カテゴリによるダイアグラム フィーチャ機能ルールの追加 (Add Diagram Feature Capability By Category Rule) (ネットワーク ダイアグラム)

サマリー

ネットワーク カテゴリに基づいて、ダイアグラム フィーチャに特定の機能を割り当てるためのダイアグラム ルールを追加します。 この割り当ては、既存のテンプレートに基づいたダイアグラムの構築中に行われます。 この機能は、ルール シーケンス内で、後から実行される他のルールによって使用されます。 処理されるダイアグラム フィーチャは、それらが特定のネットワーク カテゴリにタグ付けされているかどうかに基づきます。

ダイアグラム フィーチャ機能の追加ルールの詳細

注意:

このツールは、構成および管理ツールです。

注意:

このツールは、入力ダイアグラム テンプレートに基づく、既存のダイアグラムの一貫性に影響を与えます。 更新されるまで、既存のダイアグラムは、すべて一貫性なしになり、一貫性警告アイコン 更新するダイアグラム が表示されます。

注意:

このツールは、ユーティリティ ネットワーク バージョン 7 以降のダイアグラム テンプレートにのみ適用されます。

使用法

  • ダイアグラム フィーチャ機能の追加ルールは、ダイアグラムに表示されるネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトに特定の機能を追加します。これにより、これらは、後のダイアグラム構築プロセスで実行される他のダイアグラム ルールにより、特定の方法で処理されるようになります。 このツールにより、ネットワーク カテゴリに基づいて実行される、ダイアグラム フィーチャ機能の追加ルールを構成できます。 つまり、特定のネットワーク カテゴリにタグ付けされているかどうかに基づいて、ダイアグラム内に表示されたネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトへの特定の機能の追加を構成できます。

  • このツールは、ユーティリティ ネットワーク サービスを使用する場合、サポートされません。 ファイル ジオデータベースまたはモバイル ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークを使用するか、エンタープライズ ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークへのデータベース コネクションを使用する必要があります。 エンタープライズ ジオデータベースを操作する場合、次の要件があります。

  • [機能] パラメーターで、[関連する格納器の単純化を防ぐ] オプションまたは [関連する格納器の単純化を許可] オプションを指定して、格納物ダイアグラム フィーチャにフラグを付け、ルール シーケンス内で、後から実行される格納器のルールにより、関連する格納器が単純化されるのを防ぐか、許可します。 これらは、[格納器の単純化ルールを追加 (Add Collapse Container Rule)] ツール、[属性による格納器の単純化ルールを追加 (Add Collapse Container By Attribute Rule)] ツール、または [カテゴリによる格納器の単純化ルールを追加 (Add Collapse Container By Category Rule)] ツールを使用して、設定されるルールです。

  • [機能] パラメーターで、[ジャンクションの削減を防ぐ] オプションまたは [ジャンクションの削減を許可] オプションを指定して、ダイアグラム ジャンクションにフラグを付け、ルール シーケンス内で、後から実行されるジャンクションの削減ルールにより、ダイアグラム ジャンクションを廃棄するか、許可するかを指定します。 これらは、[ジャンクションの削減ルールを追加 (dd Reduce Junction Rule)] ツール、[属性によるジャンクションの削減ルールを追加 (Add Reduce Junction By Attribute Rule)] ツール、または [カテゴリによるジャンクションの削減ルールの追加 (Add Reduce Junction By Category Rule)] ツールを使用して、設定されるルールです。

  • [機能] パラメーターで [未接続の空の格納器ジャンクションをポリゴンとして保存する] オプションを指定して、ダイアグラム ジャンクションではなくダイアグラム格納器を作成して、未接続の空の格納器ネットワーク ジャンクションまたはジャンクション オブジェクトを表します。 この機能は、格納器ジャンクション ソース クラスまたはオブジェクト テーブルのみに適用されます。

  • [機能] パラメーターで [無視して上流トレースを開始] オプションを指定して、ダイアグラム フィーチャにフラグを付け、上流トレースのルール シーケンス内で、後から構成されるすべてのトレース ルールにより、始点として無視されるようします。

