To Terminal フィールドの無効な値を、デバイス上のターミナルに一致するように更新します。
  • オプション 2: デバイスに割り当てられたターミナル構成を、ラインの一致するターミナル ID を含む構成に置き換えます。

ポイントおよびライン

37

サブネットワーク タップ カテゴリを持つフィーチャは、1 つのミッドスパンの頂点と一致する必要があります。

サブネットワーク タップ フィーチャに以下のサポートされていない条件が存在すると、エラーが発生します。

  • サブネットワーク タップ フィーチャは、ライン フィーチャのエンドポイントにのみ存在します (ライン フィーチャのミッドスパンには存在しません)。
  • サブネットワーク タップ フィーチャは、複数のライン フィーチャへのミッドスパンです。

サブネットワーク タップの詳細

ラインおよびタップ フィーチャを編集し、タップ フィーチャが 1 本のラインに対してのみ、ミッドスパンとなるようにします。

ポイントおよびライン

38

複数ターミナルを持つデバイスは、ミッドスパンにできません。

ターミナルを持つデバイス (ターミナル構成) がラインのミッドスパンに接続されると、エラーが発生します。 ライン フィーチャは、ミッドスパン接続 (頂点エッジ接続性) に対応していますが、ターミナルを持つフィーチャは、ミッドスパンになりません。

ターミナルを含むデバイスを分割せずにライン上に配置すると、このエラーが発生する場合があります。

オプション 1: デバイスがラインに接続する位置で、ラインを分割します。

オプション 2: デバイス フィーチャを、ラインのエンドポイントの頂点に移動します。

オプション 3: ミッドスパンのデバイス フィーチャを、ターミナル構成ではないフィーチャに置き換えます。

注意:

オプション 1 および 2 では、[ターミナル接続の変更] ウィンドウを使用して、ラインをデバイス上の正しいターミナルに接続する必要があります。

ポイントおよびライン

39

ポイント フィーチャが、無効なターミナル構成を含んでいます。

デバイス フィーチャの Terminal configuration 属性に無効な値があります。 これは、デバイス フィーチャに有効なパスを格納するために使用されます。

エラーの特定のフィーチャの Terminal configuration 属性を確認し、編集します。

オプション 1: 「ターミナル パスの変更」ウィンドウを使用し、フィーチャに割り当てられたパスを変更します。

オプション 2: 「ターミナル パスの変更」ウィンドウを使用することが推奨されますが、[属性] ウィンドウを使用して、有効なパスにポイントするよう Terminal configuration 属性を手動で編集することもできます。

ヒント:

フィーチャの有効なパスは、ネットワーク プロパティを使用して、見つけることができます。そのためには、特定のアセット グループおよびアセット タイプの [ターミナル構成名] を特定し、[ターミナル構成] セクションで、[有効なパス] を調べます。

ポイント

43

自己交差するエッジ オブジェクト。

エッジ オブジェクトの開始/終了ジャンクション オブジェクトは、同じフィーチャを参照します。

関連付けの開始/終了ジャンクション オブジェクトが一意となるように、エッジ オブジェクトのジャンクション エッジ接続性の関連付けを変更します。

エッジ オブジェクト

44

スタック ジャンクション オブジェクト。

オプション 1: その場所に存在するのは、単一のジャンクション オブジェクトのみとなるように、接続性の関連付けを変更します。

オプション 2: ジャンクション オブジェクトの 1 つを削除します。

ジャンクション オブジェクト

46

検証でシステムの不整合が検出されました。

ネットワーク トポロジの検証中に、検証範囲と交差するシステムの不整合が検出され、クリーニングできませんでした。

検証範囲内の影響を受けたダーティ エリアを再度検証し、エラーをクリーニングします。

ポイント、ライン、ポリゴン、ジャンクション オブジェクト、エッジ オブジェクト

サブネットワークの更新エラー

ユーティリティ ネットワークの「サブネットワークの更新」によって、次のエラーが生成されます。 サブネットワークの更新操作中にエラーが発生するとサブネットワーク テーブル内のすべてのサブネットワーク コントローラーのサブネットワーク ステータスSubnetLine フィーチャクラスの関連する行が、変更されたサブネットワークで Invalid に変更されます。 エラーが生成される状況、解決するために推奨されるアクション、エラーが生成されるフィーチャ タイプなど、各エラーに関する詳細を次の表に示します。

