本質的に空間的なデータであっても、必ずしも空間データ形式で保存されるとは限りません。 たとえば、ストリート住所と緯度経度座標を使用すると、地理的な位置を特定できますが、これらの情報は、ほとんどの場合にスプレッドシート、データベース、またはテキスト ファイルに保存されます。 地理情報をテーブルに保存している場合、ArcGIS Pro はその情報をマップに表示し、空間データに変換できます。
概要
- 視聴時間: 10:02
- このビデオは、ArcGIS Pro 3.4 を使用して、作成されています。
このチュートリアルでは、ニュージーランドの国立公園にある山小屋の緯度経度座標を含むテーブルから、空間データを作成します。 ニュージーランドの山小屋は、米国の小屋に相当します。寝台、台所設備、電気、水道水がある場合も、ない場合もあります。 山小屋の位置のテーブルは、カンマ区切り値ファイル (.csv) として保存されます。 CSV は、表形式のデータを保存するために使われる、一般的なファイル形式です。
- 所要時間: 45 分
- ソフトウェア要件: ArcGIS Pro Basic
注意:
ソフトウェア リリースごとにクイックスタート チュートリアルが更新されます。 最適なユーザー エクスペリエンスを得るには、お使いのソフトウェアと同じバージョンのオンライン ヘルプを使用します。
プロジェクトを開く
分析範囲は、ニュージーランドのタラナキ地方のエグモント国立公園です。
- ArcGIS Pro を起動して、必要に応じてサイン インします。
- 参照ダイアログ ボックスを開き、次のいずれかの方法でプロジェクトを探します:
- 開始ページにある [別のプロジェクトを開く]
をクリックします。
- プロジェクトが開いている場合は、リボン上の [プロジェクト] タブをクリックします。 サイド タブのリストで [開く] をクリックします。 [開く] ページで [別のプロジェクトを開く]
をクリックします。
- 開始ページにある [別のプロジェクトを開く]
- [プロジェクトを開く] 参照ダイアログ ボックスのナビゲーション ウィンドウで、[ポータル]
の下の [ArcGIS Online]
をクリックします。
注意:
[ArcGIS Enterprise]
にサイン インしている場合は、チュートリアル データにアクセスするために、ArcGIS Online にアクティブなポータルを設定する必要があります。 これを行うことができない場合は、ブラウザーからデータをダウンロードできます。
- ダイアログ ボックスの上部にある [検索] ボックスに「Create points from a table」と入力して、Enter キーを押します。
- 検索結果のリストで、[Create points from a table] をクリックして、プロジェクト パッケージを選択します。
注意:
この名前のプロジェクト パッケージが複数ある場合、[信頼済み] バッジ
が付いたパッケージを選択します。 [所有者] 列に、所有者の名前が [ArcGISProTutorials] と表示されます。 結果が表示されない場合は、「検索結果が返されない」をご参照ください。
- [OK] をクリックします。
プロジェクトが開き、ニュージーランド北島のタラナキ地方が表示されます。 エグモント国立公園の境界は、オレンジで囲まれています。 タラナキ山は、国立公園の中心部にあります。
アクティブなビューは、Egmont という 2D マップです。 プロジェクトには、Egmont 3D という 3D シーンも含まれていますが、現在は開いていません。
- リボンの [表示] タブをクリックします。 [ウィンドウ] グループで [ウィンドウのリセット]
をクリックし、[マッピング用にウィンドウをリセット (デフォルト)] をクリックします。
これにより、[コンテンツ] ウィンドウと [カタログ] ウィンドウが開き、他のウィンドウが閉じられます。
- リボンの [マップ] タブをクリックします。 [ナビゲーション] グループで、[ブックマーク]
をクリックします。 [Egmont ブックマーク] で [Egmont National Park] をクリックし、公園を拡大します。
.csv ファイルからのフィーチャクラスの作成
.csv ファイルは、プロジェクト パッケージのアタッチメント ファイルとして格納されます。 CSV ファイルをテーブルとしてマップに追加し、ジオプロセシング ツールを使用して、フィーチャクラスに変換します。
- [マップ] タブの [レイヤー] グループで、[データの追加]
をクリックします。
- 参照ダイアログ ボックスのナビゲーション ウィンドウで、[プロジェクト]
