マップ ページの操作

プレゼンテーション」内のページとしてプロジェクトにマップとシーンを含めることができます。 これにより、操作中の GIS 情報とデータが表示され、プレゼンテーションに地理情報が提供されます。 プレゼンテーション内のマップ ページでは、アクティブな延焼範囲のオンデマンド ステータスや進行中のプロジェクトの最新の分析結果といった、GIS の更新情報をタイムリーに共有できます。

マップ ページは、全画面表示のプレゼンテーション時に画面いっぱいに表示されるため、プレゼン時に空間コンテンツを最大限に活用できます。 各マップ ページには空間的範囲、時間的範囲、レンジ範囲が含まれており、一連のページを進めるにつれて時空間の特定の場所に移動できます。 マップ ページにはレイヤーの表示設定も保存されるため、各ページに表示するレイヤーを制御できます。 たとえば、マップ ページを使用して、環太平洋ベルトの毎月の地震の表示や、ソウル近郊のさまざまな建設計画を比較したり、スイスの列車の旅の進行状況を追跡できます。

マップ ページが全画面モードで表示されている場合、フィーチャをクリックするとポップアップが表示されます。 マップ ページでは、タイトルやサポート テキスト、グラフィックの形状、画像をページに含めるための「オーバーレイ エレメント」がサポートされています。

マップ ページをプレゼンテーションに追加

マップ ページは、既存のマップまたはプロジェクト内のシーンを参照します。 別の空間参照の選択やレイヤーのシンボルの変更など、参照先のマップまたはシーンに加えられた変更は、プレゼンテーションのマップ ページに反映されます。

マップ ページがプレゼンテーションに追加されると、マップのプロパティを使用して、レイヤーの可視性や表示設定や表示範囲など、そのページの開始状態を定義します。 これらのプロパティは、個別にオーバーライドできます。 表示レイヤーを画面移動、ズーム、または切り替えながら新しいページをキャプチャすることで、ストーリーを進行する一連のマップ ページを追加できます。

プロジェクトのマップをプレゼンテーションのマップ ページとして追加するには、次の手順を実行します。

  1. プレゼンテーション ビューをクリックして、アクティブ ビューであることを確認します。
  2. [ページ] グループの [挿入] タブで、[マップ] 新しいマップ ページ をクリックして、利用可能なマップのギャラリーを開きます。

    リストには、プロジェクト内の各マップのカテゴリと 1 つ以上の開始範囲の選択肢が含まれています。 各マップには、デフォルトの範囲、マップの開いている各ビューの現在の範囲、およびそのマップに保存されているすべてのブックマークを示す個別のアイコンが表示されます。 すべての範囲には、空間範囲に加えて、定義されている場合は時間範囲およびレンジ範囲が含まれます。 [すべて] ドロップダウン メニューを使用し、特定のマップでギャラリー リストを絞り込みます。

  3. マップ ページのマップ ビュー、シーン ビュー、またはブックマーク ビューを選択します。

    マップ ページは、プレゼンテーションの [コンテンツ] ウィンドウの現在アクティブなページの後に追加され、新しいアクティブ ページになります。 リスト内でページを上下にドラッグして、並べ替えることができます。

  4. 必要に応じて、以下のセクションで説明するように、マップをアクティブにしてマップ ページの範囲を変更します。
  5. 必要に応じて、以下のセクションで説明するように、マップ ページの表示レイヤーを変更します。

マップ ページのアクティブ化

デフォルトでは、[選択] ツールがプレゼンテーション ページのアクティブなツールです。 [選択] ツールを使用してページ上のエレメントを選択し、ビュー内でページを画面移動およびズームします。 マップ ページの場合は、マップをアクティブにすることにより、ページの位置やズーム縮尺を変更せずにマップ内を移動できます。 アクティブ化された 3D シーンでは、「視覚効果」、「カメラ効果」、「後処理効果」などのシーンの効果を変更できます。

マップ ページをアクティブ化してマップを操作できるようにするには、次の手順を実行します。

  1. アクティブ化するマップ ページがビュー内のマップ ページになっていることを確認します。
  2. [プレゼンテーション] タブの [マップのナビゲーション] グループにある [マップ操作] マップ操作ツールをクリックします。
  3. あるいは、マップを右クリックして [アクティブ化] 有効化をクリックします。