多くの場合、[解決策] 列のオプション 1 が最も有効で、影響が少ないものです。 ただし、一部のオプションは、他の要因に左右されるため、特定のケースでは、最初のオプションが最適でない場合があります。 一部のオプションは、ネットワーク トポロジを無効化する必要もあるため、(管理) のフラグが付いています。 その例としては、ドメイン ネットワークの追加、ターミナル構成の割り当て、アセット グループおよびアセット タイプ レベルでのフィーチャのエッジ接続性ポリシーの変更などが挙げられます。

エラー ID説明と状況解決策フィーチャ タイプ

24

サブネットワークの更新中に、無効なライン フィーチャが検出されました。

層に対して定義された [有効なライン] に基づくと、無効なライン フィーチャが存在しています。 たとえば、中電圧層内部のサブネットワークのサブネットワーク定義では、低電圧線は許可されません。 層の [有効なライン] パラメーターに定義されていないアセット グループおよびアセット タイプで作成されたラインは、サブネットワークの更新プロセス時にフラグが付きます。

オプション 1: 層のサブネットワーク定義の [有効なライン] パラメーター値に一致するよう、ライン フィーチャのアセット グループおよびアセット タイプ属性を更新します。 特定のドメイン ネットワークの [層] サブセクションを確認するには、ネットワーク プロパティをご参照ください。

オプション 2: 対応するアセット グループおよびアセット タイプを [有効なライン] として追加し、ラインまたはデバイス フィーチャを含むよう、サブネットワーク定義に調整を加えます (管理)。

オプション 3: ラインを切断するか、通過可能性を切断します。

ライン

26

サブネットワークの更新中に、無効なデバイス フィーチャが検出されました。

層に対して定義された [有効なデバイス] の値に基づくと、無効なデバイス フィーチャが存在しています。 たとえば、中電圧層内部のサブネットワークのサブネットワーク定義では、供給ポイントは許可されません。 層の [有効なデバイス] パラメーターに定義されていないアセット グループおよびアセット タイプで作成されたデバイスは、サブネットワークの更新プロセス時にフラグが付きます。

オプション 1: ポイントを切断するか、通過可能性を切断します。

オプション 2: 層のサブネットワーク定義の [有効なデバイス] パラメーター値に一致するよう、デバイス フィーチャのアセット グループおよびアセット タイプ属性を更新します。 特定のドメイン ネットワークの [層] サブセクションを確認するには、ネットワーク プロパティをご参照ください。

オプション 3: 対応するアセット グループおよびアセット タイプを [有効なデバイス] として追加し、ラインまたはデバイス フィーチャを含むよう、サブネットワーク定義に調整を加えます (管理)。

ポイント

27

サブネットワークの更新中に、無効な親のサブネットワークが検出されました。

サブネットワークの更新中に、サブネットワーク コントローラーから、無効な親のサブネットワークが検出されました。 この状況は、ジオメトリの一致を使用して、直接の親ではない、サブネットワークへの接続性を確立したときに、階層ドメイン ネットワークで発生することがあります。 階層ドメイン ネットワークでは、サブネットワークに、値が 1 高いランクの親のサブネットワークがある必要があります。 たとえば、ガス ネットワークで分離ゾーン (層のランク 3) が圧力ゾーン (層のランク 2) ではなく、システム ゾーン (層のランク 1) に直接接続されているとします。

注意:

このエラーは、ユーティリティ ネットワーク バージョン 1 でのみ生成されます。

オプション 1: サブネットワークをその層のランク内に正しく構成するようにします。 サブネットワークには、値が 1 高い層のランクの親のサブネットワークがある必要があります。 詳細については、層のランクをご参照ください。

