LRS からメジャーを更新 (Update Measures From LRS) (Location Referencing)

Location Referencing ライセンスで利用可能です。

サマリー

パイプ、デバイス、ジャンクションなどの Utility Network (UN) フィーチャ、または UN フィーチャクラスおよび LRS フィーチャクラスでないフィーチャクラス内のフィーチャに関するメジャーとルート ID を設定または更新します。

このツールは、[LRS ネットワーク] パラメーターから適切なルートを検索し、そのルートからメジャーを取得して、LRS 以外のフィーチャクラス内のフィーチャのメジャーとルート属性を設定または更新します。

使用法

  • ArcGIS Pro 3.4 では、このツールはブランチ バージョニングを使用したダイレクト コネクション (クライアントおよびサーバー接続) のほか、従来からサポートされているブランチ バージョニングを使用したフィーチャ サービス経由の接続もサポートしています。

  • [入力フィーチャ] および [LRS ネットワーク] パラメーターのフィールド プロパティが一致している必要があります。

  • [入力フィーチャ] および [LRS ネットワーク] パラメーターの空間参照、XY 座標精度、および XY 許容値が一致している必要があります。

  • ツールが実行されたことを示すテキスト ログがローカルに書き込まれ、次の情報が含まれます。

    • 検証に失敗した入力フィーチャの情報
    • 更新された入力フィーチャの更新前後のルート ID およびメジャー値

  • [入力フィーチャ] 値は、[LRS ネットワーク] フィーチャと正確に一致している必要があります。

    以下の図と表は、[入力フィーチャ] 値のうち、LRS フィーチャクラスではないものの [LRS ネットワーク] フィーチャの Route1 と一致しているラインおよびポイント フィーチャが更新される様子を示しています。

    ライン フィーチャを使用したルート ID メジャーの更新例

    入力レイヤーフィーチャ タイプルート ID始点メジャー終点メジャーコメント

    LRS 以外の入力レイヤー

    ライン

    Route1

    11

    18

    ライン フィーチャのジオメトリが LRS ネットワークと幾何学的に一致します。

    ポイント フィーチャを使用したルート ID メジャーの更新例

    入力レイヤーフィーチャ タイプルート ID始点メジャー終点メジャーコメント

    LRS 以外の入力レイヤー

    ポイント

    Route1

    21

    ポイント フィーチャの [LRS ネットワーク] 値がルートと一致します。

    ライン フィーチャが LRS ネットワークと正確に一致していないために更新できないルート ID メジャーの例

    入力レイヤーフィーチャ タイプルート ID始点メジャー終点メジャーコメント

    LRS 以外の入力レイヤー

    ライン

    ライン フィーチャのジオメトリが入力ネットワークと一致しません。 情報は返されません。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
LRS ネットワーク

ルート、ルート ID、およびメジャーを含むフィーチャ レイヤー。

Feature Layer
LRS 日付

ルートおよびメジャー値を収集する際に、ネットワークの時間ビューの定義に使用される日付。

Date
入力フィーチャ

[LRS ネットワーク] パラメーター内のルートを基準とするフィーチャ ジオメトリに基づいて更新されるルート ID およびメジャー フィールドを含むレイヤー。

Feature Layer
ルート ID フィールド

ルート ID 値を含む [入力フィーチャ] レイヤー内のフィールド。

Field
メジャー フィールド

ポリライン フィーチャの始点メジャー値を含む [入力レイヤー] 内のフィールド。

Field
終点メジャー フィールド
(オプション)

ポイント フィーチャのメジャー値、またはポリライン フィーチャの終点メジャー値を含む [入力フィーチャ] レイヤー内のフィールド。

Field

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力詳細ファイル

[入力フィーチャ] パラメーターの更新されたフィーチャをリストする出力ログ ファイル。 このログ ファイルには、更新された各フィーチャのルート ID、始点メジャー、および終点メジャー フィールドの更新前後の値が含まれます。

Text File
出力フィーチャ

更新されたフィーチャ レイヤー。

注意:

このツールの整合チェック結果は、ArcGIS Server ディレクトリに書き込まれます。 このファイルは、デフォルトでは 10 分以内に自動的にクリーン アップされますが、すべての整合チェックを処理し、ArcGIS Pro を実行しているワークステーションに書き込むには十分ではない場合があります。 大きいデータ ロードについては、ファイルの最大保存期間を少なくとも 1 時間に調整することをお勧めします。

Feature Layer

arcpy.locref.UpdateMeasuresFromLRS(lrs_network, lrs_date, in_features, route_id_field, from_measure_field, {to_measure_field})
名前説明データ タイプ
lrs_network