の下の [フォルダー]
をクリックします。
- 右側のファイル リストで、[Create_points_from_a_table] > [commondata] > [userdata] の順に参照します。
userdata フォルダーには、.csv ファイルとメタデータを含むテキスト ファイルが格納されています。
- Egmont_National_Park_Huts.csv をクリックして選択し、[OK] をクリックします。
.csv ファイルが、[コンテンツ] ウィンドウの [スタンドアロン テーブル] の下に追加されます。
注意:
プロジェクト パッケージには、シェープファイル、.csv ファイル、テキスト ファイルなど、ジオデータベースに格納できないファイルは、アタッチメント ファイルとして含まれています。 プロジェクト パッケージのフォルダー構造内で、アタッチメント ファイルは、<project home folder>\commondata\userdata フォルダーに格納されています。
- [コンテンツ] ウィンドウで、Egmont_National_Park_Huts.csv を右クリックし、[開く]
をクリックします。
テーブルの属性には、山小屋の名前とタイプ、定員、緯度経度座標が 10 進法で表示されます。 テーブルからフィーチャクラスを作成するには、緯度経度座標 (または別の一連の XY 座標値) が必要です。
- テーブルを閉じます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、Egmont_National_Park_Huts.csv を右クリックして、[テーブルからポイントを作成]
をクリックし、[XY テーブル → ポイント]
をクリックします。
ウィンドウに [XY テーブル → ポイント (XY Table To Point)] ツールが表示されます。 [入力テーブル] パラメーターが .csv ファイルに正しく設定されます。 [X フィールド] と [Y フィールド] パラメーターも、LONGITUDE と LATITUDE にそれぞれ正しく設定されます。
注意:
便宜上、一部のジオプロセシング ツールはフローティング ウィンドウで開きます。 これらのツールは、[ジオプロセシング] ウィンドウで開くこともできます。
- [出力フィーチャクラス] テキスト ボックスで、名前を「ENP_Lodgings」に変更します。
パス全体を削除してその名前に置き換えることができます。 デフォルト ジオデータベースへのパスは、自動的に元に戻ります。 (ENP とは、Egmont National Park (エグモント国立公園) の略称です)。
- このテーブルには山小屋の標高値が含まれていないため、[Z フィールド] パラメーターを空白のままにします。
[座標系] パラメーターを GCS_WGS_1984 に設定します。 この座標系は、緯度経度の値で一般的に使用される座標系であるため、デフォルトで使用されます。 メタデータ テキスト ファイルを調べ、この設定が正しいことを確認します。
- [カタログ] ウィンドウで [フォルダー]
を展開し、[Create_points_from_a_table] > [commondata] > [userdata] の順に参照します。
- [Egmont_National_Park_Huts_metadata.txt] を右クリックして、[ファイル エクスプローラーで表示]
をクリックします。
ファイルの場所を示す File Explorer ウィンドウが開きます。
- File Explorer で、ファイルをダブルクリックしてデフォルト テキスト エディターで開きます。
データが処理されており、3 つ目の段落で座標が GCS_WGS_1984 座標系になっていることがわかります。 これは、ツールの座標系設定は正しいという意味合いです。
- テキスト ファイルと File Explorer ウィンドウを閉じます。
- ArcGIS Pro の [XY テーブル → ポイント (XY Table To Point)] ツールで [OK] をクリックします。
注意:
ベースマップ画像はさまざまな詳細レベルで変わります。 マップの縮尺によって、ベースマップはチュートリアルの画像と異なる場合があります。
操作が終了すると、新しいフィーチャクラスがプロジェクト ジオデータベース内に作成されます。 山小屋の場所を表す ENP_Lodgings というレイヤーが、デフォルトのシンボルを使用して、マップに追加されます。 シンボルの色はこれと異なる場合があります。
- [カタログ] ウィンドウで、[データベース]