    ページのマップがアクティブ化された状態であることを示すバナーがビューの上部に表示されます。 これ以降は、ページを操作するのではなく、[マップ操作] ツールがアクティブな状態であるマップを操作します。

  4. アクティブ化されたモードを終了するには、ビューの上隅にある [戻る] ボタン バック または [閉じる] ボタン 閉じる をクリックします 範囲の変更が適用され、マップがアクティブ化されていない状態でページに戻ります。
注意:

アクティブ化されたマップを操作しており、[マップ操作] ツール マップ操作ツール がアクティブになっている場合は、ナビゲーションのキーボード ショートカットを使用できます。

マップ ページの表示レイヤーの設定

マップ ページにはプレゼンテーションのレイヤーの表示設定が保存されるため、表示するレイヤーを決定できます。 レイヤーの可視性を設定するには、次の手順を実行します。

  1. [コンテンツ] ウィンドウで [エレメントの順序] タブ エレメント順にリスト をクリックすると、プレゼンテーション ページ、エレメント、および各マップ ページに含まれるマップ レイヤーのツリー ビューのリストが表示されます。
  2. マップ ページのノード リストを展開すると、マップ内のレイヤーのリストが表示されます。
  3. レイヤー名の横にあるチェック ボックスを使用して、マップ ページでのレイヤーの表示設定をオンまたはオフにします。

同じマップを使用する一連のマップ ページの追加

同じマップに基づいて一連のマップ ページを追加する必要がある場合もあります。 たとえば、プレゼンテーションでは、マップのさまざまな場所にズームしたり、対象地域の時間を移動したり、提案されたプロジェクト プランの一連の代替手法を段階的に実行したりする必要があることもあります。 この場合、既存のマップ ページの空間的範囲、時間的範囲、レンジ範囲を更新するたびに、新しいマップ ページを追加できます。

同じマップを使用して 1 つのシーケンス内に複数のマップ ページを作成するには、次の手順を実行します。

  1. [コンテンツ] ウィンドウから既存のマップ ページを選択します。
  2. プレゼンテーション ビューでマップを右クリックし、[アクティブ化] 有効化 をクリックします。
  3. マップのレイヤーに対してタイム スライダーとレンジ スライダーのプロパティが構成されている場合は、これらのスライダーを使用します。マップの操作には、[マップ操作] ツールまたはナビゲーションのキーボード ショートカットを使用します。
  4. アクティブ化されたマップの上部にあるバナーで、[現在の範囲から新しいマップ ページを作成] ボタン 新しいマップ ページ をクリックします。

    新しいマップ ページが [コンテンツ] ウィンドウのプレゼンテーションに追加され、現在アクティブなマップ ページになります。 マップはまだアクティブ化されているため、マップ ページのナビゲートや追加を続けて行うことができます。

  5. ステップ 3 と 4 を繰り返して、必要な数のページを作成します。
  6. [戻る] バック または [閉じる] 閉じる をクリックしてアクティブなマップ モードを終了し、ページに戻り、シーケンス内の最後のマップ ページに変更を適用します。

    新しく追加されたマップ ページのいずれかに戻って、マップの範囲とレイヤーの表示設定のプロパティをさらに調整できます。

マップ ページの参照マップの更新

マップページで参照されているマップを更新できます。 たとえば、参照されたマップがプロジェクトから削除されていたり、レイヤーが追加されたり、カートグラフィが改善されたりしてマップが更新されている場合もあります。 マップ ソースが更新されると、新しいマップのデータやプロジェクトが元のマップと異なる可能性があるため、以前に定義された範囲とレイヤーのプロパティは維持されません。

マップ ページの参照マップを更新するには、以下の手順を実行します。

  1. [コンテンツ] ウィンドウで参照マップを更新するマップ ページを選択し、右クリックして [プロパティ] を選択します。 複数のマップ ページを更新するには、Ctrl を押して選択します。
  2. [ページ プロパティ] ウィンドウで、[ソース] ドロップダウン リストを展開して置換マップを選択します。
  3. [ページ プロパティ] ウィンドウの [適用] ボタンをクリックします。

    選択したすべてのマップ ページが新しいマップを参照するようになりました。

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