  • [機能] パラメーターで [無視して下流トレースを開始] オプションを指定して、ダイアグラム フィーチャにフラグを付け、下流トレースのルール シーケンス内で、後から構成されるすべてのトレース ルールにより、始点として無視されるようします。

  • ArcGIS Pro 3.4 以降では、結合価 (接続先のダイアグラム ジャンクションの数) に応じてダイアグラム ジャンクションに機能を割り当てることができます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力ネットワーク

変更するダイアグラム テンプレートを含むユーティリティ ネットワーク。

Utility Network
入力ダイアグラム テンプレート

変更するダイアグラム テンプレートの名前。

String
アクティブ

指定したテンプレートに基づくダイアグラムの生成および更新時に、ルールを有効にするかどうかを指定します。

  • オン - 追加されたルールが、入力テンプレートに基づくダイアグラムの生成および更新時に有効になります。 これがデフォルトです。
  • オフ - 追加されたルールが、入力テンプレートに基づくダイアグラムの生成または更新時に有効になりません。

Boolean
ルール プロセス

指定されたネットワーク カテゴリにタグ付けされたネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトの処理方法を指定します。

  • カテゴリを除外指定されたネットワーク カテゴリにタグ付けされたネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトは処理されず、他のネットワーク フィーチャおよびネットワーク オブジェクトは処理されます。 これがデフォルトです。
  • カテゴリを含める指定されたネットワーク カテゴリにタグ付けされたネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトが処理されます。
String
カテゴリ

[ルール プロセス] パラメーター値に基づいて、除外または含まれるネットワーク カテゴリ。

[ルール プロセス] パラメーターが、[カテゴリを含める] に設定されている場合、1 つまたは複数のネットワーク カテゴリを指定する必要があります。 指定された機能は、指定されたネットワーク カテゴリにタグ付けされたネットワーク フィーチャおよびネットワーク オブジェクトに関連するダイアグラム フィーチャに割り当てられます。

[ルール プロセス] パラメーターが、[カテゴリを除外] に設定されている場合、指定された機能は、指定されたネットワーク カテゴリにタグ付けされていないネットワーク フィーチャおよびネットワーク オブジェクトに関連するダイアグラム フィーチャに割り当てられます。

String
機能

ルール演算の最後に、カテゴリによって除外されたダイアグラム フィーチャに割り当てる機能を指定します。 指定された機能は、ルール シーケンス内で、後から実行される他のルールによって使用されます。

  • 関連する格納器の単純化を防ぐカテゴリによって除外されたすべてのフィーチャにフラグが付けられ、ルール シーケンス内で、後から実行される格納器の単純化ルールにより、関連する格納器が単純化されないようにします。 これがデフォルトです。
  • 関連する格納器の単純化を許可カテゴリによって除外されたすべてのフィーチャにフラグが付けられ、ルール シーケンス内で、後から実行される格納器の単純化ルールにより、関連する格納器が単純化されるようにします。
  • ジャンクションの削減を防ぐカテゴリによって除外されたすべてのジャンクションにフラグが付けられ、ルール シーケンス内で、後から実行されるジャンクションの削減ルールにより、削減されないようにします。
  • ジャンクションの削減を許可カテゴリによって除外されたすべてのジャンクションにフラグが付けられ、ルール シーケンス内で、後から実行されるジャンクションの削減ルールにより、削減されるようにします。
  • 未接続の空の格納器ジャンクションをポリゴンとして保存格納器が空の場合、検索された未接続の格納器ジャンクションはすべて、ポイント ジオメトリではなくポリゴン ジオメトリとともに保存されます。
  • 無視して上流トレースを開始検索されたすべてのフィーチャは、上流トレースのルール シーケンス内で、後から構成されるすべてのトレース ルールにより、始点として無視されます。
  • 無視して下流トレースを開始検索されたすべてのフィーチャは、下流トレースのルール シーケンス内で、後から構成されるすべてのトレース ルールにより、始点として無視されます。
String
説明
(オプション)

