フィッシュネットの作成 (Create Fishnet) (データ管理)

サマリー

四角形のセルのフィッシュネットを作成します。 出力はポリライン フィーチャまたはポリゴン フィーチャのいずれかになります。

フィッシュネットの作成ツールの詳細

使用法

  • [テンプレート範囲] パラメーターにフィーチャクラスまたはレイヤーを入力するか、「出力座標系」環境変数を設定して、出力の座標系を設定できます。

  • [ラベル ポイントの作成] パラメーターがオンの場合、出力フィッシュネットの作成に加えて、各フィッシュネット セルの中心のラベル ポイントとともに新しいポイント フィーチャが作成されます。 このフィーチャクラスは、出力フィーチャクラスと同じ名前 (ただし、_label の接尾辞が付けられる) であり、同じ場所に作成されます。

  • [ジオメトリ タイプ] パラメーターを使って、出力ポリラインのセルを作成するか (デフォルト)、出力ポリゴンのセルを作成できます。 ポリゴン フィッシュネットを作成する場合は、行または列の数によっては処理に時間がかかることがあります。

  • [セルの幅][セルの高さ] パラメーターの値は、出力フィーチャクラスで定義されているものと同じ単位になります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
出力フィーチャクラス

四角形のセルのフィッシュネットが含まれる出力フィーチャクラス。

Feature Class
フィッシュネットの原点座標

フィッシュネットの始点となる中心点。

Point
Y 軸座標

Y 軸座標を基準にして、フィッシュネットの向きを設定します。 フィッシュネットは、原点と Y 軸座標を結ぶラインで規定される角度だけ回転します。

Point
セルの幅

各セルの幅。 [行数] パラメーターの値を使用してセルの幅を計算するには、このパラメーターを未指定のままにするか、値を 0 に設定します。幅はこのツールの実行時に自動的に計算されます。

Double
セルの高さ

各セルの高さ。 [列数] パラメーターの値を使用してセルの高さを計算するには、このパラメーターを未指定のままにするか、値を 0 に設定します。高さはこのツールの実行時に自動的に計算されます。

Double
行数

フィッシュネットの行数。 [セルの幅] パラメーターの値を使用して行数を計算するには、このパラメーターを未指定のままにするか、値を 0 に設定します。行数はこのツールの実行時に自動的に計算されます。

Long
列数

フィッシュネットの列数。 [セルの高さ] パラメーターの値を使用して列数を計算するには、このパラメーターを未指定のままにするか、値を 0 に設定します。列数はこのツールの実行時に自動的に計算されます。

Long
フィッシュネットの対角
(オプション)

[フィッシュネットの原点座標] パラメーターで設定されるフィッシュネットの対角。 [テンプレート範囲] パラメーターが指定されている場合は、対角の値が自動的に設定されます。

[フィッシュネットの原点座標][Y 軸座標][セルの幅][セルの高さ][行数][列数] パラメーターを指定すると、このパラメーターは非アクティブになります。

Point
ラベル ポイントの作成
(オプション)

ポイント フィーチャクラスが作成され、各フィッシュネット セルの中心にラベル ポイントが示されるかどうかを指定します。

  • オン - ポイント フィーチャクラスが作成されます。 これがデフォルトです。
  • オフ - ポイント フィーチャクラスが作成されません。
Boolean
テンプレート範囲
(オプション)

フィッシュネットの範囲。 範囲を指定するには、座標を指定するか、テンプレート データセットを使用します。

  • [現在の表示範囲] マップ ビュー - 範囲は、アクティブなマップまたはシーンに基づきます。
  • [範囲の描画] 直角化して完了 - 範囲は、マップまたはシーンに描画された四角形に基づきます。
  • [レイヤーの範囲] レイヤー - 範囲は、アクティブなマップ レイヤーに基づきます。 使用可能なレイヤーを選択するか、[すべてのレイヤーのデータの範囲] オプションを使用します。 各マップ レイヤーには、次のオプションがあります。

    • [すべてのフィーチャ] すべて選択 - すべてのフィーチャの範囲。
    • [選択フィーチャ] 選択フィーチャからのエリア - 選択したフィーチャの範囲。
    • [表示フィーチャ] Extent Indicator - 表示フィーチャの範囲。

  • [参照] 参照 - 範囲はデータセットに基づきます。
  • [クリップボード] 貼り付け - 範囲をクリップボードにコピーしたり、クリップボードから貼り付けたりできます。
    • [範囲をコピー] コピー - 範囲と座標系をクリップボードにコピーします。
    • [範囲を貼り付け] 貼り付け - 範囲と座標系をクリップボードから貼り付けます。 クリップボードに座標系が含まれていない場合、マップの座標系が範囲に使用されます。
  • [範囲をリセット] リセット - 範囲はデフォルト値にリセットされます。

座標を手動で入力する場合、アクティブなマップの座標系の座標を数値で指定する必要があります。 マップで、入力した座標と異なる表示単位が使用されることがあります。 南と西の座標にはマイナス値の記号を使用します。

Extent
ジオメトリ タイプ
(オプション)

出力フィッシュネット セルがポリライン フィーチャであるか、またはポリゴン フィーチャであるかを指定します。

  • ポリライン出力はポリライン フィーチャクラスになります。 各セルは 4 つのライン フィーチャによって定義されます。
  • ポリゴン出力はポリゴン フィーチャクラスになります。 各セルは 1 つのポリゴン フィーチャによって定義されます。
String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力ラベル フィーチャクラス (オプション)