オプション 2: 接続性が間違っている場合は、修正します。 たとえば、値を圧力ゾーンに最初に接続します。

ポイント

28

サブネットワークの更新中に、分断されているサブネットワークが検出されました。

このタイプをサポートしない層内で、分断されているサブネットワークが検出されました。 サブネットワークが分断されていて、層のサブネットワーク定義の [分断されているサブネットワークのサポート] プロパティが False に設定されている場合、サブネットワークを更新すると、サブネットワーク コントローラーのエラーが作成されます。

オプション 1: 特定の層のネットワーク プロパティを確認し、同じサブネットワーク名を持つすべてのサブネットワーク コントローラーが、サブネットワークが分断されないように、互いに通過可能であることを確認します。 通過可能性の判定には、サブネットワーク トレースを使用できます。

オプション 2: サブネットワーク定義で、分断されているサブネットワークのサポートを有効化します (管理)。

ポイント

29

サブネットワークの更新中に、同じサブネットワーク内の複数のサブネットワーク コントローラーで、矛盾するサブネットワーク名が検出されました。

サブネットワークを更新したときに、一致しないサブネットワーク名を持つサブネットワーク コントローラー フィーチャが見つかりました。 この状況は、複数のサブネットワーク コントローラーが互いに通過可能であるが、同じサブネットワーク名を持たない場合に発生することがあります。 たとえば、4 つのサブネットワーク コントローラーを持つ BPDJ_20 という名前のメッシュ サブネットワークがあり、そのうちの 1 つの名前が、Subnetwork Name 属性に表示された BPDJ_20 ではなく、A_26 になっています。

オプション 1: サブネットワーク コントローラーのサブネットワーク名が正しくない場合、[サブネットワーク コントローラーの変更] ウィンドウを使用して名前を変更します

  • 各コントローラーに接続されているネットワーク フィーチャを 1 つのサブネットワークに関連付ける場合、各コントローラーに関連付けられた Subnetwork Name 属性を更新して、一致させます。

オプション 2: 各コントローラーに接続されているフィーチャが異なるサブネットワークであり、互いに分離している必要がある場合、それらが接続されている理由を特定し、互いに分離するように、データを更新する必要があります。

オプション 3: サブネットワーク コントローラーでサブネットワークを定義しない場合、このコントローラーを残りのサブネットワーク フィーチャから切断して、通過可能性をなくします。

ポイント

30

サブネットワークの更新中に、同じサブネットワーク内の複数の親のサブネットワーク コントローラーで、矛盾するサブネットワーク名が検出されました。

階層ドメイン ネットワークのサブネットワーク セットを更新したときに、一致しない親サブネットワーク名を持つサブネットワーク コントローラー フィーチャが見つかりました。 この状況は、複数のサブネットワーク コントローラーが 1 つの親サブネットワークを定義し、その 1 つに異なるサブネットワーク名があることがわかった場合に発生します。

オプション 1: サブネットワーク コントローラーのサブネットワーク名が正しくない場合、[サブネットワーク コントローラーの変更] ウィンドウを使用して、名前を変更します

オプション 2: サブネットワーク コントローラーでサブネットワークを定義しない場合、このコントローラーを残りのサブネットワーク フィーチャから切断して、通過可能性をなくします。

ポイント

33

コントローラーのアセット グループ/アセット タイプが一致しません。

サブネットワーク コントローラーのアセット グループまたはアセット タイプが変更されました。 サブネットワーク コントローラーのアセット グループおよびアセット タイプは変更できません。 これは、デバイス フィーチャの特定のアセット グループおよびアセット タイプに割り当てられるターミナル構成と、サブネットワーク コントローラーに格納されている内容の整合性を維持するためです。

オプション 1: アセット グループおよびアセット タイプを、サブネットワーク コントローラーの元の値に戻します。

オプション 2: サブネットワーク コントローラーのアセット グループおよびアセット タイプ フィールドを安全に編集するには、これらの属性を編集する前に、デバイス フィーチャのサブネットワーク コントローラーを無効化します。

ポイント

40

サブネットワークの更新中に、無効なジャンクション フィーチャが検出されました。

層に対して定義された [有効なジャンクション] に基づくと、無効なジャンクション フィーチャが存在しています。 層の [有効なジャンクション] パラメーターに定義されていないアセット グループおよびアセット タイプで作成されたジャンクションは、サブネットワークの更新プロセス時に、フラグが付きます。