ルート、ルート ID、およびメジャーを含むフィーチャ レイヤー。

Feature Layer
lrs_date

ルートおよびメジャー値を収集する際に、ネットワークの時間ビューの定義に使用される日付。

Date
in_features

lrs_network パラメーター内のルートを基準とするフィーチャ ジオメトリに基づいて更新されるルート ID およびメジャー フィールドを含むレイヤー。

Feature Layer
route_id_field

ルート ID 値を含む in_features レイヤー内のフィールド。

Field
from_measure_field

ポリライン フィーチャの始点メジャー値を含む in_features 内のフィールド。

Field
to_measure_field
(オプション)

ポイント フィーチャのメジャー値、またはポリライン フィーチャの終点メジャー値を含む in_features レイヤー内のフィールド。

Field

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_details_file

in_features パラメーターの更新されたフィーチャをリストする出力ログ ファイル。 このログ ファイルには、更新された各フィーチャのルート ID、始点メジャー、および終点メジャー フィールドの更新前後の値が含まれます。

Text File
out_features

更新されたフィーチャ レイヤー。

注意:

このツールの整合チェック結果は、ArcGIS Server ディレクトリに書き込まれます。 このファイルは、デフォルトでは 10 分以内に自動的にクリーン アップされますが、すべての整合チェックを処理し、ArcGIS Pro を実行しているワークステーションに書き込むには十分ではない場合があります。 大きいデータ ロードについては、ファイルの最大保存期間を少なくとも 1 時間に調整することをお勧めします。

Feature Layer

コードのサンプル

UpdateMeasuresFromLRS の例 1 (Python ウィンドウ)

このコード例は、Python ウィンドウで UpdateMeasuresFromLRS 関数を使用する方法を示しています。

# Name: UpdateMeasuresFromLRS_Sample1.py
# Description: This will populate the Route ID and measures in the input layer based on overlapping routes from the network layer. 
# The output is the input layer with the updated Route ID and measure values, and a .csv file with information on the updated features and errors.
# Requires: ArcGIS Location Referencing

## Variables are supported from feature service only. Signing into Portal is required to access the feature service.
arcpy.SignInToPortal('https://yourdomain.com/portal', 'username', 'password')

# Map the lrs network from the feature service. Here, 8 corresponds to the lrs route network.
lrs_network_url =  r"https://yourdomain.com/server/rest/services/FeatureServiceName/FeatureServer/8"
lrs_network = arcpy.management.MakeFeatureLayer(lrs_network_url, "networkLayer")

# Map the input feature layer from the same feature service. Here, 18 corresponds to the input feature layer.
in_features_url = r"https://yourdomain.com/server/rest/services/FeatureServiceName/FeatureServer/18"
in_features = arcpy.management.MakeFeatureLayer(in_features_url, "inputFeaturesLayer")
lrs_date="10/8/2019"
route_id_field = "ROUTEID"
from_measure_field = "FROMMEASURE"
to_measure_field = "TOMEASURE"

# Execute the tool
arcpy.locref.UpdateMeasuresFromLRS(lrs_network, lrs_date, in_features, route_id_field, from_measure_field, to_measure_field)
UpdateMeasuresFromLRS の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

このコード例は、UpdateMeasuresFromLRS 関数をフィーチャ サービスでスタンドアロン Python スクリプトとして使用する方法を示しています。

# Name: UpdateMeasuresFromLRS_Sample2.py
# Description: Populate the route ID and measures in the input layer based on overlapping routes from the network layer. 
# The output is the input layer with the updated route ID and measure values, and a .csv file with information on the updated features and errors.
# Requires: ArcGIS Location Referencing
 
# Import arcpy module
import arcpy
 
# Check out license
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

## Variables are supported from feature service only. Portal signin is required to access the feature service.
arcpy.SignInToPortal('https://yourdomain.com/portal', 'username', 'password')

# Initialize variables
# Map the lrs network from the feature service. Here, 8 corresponds to the LRS route network.
lrs_network_url =  r"https://yourdomain.com/server/rest/services/FeatureServiceName/FeatureServer/8"
lrs_network = arcpy.management.MakeFeatureLayer(lrs_network_url, "networkLayer")

# Map the input feature layer from the same feature service. Here, 18 corresponds to the input feature layer.
in_features_url = r"https://yourdomain.com/server/rest/services/FeatureServiceName/FeatureServer/18"
in_features = arcpy.management.MakeFeatureLayer(in_features_url, "inputFeaturesLayer")
lrs_date="10/8/2019"
route_id_field = "ROUTEID"
from_measure_field = "FROMMEASURE"
to_measure_field = "TOMEASURE"

# Execute the tool
arcpy.locref.UpdateMeasuresFromLRS(lrs_network, lrs_date, in_features, route_id_field, from_measure_field, to_measure_field)

# Check in license
arcpy.CheckInExtension('LocationReferencing')

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)
  • Standard: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)
  • Advanced: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)

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