ルールの説明。

String
未接続
(オプション)

選択した機能を、未接続のネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用するかどうかを指定します。

  • オン - 選択した機能を、未接続のネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用します。 これがデフォルトです。
  • オフ - 選択した機能を、未接続のネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用しません。

Boolean
単一のジャンクションに接続
(オプション)

選択した機能を、単一ジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用するかどうかを指定します。

  • オン - 選択した機能を、単一ジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用します。 これがデフォルトです。
  • オフ - 選択した機能を、単一ジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用しません。

Boolean
2 つの異なるジャンクションに接続
(オプション)

選択した機能を、2 つの異なるジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用するかどうかを指定します。

  • オン - 選択した機能を、2 つの異なるジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用します。 これがデフォルトです。
  • オフ - 選択した機能を、2 つの異なるジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用しません。

Boolean
3 つ以上の異なるジャンクションに接続
(オプション)

選択した機能を、3 つ以上の異なるジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用するかどうかを指定します。

  • オン - 選択した機能を、3 つ以上の異なるジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用します。 これがデフォルトです。
  • オフ - 選択した機能を、3 つ以上の異なるジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用しません。

Boolean

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力ネットワーク

更新されたユーティリティ ネットワーク。

Utility Network
出力ダイアグラム テンプレート

ダイアグラム テンプレートの名前。

String

arcpy.nd.AddDiagramFeatureCapabilityByCategoryRule(in_utility_network, template_name, is_active, inverse_category_selection, category, capability, {description}, {valence_0}, {valence_1}, {valence_2}, {valence_3_plus})
名前説明データ タイプ
in_utility_network

変更するダイアグラム テンプレートを含むユーティリティ ネットワーク。

Utility Network
template_name

変更するダイアグラム テンプレートの名前。

String
is_active

指定したテンプレートに基づくダイアグラムの生成および更新時に、ルールを有効にするかどうかを指定します。

  • ACTIVE追加されたルールが、入力テンプレートに基づくダイアグラムの生成および更新時に有効になります。 これがデフォルトです。
  • INACTIVE追加されたルールが、入力テンプレートに基づくダイアグラムの生成および更新時に有効になりません。
Boolean
inverse_category_selection

指定されたネットワーク カテゴリにタグ付けされたネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトの処理方法を指定します。

  • EXCLUDE_CATEGORIES指定されたネットワーク カテゴリにタグ付けされたネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトは処理されず、他のネットワーク フィーチャおよびネットワーク オブジェクトは処理されます。 これがデフォルトです。
  • INCLUDE_CATEGORIES指定されたネットワーク カテゴリにタグ付けされたネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトが処理されます。
String
category
[category,...]

inverse_category_selection パラメーター値に基づいて、除外または含まれるネットワーク カテゴリ。

inverse_category_selection パラメーターが、INCLUDE_CATEGORIES に設定されている場合、1 つまたは複数のネットワーク カテゴリを指定する必要があります。 指定された機能は、指定されたネットワーク カテゴリにタグ付けされたネットワーク フィーチャおよびネットワーク オブジェクトに関連するダイアグラム フィーチャに割り当てられます。

inverse_category_selection パラメーターが、EXCLUDE_CATEGORIES に設定されている場合、指定された機能は、指定されたネットワーク カテゴリにタグ付けされていないネットワーク フィーチャおよびネットワーク オブジェクトに関連するダイアグラム フィーチャに割り当てられます。

String
capability

ルール演算の最後に、カテゴリによって除外されたダイアグラム フィーチャに割り当てる機能を指定します。 指定された機能は、ルール シーケンス内で、後から実行される他のルールによって使用されます。

