テキストの編集

テキストをレイアウトに追加した後、インラインまたは [エレメント] ウィンドウを使用して変更できます。 テキストをカスタマイズするためのさまざまなオプションがあります。

テキスト シンボルを調整

テキスト シンボルは、色、フォント、サイズなどのテキストの外観を制御します。 フォント、フォント サイズ、色などの一般的なテキスト シンボル プロパティは、テキスト エレメントが選択されるたびに表示される [テキスト] コンテキスト タブからアクセスできます。 すべてのテキスト シンボル プロパティには、[エレメント] ウィンドウから使用できます。

これらのプロパティにアクセスするには、[コンテンツ] ウィンドウでテキスト エレメントを右クリックして [プロパティ] を選択し、[エレメント] ウィンドウを開きます。 次に、[テキスト シンボル] を選択して、テキスト シンボル プロパティの一覧を表示します。

インライン テキストの編集

テキストを追加したら、直接レイアウトに詳細な編集を加えることができます。

  1. レイアウト上でテキストを変更するには、テキストをダブルクリックします。
  2. キーボード上の矢印キーを使用してポインターを移動させ、テキストを削除するか、新しいテキストを入力します。
  3. 必要に応じて、テキストの一部またはすべてをハイライト表示し、[テキスト] タブのオプションを使用して選択したテキストに変更を加えます (フォントを調整する、テキストを太字にする、箇条書きリストを作成するなど)。
  4. 完了したら、テキストの変更を確定するか、Esc キーを押して編集をキャンセルします。 複数の方法で、変更を確定できます。
    • テキスト エレメントの外部をクリックします。
    • Ctrl + Enter キーを押します。
    • F2 キーを押します。

テキストをすばやく調整するには、インラインの編集時にキーボード ショートカットを使用します。 次に示すショートカットを使用できます。

キーボード ショートカットアクション

Ctrl + K キー

選択されたテキストにハイパーリンクを追加します。

Ctrl + Shift + L キー

箇条書きリストを作成します。 複数の行のテキストが選択されているなら、各行が箇条書きになります。

Ctrl + Shift + I キー

箇条書きサブリストを作成します。 カーソルが、箇条書きリスト、または箇条書きに含める選択されたテキストの中にあることが必要です。

Ctrl + Shift + N キー

箇条書きを削除します。 カーソルが、箇条書きリスト、または箇条書きに含める選択されたテキストの中にあることが必要です。

Tab キー

箇条書きのレベルを増やします。 カーソルが、箇条書きリスト、または箇条書きに含める選択されたテキストの中にあることが必要です。

Shift + Tab キー

箇条書きのレベルを減らします。 カーソルが、箇条書きサブリスト、または箇条書きの副項目に含める選択されたテキストの中にあることが必要です。

Ctrl + U キー

選択したテキストに下線を引きます。

Ctrl + Shift + A キー

選択されたテキストをすべて大文字に変更します。

Ctrl + Shift + K キー

選択されたテキストをすべて小型英大文字に変更します。

Ctrl + Shift + プラス記号 (+) キー

選択されたテキストを上付きで表示します。

Ctrl + 等号 (=) キー

選択されたテキストを下付きで表示します。

インラインでテキストを編集するためのキーボード ショートカット

テキスト編集用のショートカット キーの使用

キーボード ショートカットを使用して、ページ上でテキスト エレメントを操作することができます。

以下のショートカットを使用して、変更を確定します。

  • Ctrl + Enter キーを押します。
  • F2 キーを押します。
  • エリア、ポイント、および曲線のテキストで、エレメントの外部をクリックします。
  • Esc キーを押すと、編集がキャンセルされます。