、[create_points_from_a_table.gdb] の順に展開して、新しいフィーチャクラスを表示します。
メタデータの追加
フィーチャクラスにアイテム説明メタデータを追加します。 アイテム説明には、タイトル、概要、説明、タグなどがあります。 クレジットと利用制限が含まれることもあります。 メタデータは、データに関する重要な背景情報を提供します。 また、ArcGIS Pro によってインデックスが構築され、データを検索すると検索結果が生成されます。
- [カタログ] ウィンドウ ([コンテンツ] ウィンドウではない) で [ENP_Lodgings] フィーチャクラス
を右クリックし、[メタデータの編集]
をクリックします。
メタデータ ビューが開きます。 [コンテンツ] ウィンドウに、現在のメタデータ スタイルのエレメントが表示されます。
デフォルトのアイテム説明スタイルを使用している場合、[コンテンツ] ウィンドウに一覧表示されているエレメントは [アイテム説明] のみになります。 必要な情報がないので、エレメントは現在無効
です。 別のメタデータ スタイルを使用している場合は、他のメタデータ エレメントも表示されます。 [アイテム説明] は、このチュートリアルで編集する唯一のエレメントです。
- メタデータ ビューで、[タイトル] ボックスに「Egmont National Park Lodgings」と入力します。
データのサムネイル画像の作成は作成しませんが、後でご自身で作成することをお勧めします。
- [タグ] ボックスに「小屋, ホテル, 山小屋, エグモント国立公園, タラナキ, ニュージーランド」というキーワードを入力します (またはコピーして貼り付けます)。
キーワードは、必ずカンマで区切ります。
- [サマリー (目的)] ボックスに「エグモント国立公園の山小屋や、ロッジ、ホテルの場で、ハイキングやスキー旅行の計画に使用します。」と入力します。
- [説明 (要約)] テキスト ボックスをクリックします。
必須情報が存在するため、[コンテンツ] ウィンドウで、[アイテム説明] エレメントに有効マーク
が表示されます。
- [説明 (要約)] ボックスに、以下のテキストを追加します。「フィーチャは、緯度経度座標を含む CSV ファイルから作成され、NZTM に投影されました。 元の座標は、ピーター・スコット作成の測量結果から生成されました。 ピーター・スコットのデータは、2015 年 5 月 13 日に公開され、Creative Commons Attribution 3.0 New Zealand ライセンスによって共有されています。 ピーター・スコットのデータセットは、このデータセットよりも高精度です。 詳細については、Egmont National Park - Huts のオンライン データセット (https://koordinates.com) をご参照ください。このデータセットのその他のフィーチャは、Esri World Imagery ベースマップでデジタル化されています。」と追加します。
- [著作権] ボックスに「Peter Scott (peter@zoneblue.org); koordinates.com」と入力します。
- [著作権] で [新しい使用制限]
をクリックします。 [使用制限] ボックスに「Creative Commons Attribution 3.0 New Zealand」と入力します。
注意:
スペルチェックが有効になっている (デフォルト) 場合は、認識できない単語が赤い波線でマークされます。
- リボンの [メタデータ] タブの [メタデータの管理] グループで、[保存]
をクリックします。
- [ENP_Lodgings] メタデータ ビューを閉じます。
- [クイック アクセス ツールバー] で [プロジェクトの保存]
をクリックします。
レイヤーの検証
マップで拡大表示して、ポイント フィーチャが実際の建物に配置されていることを確認します。 このレイヤーの名前も変更します。
- Egmont マップで、任意のポイント フィーチャを拡大します。
- あるいは、その他のフィーチャを観察します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[ENP_Lodgings] レイヤーを右クリックし、[プロパティ]
をクリックします。
- [レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] タブにある [名前] テキストボックスで、レイヤー名を「Lodgings」に変更します。 [OK] をクリックします。