  • PREVENT_TO_COLLAPSE_CONTAINERカテゴリによって除外されたすべてのフィーチャにフラグが付けられ、ルール シーケンス内で、後から実行される格納器の単純化ルールにより、関連する格納器が単純化されないようにします。 これがデフォルトです。
  • ALLOW_TO_COLLAPSE_CONTAINERカテゴリによって除外されたすべてのフィーチャにフラグが付けられ、ルール シーケンス内で、後から実行される格納器の単純化ルールにより、関連する格納器が単純化されるようにします。
  • PREVENT_TO_REDUCE_JUNCTIONカテゴリによって除外されたすべてのジャンクションにフラグが付けられ、ルール シーケンス内で、後から実行されるジャンクションの削減ルールにより、削減されないようにします。
  • ALLOW_TO_REDUCE_JUNCTIONカテゴリによって除外されたすべてのジャンクションにフラグが付けられ、ルール シーケンス内で、後から実行されるジャンクションの削減ルールにより、削減されるようにします。
  • SAVE_EMPTY_CONTAINER_AS_POLYGON_IF_UNCONNECTED格納器が空の場合、検索された未接続の格納器ジャンクションはすべて、ポイント ジオメトリではなくポリゴン ジオメトリとともに保存されます。
  • IGNORED_STARTING_POINT_FOR_UPSTREAM_TRACE検索されたすべてのフィーチャは、上流トレースのルール シーケンス内で、後から構成されるすべてのトレース ルールにより、始点として無視されます。
  • IGNORED_STARTING_POINT_FOR_DOWNSTREAM_TRACE検索されたすべてのフィーチャは、下流トレースのルール シーケンス内で、後から構成されるすべてのトレース ルールにより、始点として無視されます。
String
description
(オプション)

ルールの説明。

String
valence_0
(オプション)

選択した機能を、未接続のネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用するかどうかを指定します。

  • APPLY選択した機能を、未接続のネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用します。 これがデフォルトです。
  • DO_NOT_APPLY選択した機能を、未接続のネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用しません。
Boolean
valence_1
(オプション)

選択した機能を、単一ジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用するかどうかを指定します。

  • APPLY選択した機能を、単一ジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用します。 これがデフォルトです。
  • DO_NOT_APPLY選択した機能を、単一ジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用しません。
Boolean
valence_2
(オプション)

選択した機能を、2 つの異なるジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用するかどうかを指定します。

  • APPLY選択した機能を、2 つの異なるジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用します。 これがデフォルトです。
  • DO_NOT_APPLY選択した機能を、2 つの異なるジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用しません。
Boolean
valence_3_plus
(オプション)

選択した機能を、3 つ以上の異なるジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用するかどうかを指定します。

  • APPLY選択した機能を、3 つ以上の異なるジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用します。 これがデフォルトです。
  • DO_NOT_APPLY選択した機能を、3 つ以上の異なるジャンクションに接続されているネットワーク ダイアグラム ジャンクションに適用しません。
Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_utility_network

更新されたユーティリティ ネットワーク。

Utility Network
out_template_name

ダイアグラム テンプレートの名前。

String

コードのサンプル

AddDiagramFeatureCapabilityByCategoryRule の例 (スタンドアロン スクリプト)

MyTemplate1 テンプレートにダイアグラム フィーチャ機能ルールを追加し、すべてのサブネットワーク コントローラーにフラグを付けて、格納器が、後から単純化されないようにします。 サブネットワーク コントローラー ネットワーク カテゴリが存在し、ネットワーク内のすべてのサブネットワーク コントローラーに割り当てられているため、AddDiagramFeatureCapabilityByCategoryRule 関数を実行することで、すべてのサブネットワーク コントローラーにフラグを付けて、関連する格納器が、単純化されないようにすることもできます。

import arcpy
input_Network = 'D:/MyProjectLocation/MyDatabaseConnection.sde/MyDatabase.MAP.Electric/MyDatabase.MAP.Electric'
input_NetworkCategory = 'Subnetwork Controller'
input_DiagramTemplate = 'MyTemplate1'

arcpy.nd.AddDiagramFeatureCapabilityByCategoryRule(
    input_Network, input_DiagramTemplate, 'ACTIVE', 'INCLUDE_CATEGORIES',
    input_NetworkCategory, 'PREVENT_TO_COLLAPSE_CONTAINER')

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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