タグを使用して書式設定

テキスト書式タグを使用することにより、テキストの一部の書式を変更できます。 たとえば、テキストに含まれる 1 つの単語に下線を付けるなど、複数の書式を組み合わせたテキストを作成できます。 テキスト書式タグは、マップ上またはその周辺のほぼすべての場所に使用することができます。 テキスト文字列とテキスト シンボルの両方を指定できる場所であれば、これらのタグを使用できます。 たとえば、マップのタイトルや凡例のテキストでタグを使用できます。

また、[エレメント] ウィンドウでタグの書式を設定することもできます。 タグの使用の詳細については、「テキスト書式タグ」をご参照ください。

ハイパーリンクの追加

レイアウトでは、標準のテキスト書式タグに加え、Web ページやファイルへのハイパーリンク テキストもサポートしています。 ハイパーリンクをレイアウトに追加するには、以下の方法があります。

  • URL をテキスト エレメントに直接入力するまたは、貼り付けます。 テキストはハイパーリンクとして自動的に認識され、表示されます。
  • テキストをインライン編集しているとき、[テキスト] タブの [編集] グループにある [ハイパーリンクの追加] ボタンをクリックして [ハイパーリンク] ウィンドウを開きます。
  • レイアウトでテキストをインライン編集しているとき、Ctrl+K を押して、[ハイパーリンク] ウィンドウを開きます。

[ハイパーリンク] ウィンドウでは、URL を表示せずにハイパーリンク テキストを表示できます。 ウィンドウが開いたら、[アドレス] ボックスに URL を、[表示するテキスト] ボックスにハイパーリンクを付けるテキストを入力します。 テキスト エレメントのテキストの一部またはすべてにハイパーリンクを付けることができます。

ハイパーリンクは、青いリンク付きテキストとしてレイアウトに表示されます。 [エレメント] ウィンドウでは、ハイパーリンクは下線や太字などその他の書式オプションと同様にテキスト書式タグを使用して表示されます。 [エレメント] ウィンドウのタグ内のリンクまたはテキストを変更してテキストを更新できます。 また、URL は自動的にハイパーリンクとしてタグ付けされるため、<NOLINK> タグを使用すれば、URL をハイパーリンクに変換せずに表示できます。

ハイパーリンク テキスト タグ

<LINK url="https://esri.com">Esri company site</LINK>

URL テキスト タグのリンク解除

<NOLINK>https://esri.com</NOLINK>
注意:

レイアウトのハイパーリンクは、セキュリティ オプションの設定に従います。 拡張子のタイプが許可されていない場合、そのファイル拡張子へのハイパーリンクは動作しません。

スペル チェックの使用

スペル チェックはレイアウト内のテキスト エレメントに使用できます。 凡例や縮尺記号など、その他のレイアウト エレメントのスペル チェックはできません。 スペルに誤りのある単語は、レイアウト ビューと [エレメント] ウィンドウに波状の赤い下線付きで表示されます。 スペルの誤りと解釈された単語を右クリックして、その単語を修正するか、その単語をカスタム辞書に追加して、今後スペルの誤りと解釈されないようにします。

注意:

誤りのある単語がスペルの誤りと解釈されない場合は、スペル チェックが有効になっているかどうかを確認します。

レイアウト内でスペルに誤りのあるすべての単語を一覧表示するには、[レイアウト] タブで [スペル チェック] ボタン Spell Check をクリックします。 [スペル チェック] ウィンドウが開き、プロジェクト内でスペルに誤りのあるすべての単語が一覧表示されます。 このウィンドウでスペルに誤りのある単語を右クリックして、その単語を修正するか、その単語をカスタム辞書に追加するか、その単語を含む 1 つまたは複数のテキスト エレメントを拡大表示します。

注意:

スペル チェックはすべて大文字で書かれた略語や他の単語には適用できません。 これらの単語はスペル チェックで無視されます。

テキストの調整ルールを設定

四角形テキスト Rectangle text には、描画されるボックスのサイズを超過する場合も含めて、すべてのテキストが表示されるようにするために調整ルールを含めることができます。 四角形テキストでは、次の 4 種類の調整ルールを使用できます。