[コンテンツ] ウィンドウで、レイヤー名が更新されます。 ジオデータベースのフィーチャクラスの名前 (レイヤーのデータ ソース) は変更されません。
- 必要に応じて、リボンの [マップ] タブをクリックします。 [ナビゲーション] グループで、[ブックマーク]
をクリックします。 [Egmont ブックマーク] で、[Egmont National Park] をクリックします。
- [クイック アクセス ツールバー] で [プロジェクトの保存]
をクリックします。
レイヤーのシンボル表示
山小屋が過度の小縮尺で表示されないように、Lodgings レイヤーの最小表示縮尺を設定します。 新しいシンボルを選択して縮尺ベースのサイズ設定を行い、拡大するにつれてシンボルが大きくなるようにします。
- [コンテンツ] ウィンドウで、必要であれば [Lodgings] レイヤーをクリックして選択します。 リボンの [フィーチャ レイヤー] タブをクリックします。
- [表示縮尺範囲] グループで、[最近縮尺]
の横のドロップダウン矢印をクリックし、[1:500,000] をクリックします。
ヒント:
ドロップダウン リストの中に 1:500,000 が含まれていない場合は、入力ボックスに直接入力するか、別の値を選択します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Lodgings] レイヤーのシンボルをクリックします。
[シンボル] ウィンドウが開き、ポイント シンボルを書式設定するオプションが表示されます。
- 必要に応じて、ウィンドウの上部の [ギャラリー] タブをクリックします。 シンボルのスクロール ボックスで、[ArcGIS 2D] にある [四角形 1] をクリックします (四角形 1 (40%) ではなく、黒く塗りつぶされたシンボルを選択します)。
- ウィンドウの上部にある [プロパティ] タブをクリックします。 その下で [シンボル] タブ
が選択されていることを確認します。
- [表示設定] をクリックし、[色] ドロップダウン矢印をクリックします。 カラー パレットで、[アネモネ バイオレット] をクリックします。
- [アウトライン色] の設定を [グレー 30%] に変更します。
- [アウトライン幅] の値を「1.5」pt に変更して、Enter キーを押します。
- [縮尺ベースのサイズ設定を有効化] チェックボックスをオンにします。
チェックボックスの下にスライダーが表示されます。 シンボル サイズを設定する最小のマップ縮尺と最大のマップ縮尺を表す、2 つのサイズ ストップ (短い垂直バー) があります。
- 左側のサイズ ストップの上にマウス ポインターを合わせます。
最初のストップは、1:500,000 に設定されています。 最小縮尺の設定により、これがレイヤーが表示される最小の縮尺になります。
- もう 1 つのサイズ ストップの上に、マウス ポインターを合わせます。
これは 1:1,000 に設定されており、シンボル サイズを割り当てられる最大の縮尺です。 マップ上では 1:1,000 よりも拡大できますが、シンボル サイズはそれ以上拡大されません。 現在、2 つ目のストップが選択されています (青)。 スライダーの上部には、選択されたストップのサイズが 10 pt に設定されています。
- [サイズ] の値を [12 pt] に変更します。
これがシンボルの最大サイズになります。
- 最初のサイズ ストップをクリックして選択します。
現在、このストップのサイズ値は 10 pt です。
- [サイズ] の値を [2 pt] に変更します。
マップ縮尺が 1:500,000 の場合、Lodgings シンボルは 2 ポイントになります。 マップを拡大すると、シンボル サイズは徐々に大きくなり、最大で 12 ポイントになります。
- このウィンドウの下部にある [適用] をクリックします。
現在のマップ縮尺では、シンボルのアウトラインがわからなくなる場合があります。
注意:
ArcGIS Pro では、アンチエイリアスを使用していると、細いラインは透過表示でシミュレートされます。 すべての縮尺でシンボル アウトラインなどの細いラインを表示する必要がある場合は、アプリケーションの表示オプションでアンチエイリアス モードをなしに設定します。
- リボンの [マップ] タブをクリックします。 [ナビゲーション] グループで、[ブックマーク]
をクリックします。 [Egmont ブックマーク] で、[Taranaki Region] をクリックします。
マップが地方を表示する縮尺まで縮小され、シンボルは、マップ上に表示されなくなります。
