ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力レイヤー | 集計するポイント レイヤー、ポリライン レイヤー、またはポリゴン レイヤー。 | Table View |
出力テーブル | 集計された属性を含む新しいテーブル。 | Table |
フィールド | 類似するフィーチャを集計するために使用される 1 つまたは複数のフィールド。 たとえば、商業地と住宅地の値を含む PropertyType フィールドを選択すると、住宅地の値を含むすべてのフィールドが集計されて統計サマリーが算出され、商業地の値を含むすべてのフィールドが集計されます。 この例では、商業地の値を含む行が 1 つと住宅地の値を含む行が 1 つ、合計 2 つの行が出力されます。 フィールドを 1 つも選択しないことで、すべてのフィーチャを 1 つの集計結果として集計することができます。 | Field |
サマリー フィールド (オプション) | 指定されたフィールドに関して計算される統計情報。 | Value Table |
時間ステップの間隔 (オプション) | 時間ステップの期間を指定する値。 このパラメーターは、入力ポイントが時間対応であり、特定時点を表す場合にのみ使用できます。 時間ステップは、入力が時間対応である場合にのみ適用できます。 | Time Unit |
時間ステップの反復 (オプション) | 時間ステップの間隔が発生する頻度を指定する値。 このパラメーターは、入力ポイントが時間対応であり、特定時点を表す場合にのみ使用できます。 | Time Unit |
時間ステップの基準 (オプション) | 時間ステップを揃える基準時間を指定する日付。 デフォルト値は、1970 年 1 月 1 日 12:00 a.m. です。このパラメーターは、入力ポイントが時間対応であり、特定時点を表す場合にのみ使用できます。 | Date |
サマリー
フィーチャクラス内のフィールドのサマリー統計を計算します。
使用法
[属性の集計 (Summarize Attributes)] は空間解析ツールではなく表形式の解析ツールです。 表形式のレイヤーか、ジオメトリを持つレイヤー (ポイント、ライン、ポリゴン) を入力として使用できます。
1 つ以上のフィールドを指定して集計するか、すべてのフィーチャを集計できます。 フィールドで集計する場合、統計は、属性値の一意の組み合わせごとに計算されます。
出力テーブルは、統計演算の結果を含むフィールドで構成されます。
指定した統計の種類ごとに、次の命名規則を使用してフィールドが作成されます。sum_<field>、max_<field>、min_<field>、range_<field>、std_<field>、count_<field>、var_<field>、any_<field> (<field> は統計量を計算する入力フィールドの名前)。 統計は、各グループで個別に計算されます。
このツールを空間データに適用すると、表形式の結果を得ることができます。 [フィーチャの結合] を使用し、空間データに結果を結合することができます。
入力で時間が有効化されている場合、時間ステップを解析に適用できます。 各タイム ステップは、タイム ステップ外のフィーチャとは切り離して解析されます。 時間ステップを使用するには、入力データを時間対応にし、任意の時点を時間で表す必要があります。 時間ステップを適用すると、出力フィーチャは START_DATETIME および END_DATETIME フィールドで表した時間間隔になります。
次のテーブルでは、類似したフィールド値を使用して集計されたレイヤーの統計計算を示します。 レイヤーの数値統計 ([個数]、[合計]、[最小]、[最大]、[範囲]、[平均]、[標準偏差]、および [分散]) の計算には、VO2 フィールドを使用しています。 レイヤーの文字列統計 ([個数] と [すべて]) の計算には、Rating フィールドを使用しています。
上記のテーブルは Designation フィールドで集計されており、レイヤーの数値統計 ([個数]、[合計]、[最小]、[最大]、[範囲]、[平均]、[標準偏差]、[分散]) の計算には、VO2 フィールドを使用しています。 レイヤーの文字列統計 ([個数] と [すべて]) の計算には、Rating フィールドを使用しています。 これにより、異なる Designation 値を表す、2 つのフィーチャを持つテーブルが生成されます。
次のテーブルでは、Designation フィールドと Age Group フィールドを使用してレイヤーを集計したときの、最初のいくつかのフィールドを示します。 統計は、前の例と同じ方法で計算されます。
次のヒントに従うことで、[属性の集計 (Summarize Attributes)] ツールのパフォーマンスを向上させることができます。
- 対象データのみが解析されるように、範囲環境を設定します。