無効なフィーチャに関するエラーを表示して、アセット グループおよびアセット タイプを調査します。 また、ユーティリティ ネットワークのネットワーク プロパティも確認してください。 [層][有効なジャンクション] 列で、定義されているアセット グループおよびアセット タイプを確認します。

オプション 1: 層のサブネットワーク定義の [有効なジャンクション] パラメーター値に一致するよう、ジャンクション フィーチャのアセット グループおよびアセット タイプを変更します。 特定のドメイン ネットワークの [層] サブセクションを確認するには、ネットワーク プロパティをご参照ください。

オプション 2: 層のサブネットワーク定義を変更して、追加の [有効なジャンクション] を含めます。 詳細については「サブネットワーク定義の設定または変更」をご参照ください。

ポイント

41

サブネットワークの更新中に、無効なジャンクション オブジェクトが検出されました。

層に対して定義された [有効なジャンクション オブジェクト] に基づくと、無効なジャンクション オブジェクトが存在しています。 層の [有効なジャンクション オブジェクト] パラメーターに定義されていないアセット グループおよびアセット タイプで作成されたジャンクション オブジェクトは、サブネットワークの更新プロセス時に、フラグが付きます。

無効なオブジェクトに関するエラーを表示して、アセット グループおよびアセット タイプを調査します。 また、ユーティリティ ネットワークのネットワーク プロパティも確認してください。 [層][有効なジャンクション オブジェクト] 列で、定義されているアセット グループおよびアセット タイプを確認します。

オプション 1: 層のサブネットワーク定義の [有効なジャンクション オブジェクト] パラメーター値に一致するよう、無効なオブジェクトのアセット グループおよびアセット タイプを変更します。 特定のドメイン ネットワークの [層] サブセクションを確認するには、ネットワーク プロパティをご参照ください。

オプション 2: 層のサブネットワーク定義を変更して、追加の [有効なジャンクション オブジェクト] を含めます。 詳細については「サブネットワーク定義の設定または変更」をご参照ください。

ジャンクション オブジェクト

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サブネットワークの更新中に、無効なエッジ オブジェクトが検出されました。

層に対して定義された [有効なエッジ オブジェクト] に基づくと、無効なエッジ オブジェクトが存在しています。 層の [有効なエッジ オブジェクト] パラメーターに定義されていないアセット グループおよびアセット タイプで作成されたエッジ オブジェクトは、サブネットワークの更新プロセス時にフラグが付きます。

無効なオブジェクトに関するエラーを表示して、アセット グループおよびアセット タイプを調査します。 また、ユーティリティ ネットワークのネットワーク プロパティも確認してください。 [層][有効なエッジ オブジェクト] 列で、定義されているアセット グループおよびアセット タイプを確認します。

オプション 1: 層のサブネットワーク定義の [有効なエッジ オブジェクト] パラメーター値に一致するよう、無効なオブジェクトのアセット グループおよびアセット タイプを変更します。 特定のドメイン ネットワークの [層] サブセクションを確認するには、ネットワーク プロパティをご参照ください。

オプション 2: 層のサブネットワーク定義を変更して、追加の [有効なエッジ オブジェクト] を含めます。 詳細については「サブネットワーク定義の設定または変更」をご参照ください。

エッジ オブジェクト

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無効なサブネットワーク接続、異なる層からの複数のコントローラーが見つかりました。

異なる層に関連付けられた複数のサブネットワーク コントローラーが見つかりました。 この状況は、複数のサブネットワーク コントローラーが互いに通過可能であるが、同じ層が割り当てられていない場合に発生することがあります。

オプション 1: サブネットワーク コントローラーに関連付けられた層が正しくない場合、ロールを更新し、正しい層を含むコントローラーを再作成して、サブネットワーク コントローラーを変更します。

オプション 2: サブネットワークが分離している必要がある場合、それらが接続されている理由を特定し、互いに分離するように、データを更新する必要があります。

ポイント、ジャンクション オブジェクト