- マップ ビューの下部のマップ縮尺ボックスで、ドロップダウン矢印をクリックして、[1:500,000] をクリックします。
レイヤーが表示され、フィーチャが最小サイズで表示されます。
- 徐々に拡大すると、シンボル サイズも大きくなります。
- [Egmont National Park] ブックマークに移動します。
- [クイック アクセス ツールバー] で [プロジェクトの保存]
をクリックします。
対話的なフィーチャ追加
Lodgings レイヤーには 12 個のフィーチャがあります。そのうち 9 個は保存局所有の山小屋で、残り 3 個は登山クラブが所有する山小屋です。 また、公園内には、.csv ファイルに含まれていないリゾート ホテルが 2 軒あります。 このセクションでは、そのうちの 1 軒のホテル、Dawson Falls Mountain Lodge を探して、フィーチャを ENP_Lodgings フィーチャクラスに追加します。
- リボンの [マップ] タブの [照会] グループで、[場所検索]
をクリックします。
[場所検索] ウィンドウが表示されます。
- [場所検索] ウィンドウで [オプション]
をクリックすると、ロケーター プロバイダーが表示されます。 リストに ArcGIS World Geocoding Service が含まれており、有効になっていることを確認します。
ロケーター プロバイダーは、説明文や空間座標からマップの位置を検索します。 ArcGIS Pro でのデフォルトのロケーター プロバイダーには、XY provider と ArcGIS World Geocoding Service が含まれています。
- リストを折りたたむには、再度 [オプション]
をクリックします。
Dawson Falls Mountain Lodge を名前で検索します。
- [場所検索] ウィンドウの検索ボックスに「Dawson Falls Mountain」と入力します。 Enter キーは押さないでください。
入力するに従って、候補のリストが表示および更新されます。
- Dawson Falls Mountain Lodge (複数件表示される場合もあります) の最初のエントリの上にポインターを置き、住所が Dawson Falls Mountain Lodge, Manaia Road, Egmont National Park, Taranaki, 4391, NZL であることを確認します。
- ハイライト表示されたエントリをクリックします。
マップが拡大表示され、Manaia Road の終端にマーカーが付けられます。
- ビューの下部にあるマップ縮尺ボックスで、ドロップダウン矢印をクリックし、[1:1,000] をクリックします。
マーカーはロッジの建物から北に約 70 メートル離れた場所にあります。
- [場所検索] ウィンドウでマーカーを右クリックして、[フィーチャクラスに追加]
を選択します。
- [フィーチャクラスに追加] ダイアログ ボックスで、[Lodgings] を展開して、[Lodgings] フィーチャ テンプレートをクリックします。
- [OK] をクリックします。
- [場所検索] ウィンドウの検索ボックスで、[削除]
をクリックして、住所を消去します。
一時的なマーカーが、マップから削除されます。 Lodgings レイヤーに新しいフィーチャが追加され、選択されています。 これは、ユーザーが編集内容を保存するまで、フィーチャクラスには保存されません。
- リボンの [編集] タブをクリックします。 [編集の管理] グループにある [保存]
をクリックします。
[編集の保存] プロンプトが表示されます。
- プロンプトに対して [はい] をクリックします。
注意:
お好みの作業設定になるよう、さまざまな方法で編集環境をカスタマイズできます。
- [クイック アクセス ツールバー] で [プロジェクトの保存]
をクリックします。
フィーチャの移動と属性の編集
フィーチャを現在の位置から移動して、建物上に直接配置します。 次にフィーチャの属性を編集します。
- リボンの [編集] タブの [フィーチャ] グループで、[修正]
をクリックします。
[フィーチャの修正] ウィンドウが表示されます。 ウィンドウの上部の [すべてのツール] タブが選択されています。
- [フィーチャの修正] ウィンドウの [配置] の下の、[移動]
をクリックします。
ウィンドウが更新され、[移動] ツールが選択されます。 マップでは、選択されたフィーチャは黄色でハイライト表示されます。 ビューの下部に編集ツールバーが表示されます。
ヒント:
サイズと位置を変更したりオンとオフを切り替えたりするよう編集ツールバーを構成できます。