- 解析が実行されている場所に対してローカルなデータを使用します。
ジオプロセシング ツールは、Spark を活用しています。 解析は、複数のコアを並列に使用して、デスクトップ コンピューター上で実行されます。 解析の実行方法の詳細については、「GeoAnalytics Desktop ツールに関する考慮事項」をご参照ください。
GeoAnalytics Desktop ツールを実行する場合、解析はデスクトップ コンピューター上で実行されます。 最適なパフォーマンスを実現するには、データがデスクトップ上で使用可能である必要があります。 ホスト フィーチャ レイヤーを使用している場合は、ArcGIS GeoAnalytics Server を使用することをお勧めします。 データがローカルに存在していない場合、ツールの実行時間が長くなります。 ArcGIS GeoAnalytics Server を使用して解析を実行する方法については、GeoAnalytics Tools をご参照ください。
解析ツールボックスの [統計サマリー (Summary Statistics)] ツールを使用して、同様の解析を実行することもできます。
パラメーター
arcpy.gapro.SummarizeAttributes(input_layer, out_table, fields, {summary_fields}, {time_step_interval}, {time_step_repeat}, {time_step_reference})
名前 | 説明 | データ タイプ |
input_layer | 集計するポイント レイヤー、ポリライン レイヤー、またはポリゴン レイヤー。 | Table View |
out_table | 集計された属性を含む新しいテーブル。 | Table |
fields [fields,...] | 類似するフィーチャを集計するために使用される 1 つまたは複数のフィールド。 たとえば、商業地と住宅地の値を含む PropertyType フィールドを選択すると、住宅地の値を含むすべてのフィールドが集計されて統計サマリーが算出され、商業地の値を含むすべてのフィールドが集計されます。 この例では、商業地の値を含む行が 1 つと住宅地の値を含む行が 1 つ、合計 2 つの行が出力されます。 フィールドを 1 つも選択しないことで、すべてのフィーチャを 1 つの集計結果として集計することができます。 | Field |
summary_fields [summary_fields,...] (オプション) | 指定されたフィールドに関して計算される統計情報。
| Value Table |
time_step_interval (オプション) | 時間ステップの期間を指定する値。 このパラメーターは、入力ポイントが時間対応であり、特定時点を表す場合にのみ使用できます。 時間ステップは、入力が時間対応である場合にのみ適用できます。 | Time Unit |
time_step_repeat (オプション) | 時間ステップの間隔が発生する頻度を指定する値。 このパラメーターは、入力ポイントが時間対応であり、特定時点を表す場合にのみ使用できます。 | Time Unit |
time_step_reference (オプション) | 時間ステップを揃える基準時間を指定する日付。 デフォルト値は、1970 年 1 月 1 日 12:00 a.m. です。このパラメーターは、入力ポイントが時間対応であり、特定時点を表す場合にのみ使用できます。 | Date |
コードのサンプル
次のスタンドアロン スクリプトで、SummarizeAttributes 関数を使用する方法を示します。
# Name: Summarize Attributes.py
# Description: Summarize Crime Data by year and beat.
# Import system modules
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data/CityData.gdb"
# Set local variables
inFeatures = "ChicagoCrimes"
summaryFields = ["Year", "Beat"]
summaryStatistics = [["Arrest", "COUNT"], ["District", "COUNT"]]
out = 'SummarizeCrimes'
# Run SummarizeAttributes
arcpy.gapro.SummarizeAttributes(inFeatures, out, summaryFields,
summaryStatistics)
環境
ライセンス情報
- Basic: No
- Standard: No
- Advanced: Yes