統計サマリー (Summary Statistics) (解析)

ArcGIS Pro 3.4 | | ヘルプのアーカイブ

サマリー

テーブル内のフィールドの統計サマリーを求めます。

使用法

  • 出力は、統計演算の結果を含むフィールドで構成されます。

  • このツールで実行できる統計演算は、合計、平均、最小、最大、範囲、標準偏差、個数、最初、最後、中央値、分散、一意の値、連結、および最頻値です。

  • [ケース フィールド] パラメーターが指定されている場合、統計は一意のフィールド値別に計算されます。 そのため、出力テーブルには、フィールド値のセットごとに 1 レコードが含まれます。 [ケース フィールド] パラメーターが指定されていない場合、統計はすべての入力レコードに対して計算されます。 そのため、出力テーブルには 1 レコードが含まれます。

    出力の Frequency フィールドは、一意のフィールド値で表されるすべての入力レコードの個数です。 [ケース フィールド] パラメーターが指定されていない場合、すべての入力レコードの個数になります。

  • 統計タイプごとに、次の命名規則を使用してフィールドが作成されます。SUM_<field>MEAN_<field>MIN_<field>MAX_<field>RANGE_<field>STD_<field>COUNT_<field>FIRST_<field>LAST_<field>MEDIAN_<field>VARIANCE_<field>UNIQUE_<field>CONCATENATE_<field>DBMS_SUM_<field>DBMS_MEAN_<field>DBMS_MIN_<field>DBMS_MAX_<field>DBMS_STD_<field>DBMS_COUNT_<field>DBMS_MEDIAN_<field>、および DBMS_VARIANCE_<field> (<field> は統計量を計算する入力フィールドの名前)。 出力テーブルが dBASE である場合、フィールド名は 10 文字に切詰められます。

  • DBMS 統計タイプを使用し、クライアント上ではなく、データベースまたはサービスで統計を直接処理します。 DBMS 統計タイプは、エンタープライズ ジオデータベース、フィーチャ サービス、クラウド データ ウェアハウス、GeoPackage、および SQLite ジオデータベースなどの入力ジオデータベース データ ソースに対してのみサポートされます。

    DBMS 統計タイプは dBASE 出力をサポートしていません。

  • すべての統計計算から NULL 値が除外されます。 たとえば、6、4、および NULL 値の平均は 5 ((6+4)/2) です。

  • レイヤーを使用する場合、統計の計算には現在選択されているフィーチャだけが使用されます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力テーブル

統計の計算に使用するフィールドを含む入力テーブル。

Table View; Raster Layer
出力テーブル

計算された統計を格納する出力テーブル。

Table
統計フィールド

特定の統計の計算に使用される属性値を含むフィールド (複数可) を指定します。 複数の統計とフィールドの組み合わせを指定できます。 すべての計算から NULL 値が除外されます。

数値属性フィールドは、任意の統計を使用して集計されます。 テキスト属性フィールドは、最小、最大、個数、最初、最後、一意の値、連結、および最頻値の統計を使用して集計されます。 Date、Data Only、Timestamp Offset 属性フィールドは、平均、最小、最大、個数、最初、最後、一意の値、および連結の統計のみを使用して集計されます。

DBMS 統計タイプは、エンタープライズ ジオデータベース、フィーチャ サービス、クラウド データ ウェアハウス、SQLite ジオデータベースなどの入力ジオデータベース データ ソースに対してのみサポートされます。

  • [合計] - 指定したフィールドの値が加算されます。
  • [平均] - 指定したフィールドの平均が計算されます。
  • [最小] - 指定したフィールドの最小値が特定されます。
  • [最大] - 指定したフィールドの最大値が特定されます。
  • [範囲] - 指定したフィールドの値の範囲 (最大 - 最小) が計算されます。
  • [標準偏差] - 指定したフィールド内の値の標準偏差が計算されます。
  • [個数] - 指定したフィールド内の値の数が特定されます。
  • [最初] - 入力の最初のレコードの指定したフィールドの値を使用します。
  • [最後] - 入力の最後のレコードの指定したフィールドの値を使用します。
  • [中央値] - 指定したフィールドの中央値が計算されます。
  • [分散] - 指定したフィールドの分散が計算されます。
  • [一意の値] - 指定したフィールドの一意の値の数を数えます。
  • [連結] - 指定したフィールドの値を連結します。 この値は、[連結区切り文字] パラメーターを使用して区切ることができます。
  • [最頻値] - 指定したフィールドの最頻値 (最も一般的な値) が特定されます。 同等に一般的な値が複数ある場合は、最も低い値が返されます。
  • [DBMS 合計] - 指定したフィールドの値が加算されます。
  • [DBMS 平均] - 指定したフィールドの平均が計算されます。
  • [DBMS 最小] - 指定したフィールドの最小値が特定されます。
  • [DBMS 最大] - 指定したフィールドの最大値が特定されます。
  • [DBMS 標準偏差] - 指定したフィールド内の値の標準偏差が計算されます。
  • [DBMS 個数] - 指定したフィールド内の値の数が特定されます。
  • [DBMS 中央値] - 指定したフィールドの中央値が計算されます。
  • [DBMS 分散] - 指定したフィールドの分散が計算されます。
Value Table
ケース フィールド
(オプション)

一意の属性値 (または、複数フィールドが指定された場合には属性値の組み合わせ) ごとに、統計を個別に計算するために使用される、入力のフィールド (1 つまたは複数)。

Field
連結区切り文字
(オプション)

[連結] オプションを [統計フィールド] パラメーターに使用した場合に、値の連結に使用する文字。 デフォルトでは、ツールは区切り文字なしで値を連結します。

String

環境

特殊なケース

タイム ゾーン

Timestamp Offset フィールドで統計の種類が平均の場合に、この環境からのタイムゾーン オフセットが使用されます。

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

関連トピック