- マップ上で、選択されたフィーチャにポインターを合わせます。 マウス ポインターが 4 方向矢印に変わったら、フィーチャを建物にドラッグしてマウス ボタンを放します。
建物上に黄色のハイライトが表示されました。 編集をコミットしない場合、元のフィーチャの位置が表示されたままになります。
- 編集ツールバーで [完了]
をクリックします。
マップ上で、選択されたフィーチャが建物に移動します。 フィーチャの配置が適切でない場合は、[クイック アクセス ツールバー] で [元に戻す]
をクリックします。 [フィーチャの修正] ウィンドウで [移動]
をクリックし、この操作を繰り返します。
- リボンの [編集] タブの [選択] グループで、[属性]
をクリックします。
[属性] ウィンドウが表示され、選択したフィーチャの属性が表示されます。 ウィンドウの下半分の [属性] タブの NAME フィールドは、[場所検索] ウィンドウの検索の情報を使用して、自動的に設定されます。
- [属性] タブで、NAME テキスト ボックス内をクリックして「Dawson Falls Mountain Lodge」と編集します。 Tab キーを押します。
- TYPE ボックスに「Hotel」と入力して Tab キーを押します。
- CAPACITY ボックスに「24」と入力して、Enter キーを押します。 [適用] をクリックします。
LATITUDE と LONGITUDE フィールドには、<Null> 値を残しておきます。
- [編集] タブの [編集の管理] グループで、[保存]
をクリックします。 [編集の保存] プロンプトで、[はい] をクリックします。
新しいフィーチャに対する空間と属性の両方の編集が保存されます。
- [選択] グループで、[選択解除]
をクリックします。
別のフィーチャの追加
公園内の 2 つ目のホテルは、Pembroke Road 沿いの Stratford Mountain House です。 この場所を緯度経度の座標で検索します。
- [場所検索] ウィンドウをアクティブにします。 検索ボックスに「174.12248, -39.306201」と入力して (またはコピーして貼り付けて)、Enter キーを押します。
XY プロバイダーと ArcGIS World Geocoding Service の両方で、結果が見つかります。 ウィンドウでハイライト表示された XY プロバイダーの位置がマップ上で拡大表示され、マーカーが付けられます。
- [場所検索] ウィンドウでハイライト表示された候補を右クリックして、[フィーチャクラスに追加]
を選択します。
- [フィーチャクラスに追加] ダイアログ ボックスで [Lodgings] 見出しを展開し、必要に応じて、[Lodgings] フィーチャ テンプレートをクリックします。 [OK] をクリックします。
- [場所検索] ウィンドウの検索ボックスで、[削除]
をクリックして、一時的なマーカーを消去します。
Stratford Mountain House を表す新しいフィーチャがレイヤーに追加され、選択されています。 この場合は、フィーチャが建物上に配置され、移動の必要はありません。
- [属性] ウィンドウをアクティブにします。 [属性] タブで NAME テキスト ボックス内をクリックし、X 座標と Y 座標を「Stratford Mountain House」に置き換えます。 Tab キーを押します。
- TYPE ボックスに「Hotel」と入力して Tab キーを押します。
- CAPACITY ボックスに「22」と入力して、Enter キーを押します。 [適用] をクリックします。
- リボンの [編集] タブで、[編集の管理] グループの [保存]
をクリックします。 [編集の保存] プロンプトで、[はい] をクリックします。
- [選択] グループで、[選択解除]
をクリックします。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Lodgings] レイヤーを右クリックし、[属性テーブル]
をクリックします。 テーブルの下部へスクロールします。
このテーブルには、作成したばかりの 2 つのフィーチャのレコードを含む、14 件のレコードがあります。
- テーブルを閉じます。
- リボン上の [マップ] タブをクリックし、[Egmont National Park] ブックマークに移動します。
- [クイック アクセス ツールバー] で [プロジェクトの保存]
をクリックします。
3D シーン内のレイヤーの表示