  • [なし] - 調整ルールは適用されません。 テキスト ボックス内に収まらないテキストは表示されず、オーバーフローのシンボル Overflow が表示されます。 これがデフォルトです。
  • [フォント サイズの調整] - テキストがテキスト ボックス内に収まるように、フォント サイズを自動的に縮小します。 テキストが元々設定されたフォント サイズよりも大きくなることはありません。必要に応じて縮小されます。 テキストが [最小フォント サイズ] よりも小さくなることはありません。
  • [幅を調整] - テキスト全体が収まるように、テキスト ボックスの幅を自動で調整します。 テキスト ボックスの高さとフォント サイズは変わりません。 これにより、テキストがページの外に描画されることがあります。
  • [高さを調整] - テキスト全体が収まるように、テキスト ボックスの高さを自動で調整します。 テキスト ボックスの幅とフォント サイズは変わりません。 これにより、テキストがページの外に描画されることがあります。

テキストの調整ルールを設定するには、次の手順を実行します。

  1. レイアウトまたは [コンテンツ] ウィンドウの四角形テキスト エレメント Rectangle text を右クリックして[プロパティ] プロパティ を選択します。

    [エレメント] ウィンドウが表示されます。

  2. [エレメント] ウィンドウで、[調整ルール] ドロップダウン リストから調整ルールを選択します。
注意:

調整ルールは、四角形テキスト Rectangle text でのみ利用できます。 直線状のテキスト Straight Text や円テキスト Circle text などの他のテキストの種類では、調整ルールは利用できません。

テキスト エレメントに列を追加

1 つのテキスト エレメント内のテキストを [エレメント] ウィンドウの複数の列に配置できます。 [コンテンツ] ウィンドウでテキスト エレメントを右クリックし、[プロパティ] を選択してウィンドウを開きます。 列を追加するには、[段落] ヘッダーを展開して、列数を [列] コントロールで設定します。 [列のギャップ] コントロールを使用して列と列の間の距離を設定し、[余白] コントロールを使用してテキスト エレメントの端からテキストの開始位置までの距離を設定します。

複数の列を指定した場合、最初の列のスペースがすべて埋まると自動的に次の列にテキストが配置されます。 インライン編集中は列が表示されませんが、編集が完了するとすぐに適用されます。

注意:

直線状のテキスト Straight Text には列はありません。

テキスト タイプの切り替え

四角形のテキスト Rectangle text と直線状のテキスト Straight Text はレイアウトでよく使用されますが、それぞれ動作が異なります。 四角形のテキスト エレメントでは、長いテキストが新しい行に自動的に折り返され、調整ルールがサポートされます。 このタイプのテキストは、長いテキスト エレメントや内容が変わる可能性のある動的なテキストに便利です。 直線状のテキスト エレメントでは、エレメントのサイズを変えると、利用可能なスペースが埋まるようフォントが拡大または縮小されます このタイプのテキストは、タイトルや領域に合わせてサイズを調整する必要のある短いテキストに便利です。 2 つのテキスト タイプを必要に応じて変換して、目的のプロパティを取得できます。 四角形と直線状のテキストを変換するには、次の手順を実行します。

  1. レイアウトまたは [コンテンツ] ウィンドウで四角形 Rectangle text または直線状 Straight Text のテキスト エレメントを選択します。
  2. 選択したエレメントを右クリックして [四角形テキストに変換] Convert To Rectangle Text または [直線状のテキストに変換] を選択します。 Convert To Straight Text

    テキスト エレメントが新しいタイプに更新されます。 直線状のテキスト Straight Text に変換した場合、自動で行われていた文字の折り返しが解除され、テキストが 1 行に表示されます (手動で改行を入れている場合は複数の行)。

注意:

変換できるのは直線状のテキストと四角形のテキストの間のみで、円テキスト Circle text などその他のテキスト タイプは変換できません。

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