各フィッシュネット セルの中心にラベル ポイントがある状態で新しいポイント フィーチャクラスが作成されます。

[ラベル ポイントの作成] パラメーターがオンの場合、各フィッシュネット セルの中心にラベル ポイントがある状態で新しいポイント フィーチャクラスが作成されます。 このフィーチャクラスは、出力フィーチャクラスと同じ名前 (ただし、_label の接尾辞が付けられる) であり、同じ場所に作成されます。

labels パラメーターが LABELS に設定された場合、各フィッシュネット セルの中心にラベル ポイントがある状態で新しいポイント フィーチャクラスが作成されます。 このフィーチャクラスは、出力フィーチャクラスと同じ名前 (ただし、_label の接尾辞が付けられる) であり、同じ場所に作成されます。

Feature Class

arcpy.management.CreateFishnet(out_feature_class, origin_coord, y_axis_coord, cell_width, cell_height, number_rows, number_columns, {corner_coord}, {labels}, {template}, {geometry_type})
名前説明データ タイプ
out_feature_class

四角形のセルのフィッシュネットが含まれる出力フィーチャクラス。

Feature Class
origin_coord

フィッシュネットの始点となる中心点。

Point
y_axis_coord

Y 軸座標を基準にして、フィッシュネットの向きを設定します。 フィッシュネットは、原点と Y 軸座標を結ぶラインで規定される角度だけ回転します。

Point
cell_width

各セルの幅。 number_rows パラメーターの値を使用してセルの幅を計算するには、このパラメーターを未指定のままにするか、値を 0 に設定します。幅はこのツールの実行時に自動的に計算されます。

Double
cell_height

各セルの高さ。 number_columns パラメーターの値を使用してセルの高さを計算するには、このパラメーターを未指定のままにするか、値を 0 に設定します。高さはこのツールの実行時に自動的に計算されます。

Double
number_rows

フィッシュネットの行数。 cell_width パラメーターの値を使用して行数を計算するには、このパラメーターを未指定のままにするか、値を 0 に設定します。行数はこのツールの実行時に自動的に計算されます。

Long
number_columns

フィッシュネットの列数。 cell_height パラメーターの値を使用して列数を計算するには、このパラメーターを未指定のままにするか、値を 0 に設定します。列数はこのツールの実行時に自動的に計算されます。

Long
corner_coord
(オプション)

origin_coord パラメーターで設定されるフィッシュネットの対角。

origin_coordy_axis_coordcell_widthcell_heightnumber_rows、および number_columns パラメーターが指定された場合、このパラメーターは無効です。

Point
labels
(オプション)

ポイント フィーチャクラスが作成され、各フィッシュネット セルの中心にラベル ポイントが示されるかどうかを指定します。

  • LABELSポイント フィーチャクラスが作成されます。 これがデフォルトです。
  • NO_LABELSポイント フィーチャクラスが作成されません。
Boolean
template
(オプション)

フィッシュネットの範囲。 範囲を指定するには、座標を指定するか、テンプレート データセットを使用します。

  • MAXOF - すべての入力データの最大範囲が使用されます。
  • MINOF - すべての入力データに共通する最小領域が使用されます。
  • DISPLAY - 範囲は、表示範囲と同じになります。
  • レイヤー名 - 指定したレイヤーの範囲が使用されます。
  • Extent オブジェクト - 指定したオブジェクトの範囲が使用されます。
  • 座標のスペース区切りの文字列 - 指定した文字列の範囲が使用されます。 座標は、x-min、y-min、x-max、y-max の順序で表されます。
Extent
geometry_type
(オプション)

出力フィッシュネット セルがポリライン フィーチャであるか、またはポリゴン フィーチャであるかを指定します。

  • POLYLINE出力はポリライン フィーチャクラスになります。 各セルは 4 つのライン フィーチャによって定義されます。
  • POLYGON出力はポリゴン フィーチャクラスになります。 各セルは 1 つのポリゴン フィーチャによって定義されます。
String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_label

各フィッシュネット セルの中心にラベル ポイントがある状態で新しいポイント フィーチャクラスが作成されます。

Feature Class

コードのサンプル

CreateFishnet の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで CreateFishnet 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy

# Create a fishnet with 9 columns and 9 rows
# with origin at (1, 1) and output geometry is set to default (POLYLINE)
arcpy.CreateFishnet_management("C:/data/output/fishnet1.shp", "1 1", "1 9", "1", "1", "9", "9", "#", "NO_LABELS")
CreateFishnet の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトは、CreateFishnet 関数を使用して、四角形のセル (フィッシュネット) を作成する方法を示しています。

# Name: CreateFishnet.py
# Description: Creates rectangular cells

# import system module
import arcpy
from arcpy import env

# set workspace environment
env.workspace = "C:/data/output"

# Set coordinate system of the output fishnet
env.outputCoordinateSystem = arcpy.SpatialReference("NAD 1983 UTM Zone 11N")

outFeatureClass = "fishnet10by10.shp"

# Set the origin of the fishnet
originCoordinate = '1037.26 4145.81'

# Set the orientation
yAxisCoordinate = '1037.26 4155.81'

# Enter 0 for width and height - these values will be calcualted by the tool
cellSizeWidth = '0'
cellSizeHeight = '0'

# Number of rows and columns together with origin and opposite corner 
# determine the size of each cell 
numRows =  '10'
numColumns = '10'

oppositeCoorner = '19273.61 18471.17'

# Create a point label feature class 
labels = 'LABELS'

# Extent is set by origin and opposite corner - no need to use a template fc
templateExtent = '#'

# Each output cell will be a polygon
geometryType = 'POLYGON'

arcpy.CreateFishnet_management(outFeatureClass, originCoordinate, yAxisCoordinate, cellSizeWidth, cellSizeHeight, numRows, numColumns, oppositeCoorner, labels, templateExtent, geometryType)

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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