2D レイヤーを 3D シーンで表示できます。 シーンの標高サーフェスでは、2D フィーチャが 3D 地形に正しく配置されます。 Lodgings レイヤーを Egmont マップから Egmont 3D シーンにコピーして 3D 描画プロパティを適用し、シンボルを変更します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Lodgings] レイヤーを右クリックし、[コピー]
をクリックします。
- [カタログ] ウィンドウをアクティブにし、[マップ]
を展開します。 [Egmont 3D] を右クリックして、[ローカル ビューを開く]
をクリックします。
Egmont 3D シーンが開き、アクティブなビューになります。
ヒント:
シーンは、グローバルまたはローカルのビュー モードで開くことができます。 このシーンは、範囲が比較的小さく、投影座標系を使用しているため、ローカル ビューが適切です。 開いているシーンのビュー モードを変更するには、リボンの [表示] タブをクリックします。 [表示] グループで、[グローバル]
または [ローカル]
をクリックします。
- [コンテンツ] ウィンドウで、シーン名 ([Egmont 3D]) を右クリックし、[貼り付け]
をクリックします。
Lodgings レイヤーが [コンテンツ] ウィンドウの [2D レイヤー] カテゴリに表示され、フィーチャがマップに描画されます。
- リボンの [マップ] タブの [ナビゲーション] グループで、[マップ操作] ツール
が選択されていることを確認します。
- マウス ボタンとマウスのホイール ボタンを使用して、シーンのズーム、画面移動、傾斜、回転を行います。 または、シーン内でスクリーン ナビゲーター
を使用します。
これらのフィーチャは、3D サーフェス上の適切な位置に表示されますが、山に貼り付いた紙切れのようにシンボルがサーフェス上に横たわった状態で配置されます。
ヒント:
ナビゲーション中に位置がわからなくなった場合は、Egmont 3D ブックマークのいずれかに移動します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Lodgings] レイヤーを [2D レイヤー] カテゴリから [3D レイヤー] カテゴリまでドラッグします。
レイヤーが 3D 描画プロパティを使用するようになりました。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Lodgings] レイヤーをダブルクリックしてプロパティを開きます。
- [レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [表示] タブをクリックします。 [シーンにシンボルを表示] で、[画面単位] オプションが選択されていることを確認します。 [透視図法の改善] チェックボックスをクリックし、[OK] をクリックします。
シンボルは、サーフェス上に立った状態で配置され、適切なサイズで表示されるようになりました。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Lodgings] レイヤーのシンボルをクリックします。
- 必要に応じて、[シンボル] ウィンドウの [ポイント シンボルの書式設定] の下の [ギャラリー] タブをクリックします。
- シンボルのリストで、[ArcGIS 3D] にある [立位立方体] をクリックします。
シンボルがマップ上で更新されます。
- ウィンドウの上部にある [プロパティ] タブをクリックします。 必要に応じて、その下の [シンボル] タブ
をクリックします。
- [色] のドロップダウン矢印をクリックし、いずれかの色をクリックします。 [サイズ] 設定を [9 pt] に変更して、[適用] をクリックします。
注意:
縮尺ベースのサイズ設定は、シーンでは使用できません。 このシーンでは、9 ポイントのシンボルがほとんどの縮尺で有効ですが、縮尺によっては小さすぎたり大きすぎたりする可能性があります。
- ナビゲーション ツールと Egmont 3D ブックマークを使用して、引き続きシーンの操作を行います。
- [クイック アクセス ツールバー] で [プロジェクトの保存]
をクリックします。
Microsoft Excel ファイルや .csv ファイルなどの表形式のデータセットは、テーブルに住所や空間座標が含まれている限り、ArcGIS Pro で空間データに変換できます。 これにより、空間的な性質のあるものの、空間対応になっていないさまざまなデータ (顧客リストや Web サイトから取得したテーブルなど) を視覚化し、空間的に解析することができます。